遂に私の手元にやって来ました!
念願のM101Nシリーズの第4作…‘ブライトレッド’です。
今回は、‘フルハルター’の森山さんに、M二ヴをお願いしました。
4月の初めには、森山さんから「…ご用意ができました…」と、ご連絡いただいてたのですが、仕事の都合でバタバタと…だいぶ間が空いてしまいましたが、やっと受け取りに行くことができました。
ペリカン提供の画像で見てたモノより、少しくすんだ赤…黄色寄りのオレンジとのマーブル模様が、思いの外ヴォンテージ感を出してます。
正直、初めて画像を見た時は、第3作の‘トータスシェルレッド’に続いての2連続の「赤か…」と少々がっかりしてたのですが…実物を見ると、ぜんぜん良い感じ…何か懐かしさを感じる、愛着の持てる色です。
M101Nシリーズの特徴…おデコ広めの丸みを帯びたキャプが、なんとなく可愛らしいです。
これもM101Nシリーズの特徴…天冠のペリカンマークもヴォンテージ感を醸し出してて、良い感じです。
ペン先は、B二ヴからM二ヴに研ぎ出してもらいました。
スーベレンシリーズと比べると、かなりシンプルなペン先…でもかえってそれが、ヴォンテージっぽくて、これまた良い感じです。
そして、これもまたM101Nシリーズの特徴…スーベレンM400シリーズと同じ14Kとは思えない柔らかいペン先は、第4作目でも変わらずでした。
フルハルターの森山さん曰く、
「ペン先の研ぎ出しは、料理といっしょ…
美味しいと思って出しても、不味いという人もいる様に書きやすいと思うか、思わないかは、その人の感覚、好みの問題…多分に主観が入るものなので、私が研ぎ出したペン先の書き味が、良いか悪いかは、その人しか分からない…」
なるほど…確かにそのとおりですねぇ!
今まで、ペンクリなどで、いろんなペンドクターの方にペン先調整をお願いしてきましたが、
相性と言うか…「この人にお願いすると間違い無い!」みたいな方も何人かいますが、その逆の場合も…これが必ずしも、ネットなどの評判と一致しないこともあったりして…
ペン先調整が、上手い下手では無くて、合う合わないの相性の問題なんですね!
とても幸運なことに…自分には、この人(お店)にお願いすれば、‘心地よい書き味’と感じることが出来るペン先を提供してもらえる人(お店)が何人かいて…
その中でも、フルハルターの森山さんは、自分の好きな書き味以上の極上の書き味を提供してもらえる…抜群の相性の出逢いに恵まれたんだと…なんだか感謝、感謝の気持ちになりました。
そして…そうは言って緊張の試し書き…
やっぱり期待を裏切らない…イヤ!期待以上の滑らか書き心地です。
紙の上をスゥー…っっっっと、抵抗無く…思った言葉がスルスルと文字になるような…
筆欲が満たされていく快感に打ち震える書き味です。
インクは、Pelikanエーデルシュタインの2016年限定色‘Aquamarine’を入れてみました。
ブルーグリーンの色が、くすんだ赤の軸色の反対色(補色?)となってて、スゴく合ってると思うのですが…良いチョイスをしたと自己満足してます。
可愛らしい形に愛着の持てる軸色…そして極上の書き味の万年筆…
大満足の買い物でした。
大事に使わせていただきます。
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