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2013 11/12 呉桟橋展望室5Fにて 音戸の舟唄 (尺八練習です)

2013-11-22 22:28:02 | 音戸の舟唄 (呉市音戸町)
2013 11/12 呉桟橋展望室5Fにて 音戸の舟唄 (尺八練習です)


今日、民謡仲間からメル連絡がありまして「大会前日の宿泊ホテルのお勧めはどこですかー」って 大会慣れされている民謡人は行動が早いですね 実はこの音戸の舟唄全国大会、冬の最も寒い雪の降る確率が高い時期に開催されますので当日に音戸を遠くから目指す方法はアウトなんですよ

当日は雪が降ったり積もったりの可能性が高いので前日から宿泊をする手しか取れないのです 音戸の会場に近い宿泊場所は音戸にわずかにございますけれども、予約はすぐに埋まると予想できます。 従いまして呉市内にあるホテルか江田島にある海上ロッジかになると考えます。 呉市にホテルは割りとたくさんありますので、どこでも良ければ直前でも空いているお部屋はあると考えます。 ですが江田島市にあります海の上に浮かぶ能美海上ロッジは江田島市に一つしかない大きな宿泊施設でございますので早めに予約をしておかないと土日は特に埋まるのが早いのです

この能美海上ロッジの良いところは、特にロケーションと源泉掛け流しの泉質にございます 疲れが良く取れ、よく眠れます ですので能美海上ロッジもお勧めなんですよ 私も今週初めに大会事務局に申し込みをしましたよ 今年は他県からいったい何名の競技者が参加をされるのかが毎年の楽しみの一つなんですよね~ 広島県も毎年頑張ってますよ~ レベルは毎年着実に上がっているように思います

去年は私は全くのノーマークでしたから、ただただ健康で舞台の上に民謡仲間と共に上がれる喜びで緊張することさえ忘れていたので気楽だったのですが 今回は違います 私のことを知っている競技者の誰もが、私の唄のレベルを聞いて そのレベルを決勝進出レベルだと指標にされることでしょう。 そのことに対しての重みが緊張に拍車をかけてくるのです  特に僕みたいな我流で一人で楽しんでいる人間は人と人との間で競って鍛えているわけではございませんので、意外と弱いのです。 まずは周りからの影響よりも自分の心をしっかり持たなければなりませんね  でも誰だか言ってたな~ 舞台の上で頑張っては駄目なのだって  舞台の上で頑張ると唄に力が入りすぎて良い歌にはならないのだとか・・

難しいですね~ だから唄を競う民謡大会は奥が深くて好きなんですよ~ どうしてもその人の精神状態が唄に現れますのでね、僕のような素人でもチャンスはあるということも言えるのだと考えるのですよ もう5年も音戸の舟唄全国大会の唄をずっと聞いてきますとね・・ がとても大切なのだということがよーく理解できて参りましたよ この間というのは、全て自分の考えやセンスによって決めながら唄ってゆきますので大変難しいといえます。

つまり、どんなに上手に唄った感じでも間が安定しておりませんと・・ どうも不自然な唄に仕上がってしまうように思います。 私は競技者のさまざまな音戸の舟唄を聞いて参りました。 予選に落ちる人の中にも素晴らしい間を持たれている競技者の方もいらっしゃいます。 だけども音程をキープできなかったり、練習しすぎて声が枯れてしまってたりで惜しくも決勝を逃してらっしゃるように感じました。

さまざまな人の唄を聞くということは私の中では非常に大切なことなのです。 民謡人の考え方は本当にさまざまでして・・ お手本しか聞かない方もいらっしゃいます。 他の唄を聞くとイメージがブレてしまうからだそうです。 なるほど  色々な独自の考え方があり、面白いですよね。 もちろん私のようなさまざまな唄を聞きたがる競技者は少ないのではないでしょうか 私の場合は、競技者全ての方にどこか良いところが必ず持っていらっしゃいますので・・ どこが素晴らしい部分なのか? そしてどうしてそこが素晴らしかったのかを自分の心の中で分析をし頭の中でイメージし理解をしてゆくようにしております。

