よろずのモノ語り(『近代建築撮影日記』別館)

近代建築以外のよろずのモノを
あまたに綴ります。

垣内の火揚げ(姫路市網干区)2022.8.20

2022年08月21日 02時49分17秒 | 地元(はりま・ひめじ・あぼし)

雨が降りそうなので、中止ではないかと早めに様子を見に行くと・・・

準備が終わり、雨をやり過ごすためのブルーシートが掛けられるところでした


最近は天気予報の精度が高いので、16時に降り始めて開始予定の17時までにやむようなので決行できるとのこと


あらためて17時前に行くと、雨は小雨になり神事が始まっていた


予報通り17時過ぎには雨は上がり、開始することが出来ました。










この少しづつ長さの違う棒で少しづつ起こして立てる。














綱で引く。












無事立ち上がった


19時、盆踊りが始まる


垣内の盆踊りは「網干音頭」の長太郎さんにちなんで「長太郎祭り」という


そして、20時。遂に始まった。


初めに子供会


来賓の国会議員も自ら投げる






初めはなかなか入らない




入ってもなかなか点火しない






火が付いたかと思うと、すぐ消えてしまう






これは入りそう!


点火した!


次々に火縄が入り、




炎上!






さあ、倒します!











けが人もなく、無事終了。良かった。初めて見たが、本当に良かった。

「火揚げ」
大松明を高く掲げ、火縄を投げ入れて火を起こし、最後に倒すという
この不思議な行事の由来はいまひとつ分かっていないようだ。
一見「とんど」焼きにも似ているが、もちろん違う。
お盆の迎え火とも、送り火とも、虫よけとも想像できるが、いい加減な説を言うべきではないだろう。

垣内の火揚げは昭和初期を最後に途切れていたが、昭和の終わりに約50年の時を経て復活。
以後2年に一度執り行われてきた。コロナの影響で今回は3年ぶりだという。