Bacchusの欲望日記

グータラだけど物欲、食欲、睡眠欲…欲望だらけの私、Bacchusの日記です。

Pelikan M101N Bright Red / ペリカン M101N ブライトレッド その2

2017年04月29日 03時30分00秒 | 万年筆


遂に私の手元にやって来ました!
念願のM101Nシリーズの第4作…‘ブライトレッド’です。



今回は、‘フルハルター’の森山さんに、M二ヴをお願いしました。
4月の初めには、森山さんから「…ご用意ができました…」と、ご連絡いただいてたのですが、仕事の都合でバタバタと…だいぶ間が空いてしまいましたが、やっと受け取りに行くことができました。



ペリカン提供の画像で見てたモノより、少しくすんだ赤…黄色寄りのオレンジとのマーブル模様が、思いの外ヴォンテージ感を出してます。
正直、初めて画像を見た時は、第3作の‘トータスシェルレッド’に続いての2連続の「赤か…」と少々がっかりしてたのですが…実物を見ると、ぜんぜん良い感じ…何か懐かしさを感じる、愛着の持てる色です。



M101Nシリーズの特徴…おデコ広めの丸みを帯びたキャプが、なんとなく可愛らしいです。



これもM101Nシリーズの特徴…天冠のペリカンマークもヴォンテージ感を醸し出してて、良い感じです。



ペン先は、B二ヴからM二ヴに研ぎ出してもらいました。
スーベレンシリーズと比べると、かなりシンプルなペン先…でもかえってそれが、ヴォンテージっぽくて、これまた良い感じです。
そして、これもまたM101Nシリーズの特徴…スーベレンM400シリーズと同じ14Kとは思えない柔らかいペン先は、第4作目でも変わらずでした。



フルハルターの森山さん曰く、
「ペン先の研ぎ出しは、料理といっしょ…
美味しいと思って出しても、不味いという人もいる様に書きやすいと思うか、思わないかは、その人の感覚、好みの問題…多分に主観が入るものなので、私が研ぎ出したペン先の書き味が、良いか悪いかは、その人しか分からない…」
なるほど…確かにそのとおりですねぇ!
今まで、ペンクリなどで、いろんなペンドクターの方にペン先調整をお願いしてきましたが、
相性と言うか…「この人にお願いすると間違い無い!」みたいな方も何人かいますが、その逆の場合も…これが必ずしも、ネットなどの評判と一致しないこともあったりして…
ペン先調整が、上手い下手では無くて、合う合わないの相性の問題なんですね!

とても幸運なことに…自分には、この人(お店)にお願いすれば、‘心地よい書き味’と感じることが出来るペン先を提供してもらえる人(お店)が何人かいて…
その中でも、フルハルターの森山さんは、自分の好きな書き味以上の極上の書き味を提供してもらえる…抜群の相性の出逢いに恵まれたんだと…なんだか感謝、感謝の気持ちになりました。



そして…そうは言って緊張の試し書き…
やっぱり期待を裏切らない…イヤ!期待以上の滑らか書き心地です。
紙の上をスゥー…っっっっと、抵抗無く…思った言葉がスルスルと文字になるような…
筆欲が満たされていく快感に打ち震える書き味です。

インクは、Pelikanエーデルシュタインの2016年限定色‘Aquamarine’を入れてみました。
ブルーグリーンの色が、くすんだ赤の軸色の反対色(補色?)となってて、スゴく合ってると思うのですが…良いチョイスをしたと自己満足してます。



