よろずのモノ語り(『近代建築撮影日記』別館)

近代建築以外のよろずのモノを
あまたに綴ります。

OLYMPUS XAで骨董市を写す

2012年03月18日 19時20分17秒 | カメラ・写真

クラカメ骨董市シリーズ第5弾です。

OLYMPUS XA は1979年発売された35mm判のレンジファインダーカメラ。
レンズはF-Zuiko 35mm F2.8。6枚構成の贅沢な造りのレンズ。
シャッターは電子式絞り優先AE。オプションで専用フラッシュが付けられる。
クラカメというには新しいが、それでも、33年も前のカメラ。
(カメラ画像は表題写真)

今回は、ワンダー・レックス(茨城版ハード・オフ)にて
格安ジャンクで購入したモノの試写。

以下の写真は2012/3/18
OLYMPUS XA で一言主神社の骨董市をスナップ撮影したもの。

天気が悪いので、殆ど絞り開放(F2.8)に固定して撮影。
市の様子


距離計の有効基線長が短いのでピント精度が悪く、
近接撮影(85cm)はピンボケを作ってしまうことが多い。
吊るしてある玩具にピントを合わせたつもりだが少しボケている。
F8くらいに絞らないと近接撮影はキツイようだ。


ある程度遠くのピントは合わせやすい。
カルピスのクロンボちゃんにピントを合わせている。


こちらは、猫にピント。AEも正確に作動しているようだ。
描写は、現代的で可もなく不可もなくといった感じ。
周辺光量は若干落ちているようだ。

次にストロボテスト。

「萬月 うさぎ」さんの店内で、
文殊菩薩さま、普賢菩薩さまにピントを合わせてストロボ試写。
スイッチを入れてもチャージが出来ないことがしばしばあり、
チャージが出来た時は発光できる、という心もとない状態。
「萬月 うさぎ」さんでは、地図などの紙モノを購入させてもらっている。


またまた、招き猫に再会。


こちらは、近接撮影ながらどうにかピント合わせに成功。
35mm F2.8のレンズでは
絞り開放でも十分な背景ボケを得られない。
しかし、任意のピント合わせが可能で且つ、絞り優先AEなので
このような絵づくりが出来る。 

再びストロボテスト

千羽鶴に光を当てることで、色鮮やかに。


手前の樹木に光を当てることで、くっきりと浮かび上がって見える。
右手奥には御本殿。

格安ジャンクカメラながら、ほぼフル機能OKで満足でした。
あとは、近接撮影のピント合わせの腕を磨くことが課題でしょうか。


沢田研二 『3月8日の雲』

2012年03月10日 22時41分20秒 | 音楽

明日、
震災1年目に発売される
沢田研二の新しいCD
『3月8日の雲』
4曲入りのミニアルバム。
あるいは、てんこ盛りシングルとも云う。

作詞は、全曲沢田研二。
作曲・演奏は、鉄人バンドのメンバーが担当している。

1. 3月8日の雲  作詞:沢田研二   作・編曲:大山泰輝
2. 恨まないよ    作詞:沢田研二   作・編曲:GRACE
3. F.A.P.P    作詞:沢田研二   作・編曲:柴山和彦
4. カガヤケイノチ  作詞:沢田研二   作・編曲:下山 淳

毎日新聞の記事にも出ているように
4曲とも東日本大震災をテーマにしている。

迫力のあるドラムとギターに
オルガンの音が絡む
70年代を思わせるサウンドの
「3月8日の雲」で始まり、
「恨まないよ」で涙し、
「F.A.P.P」(フクシマ・アトミック・パワー・プラントの略)で憤り、
「カガヤケイノチ」で前向きに。

大震災をテーマにしているが
暗い曲は1曲も無い。

作詞、作曲、演奏、歌唱の全てに
本当に力がこもったCD。

個人的には
『彼は眠れない』 『単純な永遠』
以来の名盤だと思う。

すべての日本人に聴いて欲しい。

セブンネットショッピング 


Canon Pで骨董市を写す

2012年03月04日 20時56分18秒 | カメラ・写真

クラカメ骨董市シリーズ第4弾です。

Canon P(Poupulaire) は1959年に発売された
35mm判のレンズ交換式レンジファインダーカメラ。
パララックスは自動補正、
等倍ファインダーながら35mmのブライトフレームを供えた
便利なカメラである。

