今日の朝刊に財務省が純国産の原料から造られたものを「日本酒」と厳密に規定する方針であることが記事として載っていました。国税庁も年内には日本酒を地名を商品名に使う知的財産権である「地理的表示」に指定するとのこと。
これによって「日本酒」や「ジャパニーズ・サケ」を名乗れるのは、国産米や国内の水を使用し国内で醸造した清酒だけとなります。違反すると罰則もあるとか。
WTO(世界貿易機関)も「地理的表示」を保護していて、その地名を産地以外の商品に使用しないように取り決めています。イギリススコットランドのスコッチウイスキーやフランスシャンパーニュ地方のシャンパンなどが有名ですね。
いいじゃないですか。人気の出てきた日本酒も名だたる銘酒と同じように世界的に扱われるのですから。
最近はアメリカ、ブラジルやカナダ、中国などでも現地の米で清酒がつくられているようで、それはそれで嬉しい気もしますが、本家本元の日本酒はこれ!と保護されるのは大切な事と思います。
ただ、この規定にはまらない清酒は何と呼ぶのでしょうか。日本の中でも外国米を使用している所も有るでしょうから、まだ紆余曲折あるでしょうね。
このまま“清酒”か“酒・SAKE”かなぁ。どうなんでしょうか?
なんだか久しぶりに辛口の日本酒が飲みたくなりました。
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