Bacchusの欲望日記

グータラだけど物欲、食欲、睡眠欲…欲望だらけの私、Bacchusの日記です。

ル・ボナー 3本挿し絞りペンケース

2017年05月24日 20時20分00秒 | ペンケース


毎日の通勤電車、、、それまで、ほぼほぼ営業車での通勤だった営業職から、社内業務がメインの部署に転勤になって、3年が経ちましたが…この毎朝の押し合いへし合いの満員電車には、未だに…いや、今後もけっして慣れたりなんかしないと確信します。
礼儀正しく、譲り合いの精神の美しい日本人なんて、どこかに飛んで行ってしまったような…
お構い無しにガンガン押してくるお兄さん、お姉さん、おじさん、おばさんに、大事な大事な万年筆が入っている鞄を潰されないよう、孤軍奮闘する毎日…
それでも最初の頃は、そんな人達にも心広く寛容な心で対応してた自分も、ここ最近は、すっかり歴戦の戦士の如く、軽く舌打ちしながら、逆に押し返したりと、反撃を食らわせたりしちゃってます。
そんな自分…少しづつ…段々と…でも確実に性格が悪くなって来てるような気がして、時には反省してしまう今日この頃です。

1本1本…それぞれに色々な思い入れがあって、愛着のある万年筆達を、なんとかこの脅威から救う手立ては無いものか…
やっぱり、ちょっとやそっと外から圧が加わっても潰れない…いや、変形さえしない様な丈夫なペンケースを手に入れるしか無いな!
…全くもって当たり前ですが、そんな結論に辿り着き、色々とネットを検索…

希望は、PelikanのM800が入る様な大きめで、丈夫な3本挿し…
でも、象が踏んでも壊れない!みたいな筆箱の様なのは、面白みに欠けてて、つまらない。どーせなら革製で、長く使えば使う程、味が出てくる様な…エイジングが楽しめるモノがいぃ〜なぁ〜…なんて、考えてたんですが…
そんな時、目に飛び込んで来たのが、‘ル・ボナー’の‘絞りペンケース’発売の情報でした。



2枚のブッテーロ革を貼り合わせて、熱を加えながら絞ることで、丈夫で硬いシェル構造のペンケースを作るのだそうで…これって、かなり難しい技術が必要らしいです。
何年か前までは、東京の職人さんが作ってたのを ル・ボナー が、発売してたそうですが、この職人さんが高齢で引退されたため、ここ数年は、一時的に消滅状態になってたのですが…
今回、ル・ボナーの松本さんが、色々と試行錯誤を繰り返し、量産できる様になった逸品です。



…んん〜…こんな話聞いちゃったら、もう購入するしかないでしょ!
予算オーバーですが…なんと言っても丈夫っていう安心感とブッテーロ革で長年使い続ける楽しさを考えれば…数日後には、Pen&Messageに予約を入れてました。



そして、手元に届いた ル・ボナー の3本挿し絞りペンケース。
色々と悩んだのですが、結局グリーンを選択。
以前購入した、ル・ボナーのデブペンケースと同じ色…遊び心が無いと少し反省してますが…やっぱりグリーンが好きなんですねぇ…ブッテーロ革のグリーン、思わず頬ずりしたくなる程、良い色です。



収納した万年筆は、この時期、春夏シーズン用にと使ってる、‘Pelikan M800 グランプラス’と、同じく‘Pelikan M805 ヴァイブラントブルー’、もう1本は、‘DELTA ドルチェビータ オーロ’の3本。



3本の収納部分は、真ん中の方が少し大きめの様で、ここなら太めの万年筆も大丈夫そう…
DELTAのドルチェビータは、軸がかなり太めなので、入るかどうか心配してたのですが…真ん中の方なら、ちょっと窮屈そうですが…なんとかギリギリ入りました。
左右の両サイドには、M800とM805の 2本を…
ブッテーロ革のグリーンをバックにブルー、オレンジ、ブラウンのマーブル模様が、綺麗に映えます。



そして、この全体の姿形…なんか風格さえ感じます。
3つのシェル構造も、ちょっと指で押したぐらいでは、ビクともしない強度。
先端部分の丸いトコ…ココを作るのが、スゴく難しいそうですが…なんとなく可愛いです。
更に、上から被せるカバーも厚手のブッテーロ革で、これ程丈夫に作られてるなら、満員電車でも安心して鞄に入れて置けそうです。



これからは、常時鞄に忍ばせて…手放せない一品になりそうです。
今後、どんなふうにエイジングするか…楽しみながら、大切に使いたいと思います。

LAMY ink Petrol / ラミー ボトルインク ペトロール

2017年05月18日 18時15分01秒 | インク


青山表参道にあるラミーの直営店で購入した‘サファリ’の2017年限定色‘ペトロール’。
ノベルティで、同軸と同じ色のインクカートリッジをいただきました。
早速その場で、サファリ ペトロールに入れて試し書き…



