熊本県 火の国 民謡人さんを心配しております

　和楽民謡ファンの皆様こんにちは。　私は近年、数々の民謡大会に積極的に参加をしておりましてね、その様々な大会会場にて熊本県　火の国の民謡人さんと出会ったのでした。　ですけれども素人の私にとって、そのお方は余りにお上手な民謡人さんであり、私からお声を掛けさせていただくことなど、そんな勇気はなかったのでした。

そんな中、今年１月末に開催された第９回音戸の舟唄全国大会にて、また出会うことが出来ましてね、お互いに決勝の舞台に残ることが出来まして、私はこれがもしかしたら最後になるのかもしれないのだと思い、勇気を振り絞って、名詞をお渡しさせていただきながらお声を掛けさせていただいたのでございます。

それまでは、とてもお声を掛けさせていただける雰囲気ではありませんでしたので（自分で勝手に想像してたのでしたが）、実際にお声を掛けさせていただきまして感じましたのは、実に柔らかく、お優しく、器が広くて、笑顔の素敵な民謡人さんだなって、私は感動したのでした。

その方は見事に優勝され、優勝トロフィーを持ち、笑顔にて熊本県に帰られたのでした。　そんなたった一度のお話出来た競技仲間さんが、今、一体、熊本県にて、どのように過ごされているのだろうかと・・　私や和楽の会民謡の仲間とで毎日、心配をしております。　私は、ご住所や連絡先を知りません。　こちらから一方的に名詞はお渡しさせてはいただいたのでしたが・・　今では毎日、そのお方のことが心配でしてね・・　どなた様か、状況をご存知の方、いらっしゃいましたら、是非とも教えてくだされば幸いです。

数々の民謡大会のパンフレットに、遠方より熊本県という文字を入れてくださったことが、どれだけ大会に華を添えてくださったことでしょう。　隠岐、姫路、音戸、これらは私が出会った大会でしたが、その他、きっと数え切れないほどの大会に挑まれているはずです。　どれだけ民謡界に貢献されていらっしゃることでしょう。　民謡を大きく、そして華やかに支えてくださっている、まさに民謡界を代表される大切な民謡人であると私は感じているのでございます。

大丈夫であってほしい。　健康であってほしい。　そう毎日、祈り、願っております。　熊本県、大分県の被災に合われた全ての方々の心配をしております。　一日も早い復興、そして、一人でも多くの方々が、どうか安心して暮らせる状態を戻していただきたいと切に願う次第でございます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　和楽の会民謡　会主　島本雄司