可愛らしい形に愛着の持てる軸色…そして極上の書き味の万年筆…
大満足の買い物でした。
大事に使わせていただきます。

Pelikan M800 Renaissance Brown / ペリカンM800 ルネッサンスブラウン

2017年04月19日 17時50分00秒 | 万年筆


春の訪れとともに、ペリカンの動きが活発になってきました!…もちろん万年筆の話です。

今月、M101Nシリーズの第4作‘ブライトレッド’が、発売になったばかりのペリカンですが、間髪入れず続けての2017年 第2弾の限定品発売情報が入ってきました。

商品名は、‘スーベレンM800ルネッサンスブラウン’
自分としては、最も気合いの入るM800シリーズの限定品の発売です。



画像を見る限り、濃いめのブラウンとシルバーのマーブル模様に見えます。
ブラウンの色は、昨年発売された‘M800グランプラス’(画像下のブラウンの万年筆)のブラウンの色に近い色合いかと…
でも、マーブル模様の感じは、これも昨年発売された‘M800ヴァイブラントブルー’(画像上のブルーの万年筆)に近い感じ…
そう!ヴァイブラントブルーのブラウン版って感じです。

んー…カッコイイ…無条件で欲しい!
購入決定です。

字幅(二ヴサイズ )は、何にするか?
手持ちのM800は、‘トータスシェルブラウン 茶縞’のF二ヴ、‘バーントオレンジ’のM二ヴ、‘グランプラス’のF二ヴ、そして、‘ヴァイブラントブルー’のM二ヴの4本…
F二ヴが2本、M二ヴが2本…なので、次は、EF二ヴかB二ヴにしてみようかと…

使う用途は⁇
M800は、プライベートで筆記を楽しむのがメインなので、EF二ヴよりB二ヴが良いかなぁ…
…ってコトで、今回は、B二ヴでお願いすることにしました。

お次は、購入先を何処にお願いするか?
いつものことですが、これがけっこう悩みまくるところ…
太字幅のB二ヴならやっぱり‘フルハルター’の森山さんかな…
コストのことを考えると、2割引の‘モリタ萬年筆’か…
いやいや、やはり検品力の‘金ペン堂’も捨て難い…
楽しく購入するなら断然‘Pen&Message’だし…
‘日本橋三越’のペリカンジャパンの山本さん調整のM800も魅力的です…
ん〜…悩みます。。。
でも、この悩む間がとても楽しいです。

暫し熟考し、予約に走りたいと思います。


Traveler's Notebook Olive Edition / トラベラーズノート オリーブエディション

2017年04月14日 18時41分03秒 | ノート


‘トラベラーズノート’…
「手にとって旅に出たくなるノート」をテーマに ざっくりとした素材感が魅力の牛革カバーに好きなリフィルノートを自由に挟んで、オリジナリティ豊かにカスマタイズを楽しむ…
ん〜…なんて魅惑的なノートなんでしょう。

今まで、買おうかな、どうしようかなと、手に取って悩んだ事も1度や2度ではなかったのですが…今使ってるノート達にプラスして、使いこなせる自信が無く、なんとか欲望を思い留まらせてきたノートです。



そんなトラベラーズノートに2017年限定の‘オリーブエディション’が、発売されました。
カッコイイ…
今まで、定番品の黒や茶、キャメル色の誘惑には、なんとか耐え忍ぶことが出来た自分ですが、、、
このオリーブは、良いですねぇ…もう抗えない!
…っと思い遂に意を決してポチろうとネットを検索したのが、4月10日…
既に発売から2週間以上経過し、店頭はもちろん、どこのネットショップでもSold Out!の文字が…
ヤフオクでは、定価の2倍の高値!たまに見つけたネット販売では3倍の値段が‼︎
…気づくのが遅すぎたと、仕方なく諦めることに…。

そんな今日この頃…そんな中でも予期せぬ奇跡は起こるもので…。
仕事での外回りでたまたま(ホントたまたまですよ!偶然ぐうぜん…)立ち寄った文房具店で、何気にふと見たトラベラーズノートのコーナーに…黒と茶とキャメルの中に…一冊だけ…
あれっ⁉︎これって…限定品のオリーブ?
まさか…発売されてもうだいぶ経つし…どこも売切れって言ってたし…
もう1度見てみる…やっぱりオリーブ⁉︎
まさかまさかと、今度は手に取って、何度も確認…確かにオリーブだ!
しかも、同じオリーブエディションのブラスボールペンとペンホルダーも1つづつ残ってる‼︎

