私がそのことを知ったのは、今年の春が来る前のことだった。 ある民謡全国大会で尺八を吹かれ本当に多くの競技者を長年に渡り支えてくださった方が亡くなられたとの訃報であった。
その方の尺八の素晴らしさは、私の尊敬する、じろうさんでさえ誉め称えていた。 だから日本を代表するほどの素晴らしき尺八奏者であられたことは間違いない。
来年開かれる大会では、もうその素晴らしき存在を官能することは出来なくなっただけではなく、一番大きな大黒柱を失った大会自体が、一体、どのように対処されるのか非常に注目されるところだと私の中では考えている。
まず、去年まで伴奏して戴いていた競技者が今回の大会で一体、どのように、それぞれが対処されるのであろうか。 その人数が余りにも多いので私は密かに心配している。
実際、私も、じろうさんにばかり頼っていてはいけないと思い、素唄の練習をしてみた… だが、素唄には、二つの難題があった。
1つは1番と2番の唄始まりの音程を保つ難しさ。 更には、保てる唄い手であったとしても… それにプラス、合いの手の技量が非常に高くなくては成り立たないことである。
1番を終えて、もし合いの手の掛け声の高さが半音下がれば、2番の始まりを半音下げて出るか、1番の始まりに合わせるのか(合いの手とは半音上がる形となり不自然だ)、迷ってしまうし、半音違ったまま唄うのは難易度が高くなるし、総合的に考えれば得点は落ちてしまうだろうと考えられる。
尺八伴奏の場合、伴奏者が、じろうさんの様に完璧であれば、唄い手は、その音程を基本に乗れば良いので安心して唄に集中出来る。
なので尺八伴奏者が唄い手の運命を確実に握っていることは紛れもない事実である。 私は今回、2名の伴奏を任されている。 つまり二人の運命の舟の舵を握ったわけである。 その責任は、とても重要であり重い。
今、毎日、鳴りにくい4本木菅にて練習を重ねているのだが、少しずつ上達はしている。 ただ、本番と練習では全く違うことだけは身に染みてわかっている。 私は地元のお祭りで巫女の笛を任されている。
以前に一人で吹いていた時に緊張してか、音がほとんど出なくなった経験がある。 時は無情にも過ぎてゆき… 私は大恥をかいた。 それだけじゃない、巫女にも残念な思いをさせた。 今、その経験が私を震えさせている。
だから私は今月から体を少しずつではあるのだが、スロージョギングや、スローバーベル(1キロをスローでトレーニングする)などで体を鍛えている。
唄の声、尺八の吹き込み、良い姿勢の維持などに、きっと役に立つであろう。 誰だって1日が経てば1日、年を取り、1日、寿命が短くなっている。 しかも、この寿命は明日かも!?しれないのである。
私は、この大きなチャンスを私に与えてくれたお二人に一生涯、感謝し続けてゆくことになるだろう。 もう、じろうさんには、返せないほど私の尺八伴奏をして戴いた。
彼が日本民謡フェスティバルに出演しないのが私は何か寂しい(私だけの密かな思いですが)、出来るなら私が日本一に輝き、彼を東京へ招待したい!
そして、私は夏生さんの前で唄うんだ!! だが、それは夢のまた夢である。 それでも、万が一、その私の夢が叶ったならば… それは、どんなに日本の民謡ファンが喜ぶことであろうか!!
なぜなら、じろうさんの尺八は、多くの民謡ファンを酔わせるから… 彼の技術がすごいからではない… 技術が上手い人など、この世には、いくらでも存在する。
そうではなく、彼の尺八から滲み出ている彼の品と温かみのある素晴らしい人柄が観ている者の心に通じるからだと私は分析しているのである。
実際、彼が日向木挽唄を吹き、すみれさんが唄い、息子さんがお囃子した映像が残されている(お祝いコンサート日向木挽唄)映像があるので、今、一度、彼の尺八を聴いて戴きたい。
涙が流れてくるのは、私だけではないはずです。 陶山さんは出ました(三味線にて)、まりさんも出ました。 こばさんは来年の予定です。 だったら、じろうさんも出て戴きたいのです(私の思いです)。
彼らが、今からの民謡界を大きく支えてゆき、引っ張って牽引してくださる、とても大切な中堅処なのでございます(私の思いです)。
最後にお1つ、ブログを通じお願いがございます。 陶山さん、あなたの音戸の舟唄、もう一度、私や母に聴かせてください(尺八、じろうさんにて)、あなたほど私達を驚かせた音戸は他にありませんでした。
実に男らしく海を感じさせ、波を匂わせ、更には雲南の香りをもブレンドさせ誠に素晴らしき音戸の舟唄でした。 あの唄が決勝に残らなかったのは、私にも母にも納得が未だに行かないのです。
あなたの音戸が忘れられず、私は毎年、大会に参加させていただいております。 またじろうさんとお尻を並べて能美温泉に入ろうじゃないですか。
あなたは島根県を代表するに大変相応しい素晴らしき民謡人です。 是非、島根から羽ばたきNHKホールをあなた様の今度は唄で御願い致します。
出来れば安来節、関の五本松、音戸の舟唄で!! あなたの唄を早くテレビやラジオにて聴きたくてたまりません。 どうか宜しゅう御願い申し上げます。 メリークリスマス!子供達に!!
