金曜日の午前中に入っていた仕事のアポイントがやっっっと終わり…とりあえず、遅めのお昼を食べ…
さて!どーするか?と暫し思案…仕事は相変わらずの山積み状態なので、会社に戻って…と思ったのですが…
週末の金曜日の午後、既に気持ちは週末モードに入ってて、まったくやる気なし!…なので、そのまま直帰にして、午後はサボっちゃうことにしました。
でも、取り立てて行きたいトコがあるわけでも無いので、久々に日本橋→東京駅の文房具店ルートをブラブラ徘徊してみることにしました。
日本橋三越に行って、パイロットの‘カスタム742’の色々なペン先を試し書きで楽しんだ後、今度は、日本橋丸善に移動…
店員さんと最近発売になったペリカンの ‘M605 ホワイト ストライプ’ の話をしながら、ペリカンの限定品の並ぶショーケースを眺めていると ‘M800 ルネッサンス ブラウン’ の隣に定番品の緑縞や青縞、黒軸のM800 が置いてあって…でも何故かそこにも限定品の文字が…?
どー見ても普通のど定番のM800 なんですが、限定品 …「イタリック ライティング」 の文字が…
んン?…「イタリック ライティング?」
自分の知っている「イタリック ライティング」って、6、7年前に限定販売されて、あっという間にSold Outになった、イタリック ブロード(IB)のペン先の万年筆だけど…と思わず2度見、3度見、4度見…
「あのぉ、コレって…?」と店員さんに聞いてみると、
「あっ!気付かれましたぁ⁉︎」と店員さん、笑顔で返答…
「6、7年前に出た ‘イタリック ライティング’ ですか?」
「そうなんですよぉ〜!」と驚きの回答が…
「なぬぅー!」動揺、狼狽、混乱で我を忘れてる合間に笑顔の店員さんが、‘IB’とペン先に刻印されたM800 の緑縞を見せてくれました。
…もう、既にその時には、その笑顔の誘惑に抗える力は、自分には残っていませんでした…。
‘ペリカン M800 イタリック ライティング’
ペリカンの通常の3Bニヴよりペンポイントを平たくして、ヘラ形状仕上げにする事で、縦線はより太く、横線はより細く書ける様にしたモノで、アルファベットならカリグラフィーのような文字が、日本語なら明朝体のような文字が書ける…楽しそうな…ペン先になってます。
自分が所有しているM800 は、全てペン先が丸研ぎになってて、とても滑らかで書きやすく、縦線も横線も同じ太さで文字が書ける、実用的な万年筆ですが…
昔のペリカンの万年筆、特にM以上の太字のペン先は、この‘イタリック ライティング’の様なペン先(イリジウム)の研ぎ方になってて、独特な文字を書くことが出来たそうです。
店員さんに勧められるがまま、インクを付けペンした、‘イタリック ライティング’を試し書き…
おぉ〜…確かに!縦線が太くて横線が細く書ける…カリグラフィー…明朝体…楽しぃぃぃ〜…!
書き始めにインクが紙に乗らなかったり、途中でカスレが出たりしますが…このペン先の特徴なのか、自分の書き方が良くないのか…少し気を使って書かなきゃいけない?…練習が必要な万年筆かな⁇
それでも、楽しい…面白い万年筆ですねぇ。
お店にある在庫4本を全て試し書きさせてもらい、1番相性の良かった1本を購入…しちゃいました。
笑顔で対応して頂いた店員さん、ありがとうございました。
この‘イタリック ライティング’(IB)のペン先は、特典として、試し書きして気に入ったペン先を他の気に入ったM800 の軸に取り付けることができるそうで、
たとえば、お店にある限定品の‘M800 ルネッサンス ブラウン’や‘M800 バーント オレンジ’などに取り付けてもらう…なんてコトも出来るそうです。
この特典には、軸を何にするか悩みに悩みましたが…結局は、一周回って、ど定番の緑縞の軸に付けてもらうコトに…
実は、自分、これだけペリカン!ペリカン‼︎と言っときながら、グリーンストライプのペリカン万年筆を1本も持ってなくて…いつでも買えると思うと、つい限定品を先に購入してしまい、定番品は1本も持ってない!なんて状態でしたので、これを機会に!
見た目はフツーだけど中身はチョーレアな万年筆にして、なかなか購入できなかった、緑縞を購入することにしました。
ところで、この‘イタリック ライティング’が、なぜ日本橋丸善に?…今後の追加入荷はあるのか⁇…他の店では、発売されるのか⁇?
店員さんに聞いてみました。
…どうも、ペリカン ジャパンのデットストックが数本出てきたそうで…
日本橋丸善にどーですか?と問い合わせがあり、あるだけの本数全てを日本橋丸善で引き取ったんだそうです。
自分がお店を訪問した時には、残り4本の在庫…もし、1週間遅れて訪問してたら、こんな出会いは無かったかも…ホント、ラッキーでした。
11月17日 金曜日のお昼の時点で残り3本の在庫、、、追加の入荷は無いそうなので、これがホントに最後のチャンスかもしれません。
購入希望の方がいらっしゃったら、急ぎ日本橋丸善に走ってくださいね!