つまり、私の音戸の舟唄は、第2回大会~第6回大会までの競技者全ての方達の唄の中から自分の気に入った良いイメージを自分なりに取り入れて作られたといって良いと考えております。 ですので完全に一人だけの方の唄を真似するということは私に限っては基本的にないのでございます。 自分でどのくらい音を伸ばせば美しくなるのか・・ どれくらいで音を切ればバランスが良くなるのか 川で例えると角度のある急流の部分と角度がないゆるやかな部分をいかに唄の中で表現をしてゆくのか そこが重要だと考えているのです。

初めから最後まで同じ角度の同じ速さで変化がなければ唄として面白みがありません 全体のバランスが良い唄が誰が聞いても心地良くなるはずだと信じております。 あと絶対に真似のできない味というのがあります。 この味は競技者それぞれの持ち味が皆さん違っていて本当に楽しみな瞬間です この味は民謡の練習で出来る味ももちろんございますが・・ 一番楽しみなのは人生の歩む心構えや経験の味なのです どっしりと生きてこられた方 若い時から苦労を重ね乗り越えてこられた方 世界を旅して飛び周っている方 体に障害を持ちながらも堂々と歩んでいる方 さまざまな理由を抱えみんな生きている

その生き様が舞台の上で発表されるのだから民謡大会は、私にとってたまらない舞台なのでございます 予選、決勝など全く私には関係なく、私の心に響く唄の決勝進出者というものもございます 審査というのは技術が多く占めると考えるのですが、私が好きな心に響く唄というのは技術ではなく、その方の唄から現れてくる心構えといいますか味といいますか、そのようなものなのです またその味は聞こえる人と聞こえない人といます。

そういえば隠岐の三味線の大会時でも、とっても印象に残っている瞬間がございました。 それは広島の競技者だったのですが・・ 出だしで大きな失敗をしてしまってですね・・ 唄い手さんが唄えないくらいの失敗だったのですが・・ それでも一生懸命に修正を計ろうとされているお姿に私は心を討たれたのでした 大会を観るのは成功だけでは決してないのだということを、そこで私は学んだのです。

舞台の上で成功を収める姿を観覧される方に観ていただくだけの場ではないのです。 中には失敗をするから印象に残って、翌年からファンになってくださり応援してくださるという珍しいパターンもあるということです。 実際に私は第3回大会で、ただ一人、2分という時間に対してオーバーしたということで 唄っている途中ですのに鐘を鳴らされました 鐘が鳴ったら即座に退場しなければならないというルールでした

私は自分の唄った姿をビデオで撮影しておりましたので、自分で写したビデオを再生して確認してみました。 そしたら2分をオーバーしたというのは前奏の尺八の時間を入れたタイムオーバーだということが発覚したのでした(違反ではなかったのです) 私は大会事務局(呉市)に後日、出向きましてビデオを持参し事務局側のスタッフに観てもらい確認をしてもらいました。 スタッフは間違いを認めました。 ですが少し残念だったのは、認めたけれども謝罪の言葉は一切ありませんでしたし、次の大会で審査員から舞台の上で「去年の大会では時間オーバーされた選手の方がいらっしゃいましたが・・」と再度、私のことについて述べられていたということに・・

ちゃんと私のジャッジについてのミスが伝えられてなかったのだと正直、残念だったのでした ですけれども、私も春に自分が主催でコンサートを開いてみまして・・ 全く何もミスをせずに行うなんてほとんど無理なのだということを痛感させられまして・・ なるほどと考え直したのでした。 本当は間違えていたなら汚名を消していただきたかったのでしたが僕は時間オーバーしたただ一人の競技者として生きてゆきます。 やはり男として細かいことにこだわってはいけませんものね。

現にあの鐘が鳴って退場するというアクシデントのお陰で私を毎年応援してくださっているファンの方が4、5人誕生されてたのですから あの時は途中で退場させられて本当に悔しかったのですけれども・・ それが人生だと思い今があるのです 私は生きている。 生きているということは私にはまだまだやることがたくさん残っているし、私と未だに出会っていない人だって未来には待ってくださっていることでしょう(信じております)。

新年の1月26日の全国大会で、いったいどんな方達と出会えるのか 本当に楽しみになって参りました。 その時にはどうぞ宜しくお願い致しますね ご拝読、誠にありがとうございました


人気ブログランキングへ ファンのみなさま、私のヘタな尺八をお聞かせしてすみませんでした~ もっとマシになれるよう頑張りますよ~ それでは失礼致します


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