やっと抽選に当たったんですよ!
「超伝導リニア体験乗車」
何度応募したことか!
2027年品川ー名古屋開通を目指して建設が始まっていますが、その営業線の一部となる約42㌔の山梨実験線で、年数回体験乗車が行われています。
※体験搭乗で配られたリーフレットより
今日は待ちに待った当日。
中央本線大月駅からバスでリニア実験センターへ向かいました。
※大月駅前です
搭乗までまだ時間があるので、実験線沿いに作られた「わくわく山梨館」に入りました。リニアの記念グッズやおみやげがいっぱいあります。
中には甲州らしくワインも。リニアラベルの特別品もありましたが、2500円はちと高い。
他にもよく見る勝沼のワイナリーのワインが並んでいました。何もここで買っていく必要もないのでおみやげは無しで2階に上がりました。
2階は力の抜けた郷土紹介スペース。長居は無用です。
3階にはリニアを見ることができる展望室が。
少し先に、L0系が停車しています。車両の2ヶ所に乗降用の通路が空港のボーディングブリッジのように横の建物から伸びています。あそこから乗るんだな・・・
20分も経つとL0系が動き出しました。東京方面に向かい、その先から500Km走行を始め戻って来ます。その模様は館内のモニターに表示され、速度や現在位置がわかるようになっていました。
展望室前を一瞬で通過していきます。早い!
※体験乗車で配られたリーフレットから
*
ここで、お腹がすいてきました。500Kmを体験する前に腹ごしらえと思ったら、ここにはレストラン等の施設がありません。あるのはわくわく山梨館の前に出ている2台の出店のみ。仕方なく富士宮焼きそばを購入。まぁご当地グルメといえばそうなんですが、具はキャベツだけの超シンプル品。お腹すくなー。
焼きそばランチの後は、お隣の「どきどきリニア館」へ。「わくわく」だったり「どきどき」だったり、両方とも山梨県立の施設なんですが、利用者としては、ちょっと恥ずかしい。
こちらは入館料がいるのですが、体験参加者は割り引きしてもらえました。割り引きしていただいて言うのもなんですが、こちらもリニアを間近で見ることができる展望室や展望デッキの他には魅力無しです。
実験車両のMLX01-2の実物の展示やリニアの解説、映画の上映、山梨とリニアのジオラマ等あるのですがどれも「どきどき」しないものばかり。むずかしいですよね、リニアだけの展示館んて。
でも、屋外の展望デッキから見るリニアは迫力満点。リニアをほぼ横から見る位置にあり、浮上していて物理的な摩擦音や機械音が無くても目の前を一瞬に通過していく数トンの塊の轟音と圧力は怖いほど。
同じ所で見ていた外人さんもポツリと一言“scared・・・"
*
こうしているうちに搭乗の時間が近づいて来ました。「わくわく」や「どきどき」の館から少し離れたあのボーディングブリッジがあるJR東海の施設に向かいました。
入口で搭乗券を発券しオリエンテーションルームへ。ここで注意事項やリニアの説明を映像で受けて、いよいよリニアに乗り込みます。
車内は航空機並みに小さい窓以外は、見慣れた新幹線。
席に着くと、今回の走行の責任者らしき方(運転手は乗っていないだろうからコントロール室の人?)から飛行機の機長よろしくメッセージが入りました。
もう何年にもわたり、安全に走行を行っていますので安心して時速500kmをお楽しみ下さい、てな内容だったかな。
さぁ発車です。まずは座っている座席の向きと反対方向に滑り出しました(座席は固定されていす)。
すぐにトンネルに入ったので、トンネルの側面のライトしか見えません。速さがわかりづらい。
室内のモニターには時速と先頭にとりつけられたカメラからの映像が映し出されています。
直線のトンネルを疾走、速度がグングン上がって行きます。振動は新幹線700系と同じ感じです。
150Kmを越えた辺りで「浮上走行に移ります」とのアナウンスが。そのとたん振動と騒音のレベルがひとランク下がりました。しかし、浮遊感のようなものは感じられません。
でもこの後の加速が凄い。あっという間に新幹線レベルの200Km台に達しやがて300台に、モニターの数字はまだまだ上がって行きます。400台もかけあがり502Kmに。すぐに減速が始まり実験線の東の端に着きました。
さぁ、ここから実験線42㌔をフルで走り抜けます。浮上走行が始まり、200、300、400そして時速502Km。モニターの風景も400を越えると違ってきます。等間隔で付いているトンネル側面のライトが大げさに言うと帯のように切れがないように見えます。
トンネルの先が明るくなってきました。実験線で一番長い地上部分、あの「どきどき」や「わくわく」の館の前の直線に差し掛かるのです。
トンネルを出た!と思って、窓の外の景色に目をやるのですが、速さを確認するまもなくトンネルにまた入ってしまいました。
浮上走行でも振動はあるもので、線路を走っていると言われればそんなもんかなと思ってしまいそうです。ただ、大きな衝撃があるわけではありませんが、浮上走行からタイヤによる走行に戻るときは飛行機の着陸のようで今まで浮いていたことを改めて感じさせられました。
西の端に着くと折り返して再び走り始めました。500Kmの速度に慣れると、速度を上げる時に通過する新幹線の時速200Km台が遅く感じられます。
こうして実験線を1往復して体験走行が終わりました。
*
大月駅まで帰りのバスの中でふと思いました。今日の体験走行は約30分。リニアが開業した際にはもう10分足して40分で名古屋まで着くんだぁ。
やっぱりすごい!
大月駅に着くと、忘れていたお腹がすいてきました。電車の時間まで少しあります。駅そばの「きらく」に入って、自家製かきあげとざる蕎麦を食べました。冷たくしめた蕎麦が美味しいかった!
