Bacchusの欲望日記

グータラだけど物欲、食欲、睡眠欲…欲望だらけの私、Bacchusの日記です。

工房楔(せつ)0.7㎜ シャープペンシル ‘花梨’こぶ杢

2017年02月24日 21時05分00秒 | ペンシル


あと数日で2月も終わり…もうすぐ春ですねぇ。
春が近づくと、入学シーズンに合わせて、色々と新しい文房具が発売されます。
万年筆の世界でも、新製品や限定品などの発売が、多くなる季節…
3月1日からは、丸善日本橋で、「世界の万年筆展」が開催…
3月15日からは、三越日本橋店で、「世界の万年筆祭り」が開催されます。
そんなこんなで、いつにも増して物欲が刺激されるのが春!
自分にとっては、3月、4月は、出費月なんで、去年の年末あたりから、財布の紐をキツく縛る節約の日々を送る毎日…のハズなんですが…。
このタイミングで、‘工房 楔’の0.7㎜シャープペンシルの入荷情報が、‘Pen&Message’のホームページに掲載されてしまい、思わず頭を抱えてしまいました。



0.7㎜のシャープペンシルは、既にLAMY2000ペンシルを所有してますが、これは、会社の社内で、仕事用として使ってます…0.7㎜の太めで、2Bの濃い目の芯が好きで、考え事をしてる時など、思いついたコトをノートにガシガシ書き出す時などにとても役立っています。
そこで、出先?プライベート⁇でも、0.7㎜のシャープペンシルがもう1本欲しいなと、前々から考えていました。

いくら使い勝手が良くても、同じモノを買うのもつまらないので、どーせなら別のモノを…
LAMYのスクリブル…は、短めのペン軸が携帯に便利で、ちょっとしたメモ書きには良さそうですが、長めの文章を書くとなると少しなぁ…
PelikanのD400!王道の緑縞…は、と思いましが、どーせならお気に入りのM400茶縞とK400の茶縞に合わせて、D400の茶縞で、万年筆、ボールペン、ペンシルをお揃で…って、あれっ⁉︎400シリーズの茶縞には、D400(シャープペンシル)が無い‼︎…なぜ⁉︎
では、カヴェコのペンシルスペシャルで手を打とうか!…と考えたのですが、なぜかイマイチ気が乗らず…
そんなこんなしてるトコでの、この‘Pen&Message’の入荷情報でした。



工房 楔(せつ)は、岐阜の木工家、永田篤史さんが立ち上げた、ステーショナリーを中心とした木製品工房です。
木の杢目の模様を活かした、万年筆ケースやボールペン軸、鉛筆補助軸のエクステンダーなどを作成されてます。



…実は、前々から、この木目を活かした軸のシャープペンシル…特に花梨の杢の模様を軸にした、0.7㎜のシャープペンシルは、その特徴の複雑な模様に心惹かれてて…
でも、幸か不幸か、この商品がずっと欠品となってて…まぁ、縁が無かったってことかなと半分諦めていました…が!
LAMYのスクリブルでも、PelikanのD400でも、カヴェコのペンシルスペシャルでも、
イマイチ他のシャープペンシルに気持ちが乗らなかったのは、きっとこの時!この瞬間‼︎を心の何処かに待ち望んでたからだと、運命感じちゃた自分は…その場で、ポチッてました。。。



そして、手元に届いた‘花梨 こぶ杢’の0.7㎜シャープペンシル…
形や重さは、仕事で使ってる‘LAMY 2000 0.7㎜シャープペンシル’に近い感じで、長時間の筆記でも快適に使えそう…



実際に手に持って書いた瞬間、バランスの良い重量感に、買って正解!大当たりだと確信しました‼︎



ちなみに、このペン軸に使われている素材の花梨ですが、果実のカリン…柏原芳恵の「花梨」(古っ!)…とは違う別の木で、別名‘インドシタン’と呼ばれる、タイ、ビルマなどの東南アジア原産の木だそうで、家具や楽器などに使われる高級木材だそうです。



替芯は、Farber-Castellの2Bを入れてみました。
これくらいの濃さだと筆圧を掛けずに書いても、快適な書き心地…
シャープペンシルで、字を書くのも楽しいですねぇ…と改めて感じました。



