3月の日本橋界隈は、万年筆好きにとっては、ワクワクドキドキのワンダーランドですねぇ。
自分にとっては、この時期に開催される、日本橋丸善の‘世界の万年筆展’、日本橋三越の‘世界の万年筆祭り’は、その名のとおり、年に1度の万年筆のお祭り!初春の風物詩となっています。
今年は、仕事の都合で、丸善にも三越にも1度づつしか?行けなかったのですが、久々にお会いできる人もいたりと楽しく過ごすことができました。
今回は、そんな中での戦利品?
丸善150周年記念の‘檸檬’を購入しました。
最初、趣味文で紹介されてたのを見た時は、それ程気にもとめずスルーしたのですが、、、
現物を見てみると…おっ!いぃ〜色‼︎
しかもベースは、パイロットか‼︎!
一気に関心度UP…興味津々…思わず店員さんに声を掛けてしまいました。
店員さん曰く、
ベースは、パイロット ‘カスタム742’ だそうですが、形状的には、‘カスタムヘリテイジ912’に似てる感じがします。
ペン先は、カスタム742、ヘリテイジ912 と同じ14Kの10号ニブが付いていますが、
そのペン先には、「LEMON 150 MARUZEN」の刻印が…
クリップ部分はカスタム742の形状にコンパスの刻印…
キャップリングには、「MARUZEN JAPAN LEMON ANNIVERSARY 150TH」の刻印…
ん〜…特別感が漂ってます…素直に欲しい。
カスタム742の万年筆は、欲しいと思いながら、あの?イマイチな軸色の為、ずっと購入を後回しにしていたのもあって…だんだんと買っちゃおうかなって気がムクムクと…。
パイロットには無い…丸善だから出来た?…このイエローの色使い + パイロットの安心安定の10号ペン先 → 購入すべし!との本能の囁きに抗えず、購入を決意。
字幅細めの国産万年筆なので、ここは太字がよいかなと思って、Bニブを希望したのですが、、、発売開始からだいぶ間が空いちゃったからか、既にBニブは完売…残念。
代わりにMニブを購入…しちゃいました。
購入してビックリしたのは、このパッケージ!
見た目、辞典です。
パッケージを開くと万年筆の他に‘梶井基次郎’著書の「檸檬」が…
この小説 檸檬 の中に丸善が登場することが、今回の記念万年筆「檸檬」の由来だそうで…小説から抜粋された文章や、丸善の年表などの記載も合わせてあります。
150周年のメモリアル感満載ですねぇ…。
梶井基次郎の著書は、…恥ずかしながら…まだ読んだことが無いので、これを機に読んでみようかと思います。
インクは、同じくパイロットの‘色彩雫 松露’を入れてみました。
フローの良いインクですが、やはり純正だからか? ちょうど良い、自分好みのフロー多めの滑らかな書き心地…思いの外良い組み合わせになりました。
まっっったくの予定外の買い物となってしまいましたが…なかなか良い買い物をしました。