あまりのラッキーに暫く呆然…それでもにわかには確信できず、終いには、店員さんに確認までしちゃいました。
間違いなく、トラベラーズノートの限定品、‘オリーブエディション’でした。
予想外の展開に動揺しまくりの自分…誰にも取られまいとオリーブエディション3点をしっかりと手に握りしめて、イソイソとレジに並んで…後先考えずに購入してしまいました。



早速、最寄りのスタバに駆け込み、開封…きっと笑顔ひきつる狂気の顔のオッちゃんだったと…今更ながら反省してます。



ペンホルダー、方眼のリフィルノートを装着してみました…
普段、‘ル・ボナー’や‘カンダミサコ’のシュランケンカーフや、ブッテーロの革を見慣れてるせいか、なんとなくチャッチク見えちゃう…
チョット触っただけで直ぐキズが付いちゃうのも気になる…
あと、リフィルのノート、、、MD紙を使ってて、万年筆との相性は申し分ないのですが、ホチキス留めなので、ノートが180度開かなくて、手で押さえながらの筆記になってしまうのが、かなりストレスに感じます。



まぁ、ノートの開き具合については、何か工夫すれば良いし…
キズだの何だのってのも、そんなの気にせず、どんどん外に持ち出してガシガシ使って、逆にキズだらけの味のあるオリジナルを作るってのが、このノートの良さなんでしょうね!
時間かけて育てるとしましょうか‼︎



でも…そもそも、このノートの使い道って…何に使おうか⁉︎
日記は、神戸派計画の‘GRAPHILO正方形ノート’➕ル・ボナーの専用革カバーを使ってるし…
雑記帳は、これも神戸派計画の‘iiro’➕カンダミサコの専用革カバーを使ってるし…
仕事では…社内では、これまた神戸派計画の‘Liscio-1’とロディアのNo.16…社外では、この前購入したばかりの‘能率手帳GOLD MEMORANDUM’にロディアのNo.11…他に‘ロイヒトトゥルム’のミディアムやらカキモリのオーダーノートも…どーすんのよ⁉︎
開封、セットし終わって改めて思い悩んでます。
後先考えずに…後悔はしてませんが、十分に反省しております。



LAMY Safari Pink / ラミー サファリ ピンク

2017年04月13日 21時40分52秒 | 万年筆&インク


桜前線北上中…こちらは、街中の桜が満開!
ちょうど今がピークです。
…そんな季節なので、万年筆もピンクを選んでみました…っと言っても、自分が持ってるピンクの万年筆なんて、これぐらいしかないのですが。。。

LAMY Safariの2009年の限定色、‘Pink’です。
ピンクと言っても、赤みの強い紫寄りのピンク…どピンクです。
桜の花のような淡いピンクとは、チト違いますが…外国製の甘ぁ〜いキャンディの様な美味しそうな色で、けっこう好きな色です。



ラミーのサファリは、見た目のポップでカラフルな軸色、丈夫なプラスチック素材で気軽にカジュアルに使える万年筆なので、その分、明るく楽しく気兼ねなくガシガシ使えるのが魅力1つです。
自分もプライベートだけでなく、仕事でも…いや、どっちかって言うと仕事にメインで…常に手に取って使う無くてはならない万年筆です。
仕事の中にも遊び心を持って…使ってて明るく前向きになれる様な…
安価でカジュアルな万年筆は、他にも沢山ありますが、自分の中でサファリは、他の万年筆とは全く別次元の存在感を持つ万年筆となってます。



そんなサファリ好きの自分にとって、毎年発売されるその年その年の限定色は、新たな物欲を沸々と沸き立たせずにはおれない魅力を放つ存在…
しかし、冷静になってよく考えると…はっきり言ってペン軸やキャップの色違い以外は、全く同じ万年筆をよくもまぁ毎年毎年…しかも、同じMニヴばっかり…とも思っちゃったりしますが…
この限定色の発売は、今や花見やクリスマスと同じ楽しみの1つ…既に自分の中では、年中行事の1つと化してます。