B二ヴのペン先は、申し分無い書き味で、大満足なのですが、
そのペン先で書いたインクの色がまた…スゴく良い色じゃないですか!
当然ですが、ペン軸と同じペトロール色…
緑色寄りの濃いブルー…少しグレーの色も入ってる様な…
落ち着いた色なので、プライベートだけではなく、オフィシャルでも使えそうな感じです。

これは人気が出そうな予感がします。
もしかしたら万年筆よりインクの方が人気が出てしまうかも…。

サファリのペトロールだけではなく、他の万年筆にも使ってみようか…
物凄く好みの色との出会いに 頭の中は、あのペンに使おうか…いやあのペンも良いかもと、妄想が膨らみまくりに…既に買う気満々です。




これは早めにボトルインクもキープしておこうと思い立ち、店員さんにボトルインクの注文を…
ところが、それまで笑顔だった店員さんが急に申し訳なさそうな顔に…
なんと! 青山店では、既にSold Out ‼︎
先行発売なのに売切れ⁉︎…あまりのことに我が耳を疑ってしまいました。
まぁ、先行発売と言っても、発売後1週間ほど経ってるし…こんなコトもあるんですねぇ…。

店員さん申し訳なさそうに
「銀座の伊東屋さんは、大量に在庫を取ってもらってますので…まだ大丈夫だと思いますので、よろしかったらそちらの方に…」
…と、諦めかけてた心に一筋の光が…

普段、仕事でも家庭でもグータラを極めるオヤジですが、この時ばかりは嘘のように迅速な行動で銀座に移動…
汗をかきかき辿り着いた伊東屋で目にした光景は、山と積まれたペトロールのインクボトルでした。

インクの使用期限は2年程度なので、その間に使い切ることを考えて…他にもいくつもインク抱えてるし…いつもならボトル1つ購入すれば、充分なのですが…
好みの色でしかも限定色…しかもしかも人気が出そう…しかもしかもしかも先行発売で売切れ…
結局、3つも購入してしまいました。



よく大量にインクを買ってる人を見て、そんなに使うのかぁ?…って、呆れ顔で見ちゃったりしちゃいますが…
同じ事をしてしまいました…反省してます。
このインクは、いくつかの万年筆に入れて、無駄にしないよう、ちゃんと使い切ろうと思います。

…さて、どの万年筆に入れてみようか…
組み合わせを考えるトコから、楽しみが始まってますね!

LAMY Safari Petrol / ラミー サファリ ペトロール

2017年05月15日 19時20分00秒 | 万年筆


あっ!っっっと言う間にゴールデンウィークが終了。
気が付けば、5月も中旬に…天気の良い日は、25℃超えのトコもちらほら出始めてますね。
一気に春から初夏になった様な…
デブ体型の…皆さんよりちょっとジューシーな自分は、早くも汗をかきかきの出勤、もう暑いぐらいです。

そんなゴールデンウィーク明けの頃になると、万年筆関係で俄然話題となるのが、ラミー サファリの限定色。
もうこの時期の恒例行事となってますね。



2016年度の限定色は、濃い紫色にブラックのペン先、クリップの‘ダークライラック’…ここ数年の鮮やかな蛍光系の色から、うって変わっての落ち着いた感じの軸色が、とても好評でした。



そして、今年2017年度の限定色は‘ペトロール’…ペトロール?…聞きなれない色名で、どんな色なのか想像も出来ませんでしたが、ネットで調べてみると、
「Petrol-Blue 少し緑がかった、または、灰色がかった青…」…だそうで…。
LAMYのホームページにUPされた画像を見た感じは、ブルーグリーンにグレーを混ぜた様な…確かにネットに書かれてた様な色です。
正直、地味ぃ〜…な色の様な気もしますが、、、
自分…けっこうこんな感じの色、好きです。

気になる発売予定は、5月末だそうで、かなり待ち遠しい…。
そんな中、銀座伊東屋と新宿伊勢丹、青山の直営店の3カ所で、先行発売開始との情報が…
5月末まであと3週間…待てない…自分の物欲を抑え込むことは、出来ませんでした。。。



訪問したのは、青山の直営店…先行発売のブツを手に入れるだけなら、銀座か新宿に向かうところですが…ここは、あえて場違いの青山表参道へ…
もう1つの狙いは、B二ヴのペン先…
3月に発売になったアルスターの限定色‘パシフィック’を青山直営店で購入した時と同様にペン先をB二ヴに交換してもらうのが目的です。
やはり他では入手困難なB二ヴを正規に購入出来るのは、かなり魅力的です。