使ってる途中で、なんだか良い香りがするので、何気なくペン軸の匂いを嗅いでみたら…
木の良い香りが…ここでまた改めて、良い買い物をしたとご満悦になりました。

そばよし 日本橋

2017年02月16日 18時43分14秒 | グルメ


日本橋にある立ち食いそば屋、‘そばよし’に行ってきました。
平日のお昼前に行きましたが、既に店内はお客さんでいっぱいでした。
ちょいちょいテレビや雑誌に取り上げられてるお店なので…さすがに人気がありますねぇ。

早速、店内へ…
注文は自販機で…この辺は普通の立ち食いそば屋って感じです…私は、きつねそばとご飯に生たまご…



まずは、そばから…
美味い!立ち食いそば屋と侮ってはいけません‼︎
そばもしっかりとそば粉の香りがしてかなりイケます。
そして、鰹節の香りがブワッとただよう黄金色の出汁…
それもそのはず、このお店、中弥商店という老舗の鰹節専門店が運営するそば屋さん…
どーりで、美味いわけです。



そして、何と言っても、1番のオススメは、‘おかかごはん’!
自分が行った時は、周りのお客さんの殆どの人が食べてました‼︎



ご飯を注文すると、一緒に付いてくる‘おかかごはん粉かつお’
これをご飯にかけて、ちょこっと醤油を垂らして食べる…
私は、この他に生たまごを頼んで、たまごかけご飯にして、
そこに粉かつおを「これでもかっ!」とかけて、醤油をチョロっと…絶品です。
あまりの美味しさに、一気にかき込んでしまい、写メを撮り忘れてしまいました。。。

場所は、日本橋三越から歩いて2〜3分…丸善日本橋からは歩いて10分程です。
来月(3月)は、丸善日本橋で‘世界の万年筆展’…日本橋三越では‘世界の万年筆祭り’が開催されます。
年に1度の万年筆の祭展…
展示場への出陣前の腹ごしらえに…
あれも買いたい!これも欲しい‼︎と乱心した自分を落ち着かせて、頭を一度冷やすために…
欲望に負け、ご馳走を食べるためにとっておいた予算も使い果たしスッカラカンになった帰りに…
‘そばよし’に寄ってみては、いかがでしょうか⁉︎

Pelikan M620 Grand Place/ペリカン M620 グランプラス

2017年02月11日 20時42分27秒 | 万年筆


ペリカンのM620グランプラス。
「世界の史跡シリーズ」として、2006年に限定販売されました。
グランプラスとは、ベルギーのブリュッセルにある広場で、1998年に「世界で最も豪華で美しい広場」として、ユネスコの世界遺産に登録された史跡だそうです。
ペリカンが、その広場のイメージをペン軸に表現したモノが、この茶色と黄色とブルーのマーブル模様の美しい万年筆です。

昨年、2016年に限定販売されたM800のグランプラスは、その10年前に販売されたグランプラスのM600サイズからM800サイズにサイズ変更して発売したモノになります…以前に紹介しましたね!



せっかくなので、M620とM800の2本を並べてみました!
マーブル模様の美しさは変わらずですが…
M620の方が茶色が薄め…
そして、首軸と尻軸の色が、M800が黒いのに対して、M620は、茶色…
M800の力強い感じに対して、M620は、全体的に優しい感じがします。
M800が男性的?で、M620が女性的⁇な感じか…。



M800のグランプラスは、そのシックで落ち着いたマーブル模様が、大のお気に入りの万年筆。
以前に発売になったM620グランプラスもサイズ違いで、ぜひ欲しいと思っていましたが…なんせ10年以上前の万年筆…なかなか良い状態のモノにめぐり合えずにいました。
今回、運良く、状態の良さそうな…マーブル模様も全体的にブルーの色がバランス良く行き渡っている…自分好みのモノを入手することが出来ました。



早速、M800に入れているのと同じインク、Pelikan4001ロイヤルブルーをM620にも入れて試し書き!
ペン自体の大きさの違いやペン先の大きさの違いもありますが…今までの他のスーベレンと比べて、全く違った書き味にビックリ⁉︎
角度によって書き味が…ある角度では、驚くほどヌラヌラで滑らかな書き味なのに、そこから角度がズレると急にインクのカスレが…これは、ハズレを掴まされたたかな⁉︎と思いましたが…
それにしても、スイートスポットと言うか、あるポイントの角度にハマった時のヌラヌラ感が良すぎて、悪いペン先とは思えなくて…ん〜???