そうして毎年、1本、また1本と…段々と本数を増やしてきたカラフルなサファリ達を眺めながら、どの色のサファリにどのインクを入れてみるかと、組み合わせを楽しむのも、この万年筆の楽しみの1つかなと思います。



インクは、ラミーの純正インクのViolet、、、なぜかボトルでの販売は無く、カートリッジしかないインクです。
このバイオレットも赤みの強い紫色なので、このピンクのペン軸にピッタリ合った色になってます。

ちょうど1年前の今頃の桜の季節に引き続き…今年もこの桜舞い散る短いひと時をラミーのサファリ ピンクとバイオレットのインクで、春を感じながら、筆欲を満たそうと思います。


能率手帳GOLD MEMORANDUM

2017年04月06日 20時35分01秒 | ノート


今や単なるビジネス手帳の枠に収まらず、老若男女、多くの人がその秀逸さを語り、毎年欠かさずこの手帳を買い求める…‘NOLTY’の‘能率手帳GOLD’…見た目のまったく平凡な、地味この上ない黒い手帳が、なぜ¥5,184もするのか?…そして、なぜこんなに人気があるのか⁇



毎年、年末になると手帳コーナーの正面真ん中にドーンと積まれた赤い箱を見るたび、その圧倒的存在感にタジろぎながら遠目で眺めてた手帳…
昨年の年末、遂に勇気を出して、手帳コーナーに展示されてた見本品の前に…そっと赤い箱を手に取り…周りを気にしながら恐る恐る‘能率手帳GOLD’を取り出して…直にその革表紙に触れてみました…
これが、ブログに書かれてた「柔らかくしっとりと手に吸い付くような…」インドヤンピー(羊革)の感触か!
今まで味わったことの無い質感に1人興奮するオヤジでした。

この革表紙に3方の小口の金箔…あえて黒革表紙にすることで、金箔が嫌らしく無い上質感を与えてると、手に取って初めて実感。



そして使われてる紙…万年筆、ボールペン、鉛筆など筆記具問わず滑らかな書き味と評判の紙ですが…思いの外薄い! ホントに万年筆で書いても大丈夫?と心配になる程、薄い‼︎…これで、インクの滲み裏抜けが無いなら、確かに凄いな…興味津々…。
んん〜もう買っちゃおうかな!と思ったのですが…
もう既に神戸派計画の正方形ダイアリーを購入しちゃってるし!スケジュール管理用としてのノートは、これ以上要らないし…カレンダーとか無しの罫線だけのがあればなぁ…ってコトで、その時はやむなく断念しました。



それから数ヶ月が経ち、能率手帳GOLDの興奮もすっかり忘れ去ってたある日、ふと見た‘小日向京’さんのブログに「能率手帳GOLD MEMORANDUM」の紹介が…
なんと!能率手帳GOLDの横罫ノート版‼︎



・革表紙は、能率手帳GOLDと同じインドヤンピーの年度表記無しのブラック…
・大きさは、能率手帳GOLDの通常版と同じサイズ
・中身は、これまた能率手帳GOLDと同じ紙を使った横罫が154ページ
・3方の小口のもちゃんと金箔になってます
これです!これが欲しかったんです…。



発売したのはNOLTYではなく、神戸にある文房具店‘ナガサワ文具センター’と‘NOLTY’のコラボ商品…
さすが、関西文房具店の雄、ナガサワ文具センター…マニアのニーズをガッチリと掴んでいます。

さて、肝心の書き味ですが…今更言うまでも無く、多くの方が絶賛する滑らかな…でも、ちゃんと筆記感を心地良く感じられる書き味です。
インクフロー多めのBニヴで書いても、滲み裏抜け無し! しかもインクの乾きも早い‼︎…この薄い紙で…驚きです。



インドヤンピーの黒革表紙も以前に触れた能率手帳GOLDと同じ心地良い質感…革の良い匂いも相まって…感動に打ち震えるオヤジなのでした。
仕事にガシガシ使わせていただきます。