ラミーの青山直営店は、そのB二ヴのパシフィックの購入以来の2ヶ月ぶりの訪問ですが、相変わらずのオサレなお店…場違いなオッちゃんは、入るのに少し勇気が要ります。
チト緊張しながら、これまたオサレな店員さんに勇気を出してB二ヴへの変更のお願い…店員さんの思いの外親切な対応にかなり恐縮しつつ…無事B二ヴに変更してもらいました。



そんなこんなで、なんとか購入出来た ‘LAMY Safari Petrol B二ヴ’…
肝心の書き味は…これが大当たり!
インクフローの良いB二ヴで、カスレは皆無…B二ヴってのを差し引いても、引っ掛かりのない滑らかな書き味…
同じB二ヴのパシフィックと比べても格段の書き心地の良さです。
笑顔で対応してくれた、ラミー青山店の店員さんに感謝感謝です。



ペトロールの軸色は、画像で見てたのより緑色寄りのブルーって感じ…つや消し仕上げの軸にブラックのペン先とクリップ…ハッキリ言って地味!
…でも、このブルーグリーンとブラックの組み合わせ…かなりカッコイイと思いませんか?
自分、けっこう気に入ってしまいました。

今年の限定色‘ペトロール’は、ここ数年の限定色なかでは、1番のお気に入りになりそうです。
せっかくなので、もう1本、細字(EF)を購入して、トラベラーズノートとセットでガシガシ外で使うのも良いかな…なんて考えてます。
また1つ新たな欲望が湧いて来ちゃいました。

我が家のPelikan M101Nたち

2017年05月06日 14時00分00秒 | 万年筆


今回、フルハルターの森山さんにお願いしました ‘Pelikan M101N ブライトレッド’…
ホントはB二ヴでお願いしようかと思ってたのですが、手元にあるM101Nシリーズの3本が…
・トータスシェルブラウン が、F二ヴ
・リザード が、F二ヴ
・トータスシェルレッド が、B二ヴ
…F二ヴが2本、B二ヴが1本でしたので、未だ使って無い字幅で残ったのがEF二ヴかM二ヴ…それなら、M二ヴってコトに…



ここ最近は、心地良い書き味を求めて、細字より太めの字幅の方に気持ちが向いているので…せっかく万年筆を購入するのに、EF二ヴを選ぶなんてもったいない…って気持ちになってしまいます。
次の第5作目が出た時も、EF二ヴでは無くて、やっぱりM二ヴかB二ヴを選んじゃうと思います…いくらなんでも早すぎですね。

M101Nシリーズには、トータスシェルブラウンにだけ、幻のBB二ヴがあるのですが…
3月に日本橋丸善で開催された「世界の万年筆展」で、ペリカンの展示員さんに
「トータスシェルブラウンのBB二ヴ…どこかまだ置いてあるトコ有りませんか?」と聞いたところ
「フルハルターさんは、かなりの本数を取っていただいたので…もしかしたら、まだ有るかも…」と教えてもらいました。
今回、フルハルターに訪問した時に森山さんに期待を込めてお聞きしましたが…残念ながら、もう全て売切れてしまったそう…。
M101N BB二ヴは、やっぱり幻で終わってしまいそうです。

…でも、これで、F二ヴが2本、M二ヴが1本、B二ヴが1本と、抜けてたM二ヴの穴が埋まったようで、なんだかスッキリ気持ち良い感じです。



4本の購入先ですが、
‘トータスシェルブラウン’は、USEDですが、神戸元町にある‘Pen&Message’で購入。
店長の吉宗さんにフロー多めのヌラスベに仕上げてもらってます。
インクは、軸色に合わせて、Pen&Messageの‘Quadrifoglio’(濃いめのグリーン)を入れてます。



‘リザード’は、日本橋三越の「世界の万年筆祭り」で購入。
ペリカンジャパンの山本さんに調整していただいたペン先で、こちらもフロー多め、紙の上をシュッシュッっと滑るような程よい執筆感を味わえるヌラスベの万年筆です。
インクは、Pen&Messageの‘冬枯れ’を入れてます…濃いグレー色がリザード柄のペン軸とピッタリマッチしてると思います。



‘トータスシェルレッド’も日本橋三越で、ペリカンジャパンの山本さんに調整していただいたB二ヴ…。
最初、太字の字幅に苦戦しましたが、今では、大のお気に入りの1本になってます。

そして、前回のブログで紹介しました‘ブライトレッド’は、フルハルターの森山さんの調整…。

・Pen&Message の吉宗さん。
・ペリカンジャパン の山本さん
・フルハルター の森山さん
…の御三方の調整したペン先の万年筆をいっしょに楽しめるなんて…自分は、幸せ者です。



見た目の可愛らしさも…4本が、4本ともそれぞれ特徴があって良いですねぇ…
せっかくなので、4本お揃いで写メを撮ってみました!
んん…良いです。
思わず頬が緩みっぱなしになってしまいます。
書いて楽し…見て楽し…
暫くは、これだけで、充分楽しく過ごせそうです。