同じFニヴのスーベレンのペン先と比べると、M620の方が、ペン先のポッチ(イリヂウム?って言うんでしょうか…)が、小さいような気がしないでも…

…色々、ネットで調べて判ったことですが…ペリカンのスーベレンのペン先って、7、8年程前に角研ぎから丸研ぎに変更されてるそうで、、、今まで自分が所有しているスーベレンは、全てここ5年以内の丸研ぎのペン先のだということが判りました。

角研ぎとは、ペン先を平たく研ぎ出す事で、紙への接地面積を広く取って、インクを紙に供給。
ヌラヌラのスベスベの書き心地となることから、人気が高かったそうですが…その反面、広く接地面積を取っているスイートスポットから角度がズレると、インクのカスレが起こってしまうというデメリットがあるそうです。
この角研ぎのメリット、デメリットの特徴は、特にBニヴなどの太字になるほど顕著に現れるそうです。



一方の丸研ぎは、角研ぎのヌラヌラとした書き味は少ないけれど、ペン先を丸く研ぎ出すことによって、ペン先のスイートスポットを広く取り、向きや角度をそれ程気にしなくても、インクのカスレを起こさず書くことができるメリットがあるそうです。
マニアウケの角研ぎと万人ウケの丸研ぎ…といった感じでしょうか…。



いやぁ〜…勉強になりました。
今回、念願のサイズ違いのグランプラスを手に入れるコトが出来て大喜びしてましたが…
それにプラスして、オマケに角研ぎのペン先を楽しむ機会にも恵まれました。

文字を書いてると、内側に手首を捻る癖のある自分にとって、このM620グランプラスは…書いてる途中でカスレを起こしたりして…正直、扱いやすい万年筆ではありませんが、スイートスポットにハマった時のヌラヌラスベスベの書き心地の快感は、そのイライラを吹き飛ばし、逆に楽しませてくれる万年筆になりそうです。

Pelikan M101N Bright Red / ペリカン M101N ブライトレッド

2017年02月05日 17時00分53秒 | 万年筆


安心安定の定番品に加えて、魅惑的な限定品を定期的に市場に提供して、常にファンの心を惑わし続けるPelikan。

昨年1年間だけでも…‘M800グランプラス’、‘M120グリーンブラック’、‘M800ヴァイブラントブルー’、‘M205デモンストレーターブルー’、‘M205アクアマリン’…そして、多くのペリカンファンが待ち望んだ‘M400トータスシェルブラウン 茶縞’の発売と、年間を通じて、お財布との相談にヤキモキする日々でした。
まぁ、それだけPelikanには、楽しませてもらってるんだと、改めて感謝の気持ちになります。

そんなペリカンから2017年、第1弾の限定品の情報が入って来ました。
‘M101N ブライトレッド’
M101Nシリーズの第4作目です。

M101Nシリーズは、
ペリカンが1930年代〜50年代にかけて発売し、セルロイド素材を使い、丸みを帯びたデザインで人気となった100シリーズ、101Nシリーズの復刻版として、2011年にM101Nシリーズとして限定販売されました。
大きさは、M400と同じくらいですが、ペン先は、硬めのM400とは全く違うフィーリング…その見た目のクラシカルな雰囲気と柔らかい書き味に…私、年甲斐も無くたちまち恋に落ちてしまいました。

シリーズ第1作目の‘トータスシェルブラウン’が2011年、その後2013年に第2作目の‘リザード’、そして2014年に発売された第3作の‘トータスシェルレッド’とほぼ2年程のペースで発売されてるシリーズですので、そろそろ今年あたり?と期待してたのですが…見事、予感的中!…思わず1人小さくガッツポーズ&小躍りしてしまいました。



ブライト(明るい、輝く、晴れやかな)なレッドって…
画像を見る限りでは、オレンジのような黄色のような色が入った少しくすんだ朱色のマーブル?…って感じでしょうか。

さて!
先ずは、何処に予約をお願いするか…
使い勝手の多いEF、Fニヴなら‘金ペン堂’か‘Pen&Message’…
MかBニヴの太めの字幅でヌラヌラ楽しむなら‘フルハルター’…
それとも日本橋三越で、ペリカンジャパンの山本さん調整のペン先を堪能するか…
どちらにせよ、国内予定数量800本なので、早めに予約しておいた方が良さそうです。

発売予定は、3月…財布の紐を引き締めて、楽しみに待ちたいと思います。