②に続く
「超伝導リニア体験乗車」
何度応募したことか!
2027年品川ー名古屋開通を目指して建設が始まっていますが、その営業線の一部となる約42㌔の山梨実験線で、年数回体験乗車が行われています。
※体験搭乗で配られたリーフレットより
今日は待ちに待った当日。
中央本線大月駅からバスでリニア実験センターへ向かいました。
※大月駅前です
搭乗までまだ時間があるので、実験線沿いに作られた「わくわく山梨館」に入りました。リニアの記念グッズやおみやげがいっぱいあります。
中には甲州らしくワインも。リニアラベルの特別品もありましたが、2500円はちと高い。
他にもよく見る勝沼のワイナリーのワインが並んでいました。何もここで買っていく必要もないのでおみやげは無しで2階に上がりました。
2階は力の抜けた郷土紹介スペース。長居は無用です。
3階にはリニアを見ることができる展望室が。
少し先に、L0系が停車しています。車両の2ヶ所に乗降用の通路が空港のボーディングブリッジのように横の建物から伸びています。あそこから乗るんだな・・・
20分も経つとL0系が動き出しました。東京方面に向かい、その先から500Km走行を始め戻って来ます。その模様は館内のモニターに表示され、速度や現在位置がわかるようになっていました。
展望室前を一瞬で通過していきます。早い!
※体験乗車で配られたリーフレットから
*
ここで、お腹がすいてきました。500Kmを体験する前に腹ごしらえと思ったら、ここにはレストラン等の施設がありません。あるのはわくわく山梨館の前に出ている2台の出店のみ。仕方なく富士宮焼きそばを購入。まぁご当地グルメといえばそうなんですが、具はキャベツだけの超シンプル品。お腹すくなー。
焼きそばランチの後は、お隣の「どきどきリニア館」へ。「わくわく」だったり「どきどき」だったり、両方とも山梨県立の施設なんですが、利用者としては、ちょっと恥ずかしい。
こちらは入館料がいるのですが、体験参加者は割り引きしてもらえました。割り引きしていただいて言うのもなんですが、こちらもリニアを間近で見ることができる展望室や展望デッキの他には魅力無しです。
実験車両のMLX01-2の実物の展示やリニアの解説、映画の上映、山梨とリニアのジオラマ等あるのですがどれも「どきどき」しないものばかり。むずかしいですよね、リニアだけの展示館んて。
でも、屋外の展望デッキから見るリニアは迫力満点。リニアをほぼ横から見る位置にあり、浮上していて物理的な摩擦音や機械音が無くても目の前を一瞬に通過していく数トンの塊の轟音と圧力は怖いほど。
同じ所で見ていた外人さんもポツリと一言“scared・・・"
*
こうしているうちに搭乗の時間が近づいて来ました。「わくわく」や「どきどき」の館から少し離れたあのボーディングブリッジがあるJR東海の施設に向かいました。
入口で搭乗券を発券しオリエンテーションルームへ。ここで注意事項やリニアの説明を映像で受けて、いよいよリニアに乗り込みます。
車内は航空機並みに小さい窓以外は、見慣れた新幹線。
席に着くと、今回の走行の責任者らしき方(運転手は乗っていないだろうからコントロール室の人?)から飛行機の機長よろしくメッセージが入りました。
もう何年にもわたり、安全に走行を行っていますので安心して時速500kmをお楽しみ下さい、てな内容だったかな。
さぁ発車です。まずは座っている座席の向きと反対方向に滑り出しました(座席は固定されていす)。
すぐにトンネルに入ったので、トンネルの側面のライトしか見えません。速さがわかりづらい。
室内のモニターには時速と先頭にとりつけられたカメラからの映像が映し出されています。
直線のトンネルを疾走、速度がグングン上がって行きます。振動は新幹線700系と同じ感じです。
150Kmを越えた辺りで「浮上走行に移ります」とのアナウンスが。そのとたん振動と騒音のレベルがひとランク下がりました。しかし、浮遊感のようなものは感じられません。
でもこの後の加速が凄い。あっという間に新幹線レベルの200Km台に達しやがて300台に、モニターの数字はまだまだ上がって行きます。400台もかけあがり502Kmに。すぐに減速が始まり実験線の東の端に着きました。
さぁ、ここから実験線42㌔をフルで走り抜けます。浮上走行が始まり、200、300、400そして時速502Km。モニターの風景も400を越えると違ってきます。等間隔で付いているトンネル側面のライトが大げさに言うと帯のように切れがないように見えます。
トンネルの先が明るくなってきました。実験線で一番長い地上部分、あの「どきどき」や「わくわく」の館の前の直線に差し掛かるのです。
トンネルを出た!と思って、窓の外の景色に目をやるのですが、速さを確認するまもなくトンネルにまた入ってしまいました。
浮上走行でも振動はあるもので、線路を走っていると言われればそんなもんかなと思ってしまいそうです。ただ、大きな衝撃があるわけではありませんが、浮上走行からタイヤによる走行に戻るときは飛行機の着陸のようで今まで浮いていたことを改めて感じさせられました。
西の端に着くと折り返して再び走り始めました。500Kmの速度に慣れると、速度を上げる時に通過する新幹線の時速200Km台が遅く感じられます。
こうして実験線を1往復して体験走行が終わりました。
*
大月駅まで帰りのバスの中でふと思いました。今日の体験走行は約30分。リニアが開業した際にはもう10分足して40分で名古屋まで着くんだぁ。
やっぱりすごい!
大月駅に着くと、忘れていたお腹がすいてきました。電車の時間まで少しあります。駅そばの「きらく」に入って、自家製かきあげとざる蕎麦を食べました。冷たくしめた蕎麦が美味しいかった!
②に続く