今回のレンズはFUJINON 5cm F2.8 と S-Lカプラーを介したNikkor 3.5cm F2.5(白)。
ちなみに前回のNikkor 3.5cmはアルミ胴で軽量化された黒い方でした。

(カメラ画像は表題写真)


以下の写真は2012/3/4、Canon P で小江戸佐原の骨董市をスナップ撮影したもの。

今回もフイルムはネガです。


八坂神社 鳥居

Nikkor 3.5cmレンズ
右の方にカブリが出ています。
モルトが駄目なのか、シャッター幕が駄目なのか?

八坂神社 拝殿

FUJINON 5cmレンズ
国産Lマウント5cmレンズ中、最高クラスの解像力だと思います。

ここからは骨董市で出会った商品です

FUJINON 5cmレンズ 
現代的で細やかな描写です。

 
Nikkor 3.5cmレンズ

さて、カブリの原因ですが・・
カメラを調べてみると、シャッターの後幕が最後まで閉じなくなっていることが判明。
要修理です。
古い機械式カメラは修理が利くので
フイルムの生産が続く限り、修理して使い続けようと思います。 


Nikon S2 で骨董市を写す

2012年03月03日 22時05分00秒 | カメラ・写真

クラカメ骨董市シリーズ第3弾です。

Nikon S2 は1954年に発売された35mm判のレンズ交換式レンジファインダーカメラ。
50mm等倍ファインダーでピントが合わせやすい。
レンズはNikkor 5cm F2 と 3.5cm F2.5を所有。

(カメラ画像は表題写真)

以下の写真は2012/3/3、Nikon S2 で
布施弁天と木下駅南の骨董市をスナップ撮影したもの。

フイルムはネガなので発色はイマイチですが。
 
【布施弁天骨董市】

レンズは5cm(50mm)。




ここまで5cmレンズ。
九谷焼か何かの絵皿。


ここから最後の写真まで3.5cmレンズです。
こんなかわいい車で骨董市に来る人も居ます。

【木下駅南骨董市】

どこかで見た招き猫と再会。

【登録文化財 旧武蔵屋店舗】

駅の北側で「町家ひな祭り」というイベントをしていました。
先の震災で屋根瓦が落ちてしまったようです。


三人官女にピントを合わせて 、1/8秒でシャッターを切りました。


私、Nikon使いですが古いNikkorの描写は余り良いとは思ってません。
同時期のレンズだと、先に紹介したTopcorやヘキサーの方が良く写ると思います。

それでも、Nikonが一番好きなんですがね。 


Topcon 35L で骨董市を写す

2012年03月01日 22時10分26秒 | カメラ・写真
クラカメ骨董市シリーズ第2弾です。

Topcon 35L
 は1957年に発売された35mm判のレンジファインダーカメラ。
等倍ファインダー、パララックス自動補正で撮影しやすい。
レンズはTopcor 4.4cm F2。立体感を良く写し撮るレンズです。

(カメラ画像は表題写真)

以下の写真は2012/2/26、
Topcon 35L で一ノ矢八坂神社の骨董市をスナップ撮影したもの。

フイルムはエリートクローム 100。


一ノ矢八坂神社 鳥居

良く写っていると思います

拝殿


本殿と覆堂


本殿

日光東照宮以来の流行に乗った装飾です。

境内社 岩大日社 (御祭神;大日雲貴)

 一見、大日如来のように見えますが、大日雲貴とは天照大神の別名です。

苔むした樹木

ちょっと人面のように見えます。

ここからは、骨董市の商品です







立体感がほど良く再現できていると思いませんか?
しかし、ボケ具合はあまり綺麗とはいえないですね。



着物が真紅に発色しています。リバーサルらしい良い発色です。