ブログ やさしい雨が降る

不自由と不幸はまったくべつ 星野富弘

 パラリンピック、ほんとに感動的でした。
激しいぶつかり合いの車椅子ラグビーから、自分では投げることができない
ボッチャまで魅入ってしまいました。
開会式も閉会式も良かったです。
ヘタな感想を私が書くより、体操の先生から、体操演技中の事故で
首から下が動かなくなってしまった、星野富弘さんの言葉を
ご紹介したいと思います。



”かぎりなく やさしい花々”より

 でもわたしは、車椅子にのるようになって、とってもだいじなことを
知ることができました。
 わたしが元気だったころ、からだの不自由な人を見れば、かわいそうだとか、
気味がわるいとさえ思ったことがずいぶんありました。
 しかし自分が車椅子にのるようになてって、はじめてわかったことののですが、
からだが不自由な自分を、不幸だとも、いやだとも思わないのです。
 けがをして、一、二年は、からだのことでなやんだり、くるしんだりしました。
でも、うけた傷は、いつまでも、ひらっきぱなしではなかったのです。
傷をなおすために、そこには新しい力が自然とあたえられ傷あとはのこりますが、
そこには、まえよりつよいものがもりあがって、おおってくれます。
からだには傷をうけ、たしかに不自由ですが、心はいつまでも不自由ではないのです。
 不自由と不幸はむすびつきやすい性質をもっていますが、まったく、
べつのものだったのです。
 不自由な人を見て、すぐに不幸ときめつけてしまったのは、わたしの心のまずしさでした。


           


聖書にはこのようなことばがあります。

 またイエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた。
弟子たちは彼についてイエスに質問して言った。
「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。
この人ですか。その両親ですか。」
 イエスは答えられた。「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。
神のわざがこの人に現れるためです。
            ヨハネ9-1~3

 

お出でいただきありがとうございます。

コメント一覧

mtmt4321
ameさま おはようございます。
https://blog.goo.ne.jp/4321mtmt
星野富弘さん、ほんとに素敵な絵、詩を書かれますよね。

>私たちより、何かハンディがあるかたの
>ほうが、強くて素晴らしい生き方を
>見せて下さいますよね。
>尊敬いたします🍀

全く同感です。
私はすごくありませんが、ここは素直にありがとうございます。

メガネ、お仲間なら良かったです。
やらかすとしばらくは注意しているんですが、忘れたことにまた、やります
学習しない人間です、はい。
ame
光江さま

こんにちは。(*´∀`)
星野富弘さん、私も存じております
本当に素敵な本を出されていますよね。
私たちより、何かハンディがあるかたの
ほうが、強くて素晴らしい生き方を
見せて下さいますよね。
尊敬いたします🍀それを
取りあげられる光江さまもすごいなあと
思います。
眼鏡でてきてよかったです。
私も時々やらかしますから〜〜(^^;
大丈夫ですよ。💕
mtmt4321
wakoさんへ
https://blog.goo.ne.jp/4321mtmt
追伸です。
多摩湖遊歩道沿いにも彼岸花が咲きます。
チェックしに行ってみます。
mtmt4321
wakoさん おはようございます。
https://blog.goo.ne.jp/4321mtmt
星野富弘さんの言葉、浸みますよね。
絵も詩もそこと通って来た方の言葉は違いますね。

神様は試練を与えるだけでなく、
素敵な星野さんに奥様を準備されていました。
このこともご紹介したいです。
mtmt4321
びこさんへ
https://blog.goo.ne.jp/4321mtmt
ありがとうございます。
母は娘からみても立派でした。
でも、私は立派ではありません。
しょうもない人間です。
まだ、数いようがあるのは自分がしょうもない人間であることを
知っていることでしょうか
wako
光江さん
「不自由と不幸は全く別」✨
心に刻みましたよ。。
今回のパラリンピックは、オリンピックよりはるかに感動しました。
私も歩けなくなるような怪我を何回も経験してますが、星野さんの仰るように「前より強いものが覆っていく」感覚を味わいながら、ここまで来ました。
私を含め、このパラリンピックを見た人たちが、これからの人生で突然の大怪我に襲われても、立ち直れる術が見つけることが出来るなら、大きな意義だと思います。常に紙一重ですからね(((^^;)
肌寒いくらいの1日ですね。明日は植物園に行ってきます~(*^^*)彼岸花が咲き始めたようですよ💕
びこ
光江さんのお母様はご立派でしたね。光江さんも…。

