Bacchusの欲望日記

グータラだけど物欲、食欲、睡眠欲…欲望だらけの私、Bacchusの日記です。

PARKER Duofold Centennial Big Red GT / パーカー デュオフォールド センテニアル ビッグレッド GT

2019年02月20日 17時30分00秒 | 万年筆
2019年の万年筆初購入は、ペリカン…ではなく、パーカーでした。 1ヶ月程前の話ですが、 会社の取引先の新年会に向かう途中…まだ開始まで少し時間があったので…東京駅近くの文房具店で道草をすることに。。。 店内に入ってすぐ正面にあるショーケースに「SALE品」の文字が! 「おっ!これは掘り出し物の予感が…」 飛びつくようにショーケースの前に顔を近づけてみると、、、 パーカー デュオフォールド センテニアルGTが! しかもビッグレッドが‼︎ しかもしかも50%OFFで‼︎! 出ているのを発見。 思わず店員さんに声を掛け、ペン先の字幅を確認。 店員さん「おっ!食いついてきた‼︎」って感じの笑顔で、ショーケースからペンを取り出して、Mニブを確認してくれました。 この‘デュオフォールド センテニアルGT ビッグレッド’… ビッグレッドとネーミングされてますが、どちらかというとオレンジ寄りの赤の軸色。 現行モデルの1つ前のモデルで、既に廃盤となっているモノですが、落ち着いた感じのオレンジレッドにゴールドのクリップにリング、ペン先の組合せがクラシカルな感じで、こちらの旧タイプの方が、断然自分好み… 前々から気にはなってたのですが、元々の価格が高いこともあって、モデルチェンジになって価格が下がっても手が出ないまま、結局買えず終いになっていた万年筆です。 店員さんにお願いして、付けペンでの試し書きも問題無し… 次の時間が迫ってきたのもありますが、 「これにします!」 っと、店員さんも驚くほどワリとあっさり購入しちゃいました。 購入したビッグレッドが気になって、取引先の新年会は気もそぞろのまま終了。 2次会のお誘いをやんわりと、でも断固として断り、早々と帰宅。 早速、インクを入れて楽しんでみるかと…デュオフォールド ビッグレッドを手に取って、ペン先を見てみると、 「あれっ⁉︎なんかペン先が汚れてる⁇」 ペン先に茶色の染みの様な汚れが点々と… 拭いてみても汚れが取れない… 水道水でペン先を洗ってみたのですが、取れない… いちおう購入前に現物チェックしたんだけどなぁ…ペン先の汚れは… 文房具店の店内は照明を落とした薄暗い感じだったので、気づかなかった。。。 セール品だったしなぁ…たぶん返品は出来ないよなぁ… ウキウキ気分が一気にブルーに… 悶々としたまま、ご就寝…翌日、夢であったらと改めて確認しましたが、やはり(当然ですが)茶色の汚れは消えてる筈もなく、 むしろ明るい日の光の中、益々茶色染みが点々と…昨日の夜より良く見える分だけ、染みが増えたような気までしちゃうぐらい。 そー言えば! パーカーって、購入直後なら、ペン先を交換(サイズ交換も可)出来るって、なんかで読んだことがあるのを思い出して、パーカーのホームページを検索… 「万年筆のペン先交換について… ご購入のパーカー万年筆のペン先がお客様のお好みに合わない場合は、 ペン先が新品と同様の場合に限り、無償でペン先交換を行なっております。 ただし、それ以外の場合は、有償交換となりますのでご了承ください…。」 と確かに記載されている。。。 …でも、「お好みに合わない」と「ペン先が汚れてる」は、理由が違うしなぁ… しかも、何年も前に廃盤になった旧タイプだし、 しかもしかも、セールで半額で購入したものだし、 …とネガティブモード全開。 思い悩んだ末、意を決して、ダメ元で、パーカーのサービスセンターにメールで問い合わせてみました。 パーカーの返信は、 「交換は可能でございます…。」 おぉ〜! しかも着払いで送付してくれとの返信。 暗闇に一筋の光が射すようなメールの返信でした。 万年筆を送付してから、ペン先交換してもらい、手元に戻って来るまで、わずが4日! 対応の早さも素晴らしい。 自分、一気にパーカーファンになってしまいました。 そんなこんなの紆余曲折を経て、自分の手元にやって来た‘パーカー デュオフォールド ビッグレッド GT’ですが、 肝心の書き心地は? ペリカンと比べるとけっこう硬め…インクフローも抑え気味…ですが、意外と滑らかな書き心地。 ペリカンの書き味に慣れている自分にとっては、新鮮な感じ… 書き易いか?書き難いか?と訊かれれば…書き易い!万年筆です。 もう少しインクフローが良ければ、これはこれで…良いかも…いや!イイッ書き心地です。 このセンティニアル、改めて手に取ってみると、かなり大きな万年筆なので、思いの外のデカさにちとビビります。 さすが元々はアメリカの万年筆…デルタのドルチェビータやペリカンM800などとは違った存在感があります。 試しにペリカンM800と並べてみました… キャップを閉じた状態では、M800の方が少しだけ大きい(長い)のですが、 キャップをペン尻に差してみると、断然デュオフォールドの方が大きく(長く)なります。 自分は、キャップをペン尻に差して使う方なので、この長さは少し…取り回しなど、慣れが必要かな…と感じます。 デュオフォールドには、このビッグサイズのセンティニアルの他に、ひとまわり小さいサイズのインターナショナルという万年筆があります。 センティニアルとインターナショナル…同じMニブで書き比べるとどんな感じか? …ちと興味…いや、凄く興味… 新たな欲望がフツフツと湧いて来ました。 ヤバいです。。。困りました。。。