例年、揖保川の河原で行われていた川まつり。今年はエコパークあぼしで開催。
もはや川ではないが、やはり名称は「川まつり」だ。
川まつりは3年ぶりだが、花火大会は2017年以来5年ぶり。撮影は2016年以来で久しぶり。花火の投稿も6年ぶりだ。
観覧場所はなぎさ公園。
まだ薄明い19:30開始
連発花火は長く露光するとやかましくなるので、加減が必要
煙が出るのですっきり綺麗に写すのも至難の業
連発花火はやかましくなるなぁ
更にやかましいが、これはこれで綺麗
思わず、低っと言ってしまうほど低い
やかましいけど綺麗。次回は積極的に連発花火の長時間露光をしてみようか!
海面に写る花火が綺麗
ナイアガラの滝のように写り込んでいる
次にどんな花火が上がるか分からないのでたまたまシャッターのタイミングが合ったという運もある
これも綺麗に水面に写り込んでいる
最後はダイセル提供の錦大瀑布。凄い連発で煙がやかましいのが残念。
カメラ:SONY α7 & α7RII
レンズ:Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical & SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS
むしろ、古いレンズにこそ工場夜景撮影で綺麗な光条が出るものがあると知り、所有する古いレンズを色々試し始めた。
今回はPENTAX K-30(APS-Cサイズ)でマニュアルフォーカス時代~初期のAFレンズで電子接点の付いたものを試してみた。
K-30はKマウントのカメラだが電子接点のないレンズを付けると操作上の制限があってかえって制御が難しいからだ。
まず、PENTAX 純正レンズから。
PENTAX-A ZOOM 70-210mm f4
70mm
210mm
絞り羽根8枚、光条も8本。前回の SIGMA ZOOM 100-300mm f4.5-6.7 DL ほど細長くは無いが、綺麗な光条だ。
PENTAX-F ZOOM 28-80mm f3.5-4.5
28mm
80mm
これも羽根8枚。前回の SIGMA ZOOM 100-300mm f4.5-6.7 DL ほど細長くは無いが、綺麗な光条だ。
Tokina 2本
RMC Tokina 35-105mm f3.5-4.5
35mm
105mm
羽根6枚。6本では物足りない。細く伸びるのではなく先端に向かって太くなる傾向。これも好みではない。
Tokina SZ-X 60-300mm f4-5.6
60mm
300mm
これも羽根6枚。先程のレンズよりさらに先端に向かって太くなる傾向がある。こういう形の光条を好まれる方には良いレンズだろう。
そして、
SIGMA ZOOM-π 35-200mm f4-5.6
35mm
200mm
これは・・・なんとも素晴らしい!!
羽根は7枚で奇数なので倍の14本の光条が出た。前回「奇数の時は倍の本数の少し太い光線で写り」と書いたが、細く長く伸びる光条が現われたのだ。
何ということの無い古いレンズだと思っていたが「光条」という観点から見たらまさしく神レンズである。
更に云うと、35-200mmという焦点距離も広角側も望遠側も工場夜景撮影には必要十分なもので万能だろう。
思わぬ名レンズの誕生である。
※表題写真は同レンズの中間焦点距離で撮影したもの。当時のレンズの電子接点には焦点距離情報が無いため正確な焦点距離は分からない。
住んでいる、兵庫県姫路市の網干はレストランとして再生された旧網干銀行湊倶楽部やダイセル異人館、山本家などの質の高い近代建築や町家が素晴しいが、臨海部のダイセルと日本触媒の工場夜景も近畿圏有数の規模と美しさを誇る。
今回は、「光条」に主眼を置いて工場夜景を撮影した。
「光条」はクロスフィルターで出す方法もあるが、多角形のレンズ絞り形状により点光源が四方八方への光線となって撮影されるもの。
使用カメラはSONY α550。
ミラーレスではない、一眼レフカメラ。
カメラとセットのレンズは現行品の DT 18-135mm F3.5-5.6 SAM。
そのレンズで写したものが下の2枚で被写体は日本触媒工場。
18mm
ズーミングして135mm
14本の光条が出ている。
絞り羽根は7枚なのでその倍の光条が出たということになる。
フイルム時代、1990年代のオールドレンズでも試してみた。
MINOLTA ZOOM 75-300mm f4.5-5.6
75mm
300mm
これも14本。
SIGMA ZOOM 100-300mm f4.5-6.7 DL
100mm
300mm
こちらは8本で、すっきりとした線として表現された。
絞り羽根は8枚でその数の光条が出たということになる。
絞り羽根の枚数が
奇数の時は倍の本数の少し太い光線で写り、
偶数の時は同じ本数の細い光線で写る、
ということになる。
もう一本試してみる。
COSINA AF ZOOM 70-210mm f4.5-5.6 MC MACRO
現在コシナはフォクトレンダーなどのブランドで写りの良いニッチなレンズで知られる。
当時は、こんな感じの廉価レンズを作っていたのだ。しかし、金属胴鏡でずっしりと重く、存在感は有る。
70mm
210mm
こちらも8本だが、光線が少し短い。
同じ8枚羽でも各レンズの絞り形状が異なるため、表現の違いとなって現れるようだ。
こればかりは、写してみないと分からない。
好みの違いは人それぞれだと思うが、私個人的には SIGMA ZOOM 100-300mm f4.5-6.7 DL の光条がお気に入りだ。
そこで、明るく輝くダイセルの新設工場を同レンズで撮影してみた。
135mm
300mm
うん、キラキラ美しい。
解像度や収差など細かいことを言い出すと現行レンズには及ばないだろうが、光条の美しさは現行レンズより余程良いと思う。
これらのレンズは、マウントアダプターを使えばα7シリーズなどのミラーレスカメラでも使える。
数千円で入手できるので、オールドレンズを複数入手して自分好みの光条が出るレンズを探してみてはいかがだろうか?
