植物に大変詳しく鉢植えもたくさん育てていらっしゃいまして、毎週この方から伺うお話を私はとても楽しみにしております。車でお迎えに行きますと普段はすぐに車に乗り込まれますが、時に「ちょっと、ちょっと」と手招きして呼ばれます。そんな時は見せたい鉢があるからです。
今週も手招きされ、車を降りて玄関の方へ行きますと家の中に立派な鉢があり、薄いピンクのシンピジュームがこれまた立派に咲き誇っております。「え~、これ、Mさんが咲かせたんですか。凄いですねえ。買って来た年はいいけど、次の年から中々こんな風には行きません。」と申しますとMさんは鼻ヒクヒクでちょっと自慢そうに「そうだよ。」と仰います。ぶっきら棒に言われるその姿が結構可愛いんです。
庭に所狭しといっぱい並んだ鉢もいろいろ蕾が膨らんできました。淡いピンクが多い中で、一本の木は背が高く黄色い蕾が大分膨らんでいます。西武線の電車に蝋梅の案内があったのを思い出し「これは蝋梅ですか。」と聞きました。
すると「いや、サンシュだよ。」と仰います。「え? “庭の山椒(さんしゅ)の木 鳴る鈴かけて”のあの山椒(さんしゅ)ですか。」と聞きますと「そうだよ。」とやっぱりぶっきら棒に仰います。「こんなに膨らんで、もうすぐ咲きますね。私、見たことないんですよ。楽しみだなあ。」と申しますと「花は黄色から咲いていくんだよ。」と仰いました。「花の種類ではなく、色ですか?」と聞きますと「そうだよ。」と仰いました。
しばらく前には赤い話を聞きました。
「箱根の紅葉は全体的に黄色っぽく、逆に日光は全体的には赤が多いんだよ。」と。
そうそう、彼岸花は赤いものを思っていた私に、黄色や白もあると教えてくださったのもMさんでした。
こんな話が面白くて木曜日が楽しみなんです。
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