私は三人目の子、次男を生むとき、ものすごく悩みました。3LDKのマンションは四人家族でも手狭になっていたのに、この上、もう一人殖えたら、どういうことになるのかと。しかし案ずるより生むが易しで、まあ何とかなりました。光江さんのお母様は肝っ玉かあさんだったのでしょうね。子供を育てる環境は貧しいくらいがちょうどよいとも聞きます。貧しいくらいが、孝子を生むらしいですから、光江さんのような良妻賢母の孝子が生まれたのでしょう。私は、光江さんのような兄弟姉妹の多い人が羨ましいです。わたしは兄と二人兄妹でしたから、兄が亡くなってからは同胞がいなくなってしまいましたから寂しいです。
mtmt4321
mcnjさん おはようございます。
https://blog.goo.ne.jp/4321mtmt
そうでしたか。
mcnjさんの行動的な生き方からは想像できません。
本人が感じてないということは
きっと、回りもそれを感じることがなかったのでしょうね。

パラリンピックも見て、星野富弘さんを思いだし、改めて本を読んで感動再びです。

ほんとに力をもらった大会でした。
mtmt4321
山小屋さん おはようございます。
https://blog.goo.ne.jp/4321mtmt
ほんとに素晴らしかったですね。
感動でした。
それと見ていて、単純に面白かった。
そう感じさせる、障害とか関係なく見れた。
選手たちの前向きな姿勢がそうさせたのだと思います。それに、単純に強かった。
今までに見たオリンピックで一番良かったかも、です。
mtmt4321
びこさん おはようございます。
https://blog.goo.ne.jp/4321mtmt
不幸に直結。
今までのブログ記事を読ませていただいて、
びこさんはそうおっしゃるのではと思っておりました。
人の心は他人がどうこうというものではないので、特に申しません。

私が子どもの頃一番嫌だったのは「貧乏」でした。
貧乏の子だくさんを絵に描いたうちでしてね、
ずいぶん手伝いもさせられました。
ある時、親戚のおじさんが「この家はいつも賑やかでいいねえ。もっときょうだいが欲しいでしょう。」と私に向かって言いました。
小学校の高学年でした。
「とんでもない、今でも多いのに。」と口を尖らせた私に、おじさんは言いました。
「そうか、多いか。
で、多いのはどの子?」と言いました。
多い子はいませんでした。
「今が丁度。後はいらない。」と言い直しました。
その時、母のお腹には末の妹が宿っていたようで、母は生むことを随分悩んだようです。
私に殺されかけた末の妹が去年、還暦を向かえました。
私はやっぱり、この環境に生まれたことを感謝です。
mcnj
不自由と不幸は別
https://blog.goo.ne.jp/mcnj0561/
お早うございます。

良い言葉ですね。
全くそのように思います。

当方は、左足を引きずりながら、小学、中学、高校、大学と通学してきました。
社会人になっても、自分が身体障害者と、意識したことはありませんでした。
先生のおっしゃられるとおりですね。
山小屋
https://blog.goo.ne.jp/terusan115
>不自由と不幸はまったくべつ・・・
パラリンピックの選手たちから生きる
喜びと感動をいただきました。
びこ
私は年々難聴が進むことを未だに受け入れられないでいます。ですから、私の場合は、不便が不幸に直結するのですが、そんな私にパラリンピックの人達の活躍は本当に眩しかったです。
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