その方の尺八の素晴らしさは、私の尊敬する、じろうさんでさえ誉め称えていた。 だから日本を代表するほどの素晴らしき尺八奏者であられたことは間違いない。
来年開かれる大会では、もうその素晴らしき存在を官能することは出来なくなっただけではなく、一番大きな大黒柱を失った大会自体が、一体、どのように対処されるのか非常に注目されるところだと私の中では考えている。
まず、去年まで伴奏して戴いていた競技者が今回の大会で一体、どのように、それぞれが対処されるのであろうか。 その人数が余りにも多いので私は密かに心配している。
実際、私も、じろうさんにばかり頼っていてはいけないと思い、素唄の練習をしてみた… だが、素唄には、二つの難題があった。
1つは1番と2番の唄始まりの音程を保つ難しさ。 更には、保てる唄い手であったとしても… それにプラス、合いの手の技量が非常に高くなくては成り立たないことである。
1番を終えて、もし合いの手の掛け声の高さが半音下がれば、2番の始まりを半音下げて出るか、1番の始まりに合わせるのか(合いの手とは半音上がる形となり不自然だ)、迷ってしまうし、半音違ったまま唄うのは難易度が高くなるし、総合的に考えれば得点は落ちてしまうだろうと考えられる。
尺八伴奏の場合、伴奏者が、じろうさんの様に完璧であれば、唄い手は、その音程を基本に乗れば良いので安心して唄に集中出来る。
なので尺八伴奏者が唄い手の運命を確実に握っていることは紛れもない事実である。 私は今回、2名の伴奏を任されている。 つまり二人の運命の舟の舵を握ったわけである。 その責任は、とても重要であり重い。
今、毎日、鳴りにくい4本木菅にて練習を重ねているのだが、少しずつ上達はしている。 ただ、本番と練習では全く違うことだけは身に染みてわかっている。 私は地元のお祭りで巫女の笛を任されている。
以前に一人で吹いていた時に緊張してか、音がほとんど出なくなった経験がある。 時は無情にも過ぎてゆき… 私は大恥をかいた。 それだけじゃない、巫女にも残念な思いをさせた。 今、その経験が私を震えさせている。
だから私は今月から体を少しずつではあるのだが、スロージョギングや、スローバーベル(1キロをスローでトレーニングする)などで体を鍛えている。
唄の声、尺八の吹き込み、良い姿勢の維持などに、きっと役に立つであろう。 誰だって1日が経てば1日、年を取り、1日、寿命が短くなっている。 しかも、この寿命は明日かも!?しれないのである。
私は、この大きなチャンスを私に与えてくれたお二人に一生涯、感謝し続けてゆくことになるだろう。 もう、じろうさんには、返せないほど私の尺八伴奏をして戴いた。
彼が日本民謡フェスティバルに出演しないのが私は何か寂しい(私だけの密かな思いですが)、出来るなら私が日本一に輝き、彼を東京へ招待したい!
そして、私は夏生さんの前で唄うんだ!! だが、それは夢のまた夢である。 それでも、万が一、その私の夢が叶ったならば… それは、どんなに日本の民謡ファンが喜ぶことであろうか!!
なぜなら、じろうさんの尺八は、多くの民謡ファンを酔わせるから… 彼の技術がすごいからではない… 技術が上手い人など、この世には、いくらでも存在する。
そうではなく、彼の尺八から滲み出ている彼の品と温かみのある素晴らしい人柄が観ている者の心に通じるからだと私は分析しているのである。
実際、彼が日向木挽唄を吹き、すみれさんが唄い、息子さんがお囃子した映像が残されている(お祝いコンサート日向木挽唄)映像があるので、今、一度、彼の尺八を聴いて戴きたい。
涙が流れてくるのは、私だけではないはずです。 陶山さんは出ました(三味線にて)、まりさんも出ました。 こばさんは来年の予定です。 だったら、じろうさんも出て戴きたいのです(私の思いです)。
彼らが、今からの民謡界を大きく支えてゆき、引っ張って牽引してくださる、とても大切な中堅処なのでございます(私の思いです)。
最後にお1つ、ブログを通じお願いがございます。 陶山さん、あなたの音戸の舟唄、もう一度、私や母に聴かせてください(尺八、じろうさんにて)、あなたほど私達を驚かせた音戸は他にありませんでした。
実に男らしく海を感じさせ、波を匂わせ、更には雲南の香りをもブレンドさせ誠に素晴らしき音戸の舟唄でした。 あの唄が決勝に残らなかったのは、私にも母にも納得が未だに行かないのです。
あなたの音戸が忘れられず、私は毎年、大会に参加させていただいております。 またじろうさんとお尻を並べて能美温泉に入ろうじゃないですか。
あなたは島根県を代表するに大変相応しい素晴らしき民謡人です。 是非、島根から羽ばたきNHKホールをあなた様の今度は唄で御願い致します。
出来れば安来節、関の五本松、音戸の舟唄で!! あなたの唄を早くテレビやラジオにて聴きたくてたまりません。 どうか宜しゅう御願い申し上げます。 メリークリスマス!子供達に!!
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