お祝いコンサート 新しげさ節 （隠岐民謡） 前半１３

お祝いコンサート　新しげさ節　（隠岐民謡）　前半１３



和楽ファンのみなさま・・　ゴールデンウィーク楽しんでございますか～　　　私のブログもいよいよ前半ラストの治郎さんの　新しげさ節を紹介させていただきます　



彼に私は無理ばっかり　お願いした　　　皆さん聞いてください　　前半１３曲行ったのですが　　なんと・・　その中の



























　　１２曲　も　治郎さんにお願いしてしまったのです　




信じられます　　聞いたことございます　





























　ほとんど全部じゃないか　








彼が尺八が上手なことはよく知っておりましたが・・　まさか１３曲の中でたった１曲外して（邦楽尺八のみ）・・　あとは全て治郎さんの尺八か太鼓か唄のステージだったのです




僕は一生懸命にプログラムを作成しまして・・　ほとんど決まってから彼に告げました　　彼は「島本さん　僕が連続して出演することになってるんですね～」と一言おっしゃったけれども・・




出来ないとは言わなかった（男らしい）　ただ、治郎さんは、僕の調弦に時間がかかることを心配してくれておりました　　結果は、コンサートを３時間で終える計画だったのですが・・




２時間半で終えることができました　　観覧者さまからも・・　　あのくらいの時間で丁度良かったよとのお言葉もいただけました




しかし治郎さんという男はパーフェクトです　　尺八は完璧な上に・・　　実は久留米のそろばん踊りの太鼓も無理矢理お願いしてたのですが・・　　彼は出来ないとは全く言わず・・　　ただしかし・・　　完璧にコピーするのは無理なんで



アドリブを挟むことになると思う　　とそう僕に言ってたんです　　僕は正直、心配してた・・　　そのアドリブがもし　　めちゃくちゃだったら　　どうしよう



その期待を全く裏切るごとく　　彼は久留米の太鼓も見事に決めた
彼はいったい・・　　どれだけ私のお願いのお陰で負荷がかかったであろう
私にも主催者としての大きな負荷が掛かっていた




彼はきっと・・　　そんな余裕のない私を悩ますことはできないと悟り・・　　無理を承知で受けてくださったのだと私は推測するのです　　彼は後半の半分の司会も受けてくれて　　彼の司会はとても観覧者様に好評であった




中でも　　後半、隠岐民謡で、そば打ち踊りが入る演目の司会では　　「ただ今から　そばが出来上がる全ての工程を　皆様にご覧いただきます　」





私はその言葉に感動し絶句した　　これが本物の司会者というものなのか　　すごく上手だ　　観ている人の心を上手に掴む、名司会者を勤めてくれた　




彼が素晴らしい司会者を締めくくってくれたお陰で　　このコンサートはより素晴らしいものになったのである




次に彼の唄った　唄についての感想を述べます　　彼の唄を聞いていて　いつも思うのは無駄な力が入っていないので聞いていて疲れない　　それに松江藩主らしい（想像）品と艶がある




その魅力に彼のやさしさ、きりっとした男らしさが加わっていて素敵な仕上がりとなっている　　彼は本当に男の中の男だと僕は思う。　　僕は男に見えるが女らしいところがある（笑）　　だから誰からもモテナイ



彼が十勝馬唄と新しげさ節を選んだのには訳がある　　私が隠岐民謡くらいしか弾けなかったので・・　一つは新しげさ節を少ない私のレパートリーから選んでくれた　　十勝馬唄は・・　　尺八の先生が吹けるということもあり選んでくださった



彼が本当に得意な演目は、安来節、しげさ節、音戸の舟唄、貝殻節などである
安来節は、主役である赤田鶴子先生が締めで唄うので　しげさ節は、こばさんとさとしくんが唄うので　音戸も、私とすみれちゃんと、地元の音戸の舟唄保存会の先生方が唄ってくださることになってたので　貝殻節は、私が三味線が弾けない



だから、このような選曲になったのでした　　それでも彼は見事な唄を披露してくださった　　心から拍手を贈りたい　　また彼には奥様と娘ちゃんがおり、前日より江田島や音戸会場に来てくださっていた



彼の奥様がこれまた　隠岐しげさ節が上手だ　　僕は去年、隠岐の島の大会で奥様の練習伴奏を勤めさせていただいた時に　　あまりに味が強く魅力が溢れているので正直、驚いた



唄はまだ完成されていない部分があるので初級からのスタートではあったのですが・・　　魅力や伸びしろからの角度で考えますと・・　　僕などは遥か叶わない素質を持っておられました



まぁ治郎さんには言ってはいけないかもですが・・　　旦那様もいずれ抜く存在のように私の心の眼は予想致しました　　とにかく唄に力がある　　ただし・・　　しげさ節という唄は、無駄な力が入ると全く駄目になってしまいますので


その良い力をどこにもってゆくのかが掴めてコントロールが効くようになると恐ろしく魅力の高い存在となることでございましょう　　このコンサートでは奥様がお写真を撮ってみんなに贈ってくださったり



大変、大きな民謡愛をいただきまして　誠にありがとうございました　　娘さんがこれから大きくなって　　きっと日本の民謡を支えてくださる立派な女性へと成長されることを心より祈っております



治郎さん、奥様、娘ちゃん　そして出演者の先生方、和楽の仲間、スタッフ様、楽しい思い出をどうもありがとうございました　
ご拝読、ご視聴、誠にありがとうございました　









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