ペリカンM800の特別生産品‘ストーン ガーデン’を購入しました。
ペリカンが発売前に提供する画像と比べると、いつもなら実際の現物が少し見劣りする傾向にあるのですが…今回は、むしろ画像より現物の方が断然イイ感じ…良い意味で裏切られました。
正直、この組み合わせはどーかな? と思ってたブルーとブラウンのマーブル模様が、思ってた以上に上品な感じ…。
ペン軸のマーブル模様をじぃ〜っっっとよく見ると、マーブル模様が斜めに走る層になっているのを発見。
そこで、思い出したのが、ペリカン スーベレーンの特徴のストライプ模様。
色付きの樹脂(フレキシグラス)と透明のセルロース アセテートを交互に重ねてブロック状に…このブロックを縦にスライスした板を使ってストライプ模様を作るのだそうですが…
もしかしたら、スーベレーンのストライプ模様と同じ様にブルーとブラウンのマーブル模様のセルロース アセテートを重ねたブロックを縦にスライスした板を…更に斜めにして、同軸の模様にしているのではないか…なんて想像。。。
素人の発想なのでホントはどーだか…ですが、もしホントだったら、かなりの手間暇掛けたマーブル模様…かもしれません。
いずれにせよ、現物を手にして初めて気付いたコトなのですが…ブルーとブラウンのマーブル模様を、斜めに走る層の様にすることで、ペリカンの言う大理石模様に見える様になっている…んだろうねぇ〜…っと感心しちゃいました。
インクは、キャップとペン尻のダークブルーに合わせて、‘ペリカン 4001 ロイヤルブルー’を入れてみました。
‘エーデルシュタイン タンザナイト’と、どちらにしようか悩みましたが…
ロイヤルブルーの紫よりのブルーほうが、‘ストーンガーデン’のキャップ、ペン尻のダークブルーに近いかな⁉︎と思って…。
結果は、大正解!
‘ストーンガーデン’の上品な感じにも合ってるかと思います。
予約をお願いしたのは、神戸元町の‘ペン&メーセージ’。
今回は、いつもと違って、ペン先をBニブから三角研ぎに研ぎ出してもらいました。
以前、こちらの店でペン先を三角研ぎにした万年筆を、試し書きさせてもらった時の驚きの書き心地の良さが忘れられなくて…。
三角研ぎは、ペンを寝かせて書くと太字に…ペンを立てて書くと細字にと角度によって時幅が変わるのが特徴ですが、
自分が驚いたのは、ペン先のスイートスポットの広さ!
気持ち良く書ける角度が広いので、執筆してて手首を捻る癖のある自分には、まさにピッタリの万年筆!…長時間書いてても疲れ知らずの1本になるのでは⁉︎…と期待に胸を膨らませて、購入を待ち望んでました。
そして、自分の手元にやって来た、吉宗店長に研ぎ出してもらった三角研ぎのストーンガーデンは…期待以上の出来栄えでした。
ペンを寝かせ気味にした太字も、立て気味にした細字も、ペン先が紙の上を滑る様な、滑らかな書き心地…しかも、多少、手首を捻ってペン先がねじれてしまっても、滑らな書き心地が変わらない!
…これは凄いです‼︎
感涙に打ち震える1本…チト言い過ぎたか…。
でも、これからは購入する万年筆を全て三角研ぎでお願いしちゃおうかと思ってしまうほど、大満足の1本となりました。