棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

6-佛の顔

2012-02-24 09:25:34 | 山郷の暮し
会話の中に春という言葉が入るようになりました。
三寒四温が一日も早く、逆転していくようにならないかなーー。

佛を描くときの心構えといいますか、しぜんと他の製作と心持ちが違ってくることを感じます。
ただいま製作の「天災・人災・人間ドラマ」の大作は、ひねり出す・搾り出すという発想ではなく、報道写真や新聞等を可能な限り観て、印象に残ったシーンや言葉(記事)などから組み立ってきたものです。
そのひとつが、精神文化の象徴として浮かんだのが金色堂の阿弥陀三尊像です。
いままでに描き出していなかった、穏やかな仏顔が浮かんできたのです。

実は現地に行っていない私ですが、言葉の響きにホットさせられたのが、なんと近くの温泉。
隣の賑やかな女風呂から聞こえてくる中で、お年寄りの優しい東北弁があるのです。
「いいなーー」とホットさせられた思いの、音楽のように聞こえてくるようなお顔であれと・・。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本