※表題写真は SIGMA ZOOM 100-300mm f4.5-6.7 DL で撮影したダイセル工場。よく見ると、なぎさ公園で工場夜景を撮影している人が写っている。
桜が満開です!
入場料200円で桜の季節の撮影スポット、動物園に入る。
動物園では、堀と桜と大天守というアングルで撮影できる。
遊具が昭和レトロ。
ここでは今だに姫路モノレールが健在。
オタリアの檻では鷺が我が物顔。
相変わらず美しい大天守。白過ぎだった屋根の色も落ち着いてきた。
(使用カメラ・レンズ:PENTAX K-30・smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL)
強い西日に気付き、海へ。
雲があるので駄目かと思いましたが、
細い雲だったので、下に抜けました。
島と雲にかかっていますが、始まりました。
久しぶりに観ました!何度見ても良いものです。
カメラ:SONY α7
レンズ:SIGMA 70-300mm F4-5.6 DL MACRO SUPER(最初の2枚のみ)・TAMRON SP 500mm F8(55B)(表題写真を含め残り全て)
ちなみに
TAMRON SP 500mm F8(55B)はミラーレンズで
メーカーHPhttps://www.tamron.co.jp/data/a2-lens/55b.htm
によると、1979年発売の古いレンズです。
年代を考えると、大変素晴らしい描写のレンズだと思います。
製造数も多く比較的安価で入手できるので、
f8以上の明るさが不必要ならばお買い得なレンズでしょう。
※お知らせ※
テンプレートを変更しました。
写真が生える黒バックで表示もワイドになりました。
追記:黒バックでは本文を読みづらいと感じましたので
再度変更しました。
今年もクリスマスシーズンの風物詩『あぼナリエ』を撮影しました。
今回は、一部のオールドレンズを前ピンで撮影すると出るという「バブルぼけ」に挑戦しました。
あるオールドレンズの作例で見た「バブルぼけ」は単純に丸いだけでなく、
レフレックスレンズで写したようなリング状の淵があり、シャボン玉のようでした。
そう、イルミネーションを光のシャボン玉として写そうというのです。
レンズ7本にSONY α7と各種マウントアダプターを持って撮影に出掛けました。
全て35mmフルサイズで撮影しています。
果たして、チョイスしたレンズの中にシャボン玉のように綺麗な「バブルぼけ」が出るものはあるのでしょうか?
1.SOLIGOR TELE-AUTO 1:3.5 f=200mm
ミランダカメラ製のマウント交換式レンズです。他のカメラメーカ製に比べて半段ほど明るい廉価レンズを提供していたようです。
SOLIGORはもう一本、1:2.8 f=28mmというのを持っています。
交換マウントはミノルタを付けていますが、ほかにペトリ、ニコン、M42も所有しています。
長玉なので、まずは遠くから普通に撮影。
そのままフレーミングを下げると、川面に映った灯りが絵画的で綺麗でした。
いよいよ、ピントを前ピンにして「バブルぼけ」に挑戦です。
オールドレンズの作例で見たような「バブルぼけ」にはなりませんでした。
2.XR RIKENON 1:2.8 135mm
思うようなシャボン玉状の「バブルぼけ」にはなりませんでしたが、RICOHのレンズは流石に綺麗な描写をします。
3.Takumar 1:3.5/135
M42マウントでプリセット絞りの古いレンズです。
これも綺麗に写っていますが、リング状の淵は弱いので次のレンズを試してみましょう。
4.CANON LENS 100mm 1:3.5(Ⅲ型)
Lマウントレンズの最終型です。
思うようなリング状の淵付きシャボン玉は出ませんでしたが、絞り込んでみると綺麗な10角形の絞り型ぼけが出ました。
※撮影方法による描写の違い
【通常撮影】
【前ピン 絞り 開放】
【前ピン 絞り 約f5.6】
5. CANON LENS FD 50mm 1:1.4 S.S.C.
初期のマルチコートレンズ。
明るいのが吉と出るか凶と出るか?
ぼけ過ぎてダメか・・
ピントを調整していくと・・
淵が出ました! しかし、明るいレンズの絞り開放は収差が大きく形が崩れています。
真円にならないけど綺麗だと思います。
※ピント位置による描写の違い
【通常撮影(合焦)】
明るいレンズなので周辺の収差が大きく、光が流れてしまっています。
【前ピン】
玉状にぼけます。
【後ピン(∞)】
にじんだようにぼけます。
6.Sonnar 1:2 f=50mm T
カール・ツァイス製のCマウントレンズ。名玉ですね。
※表題写真はこのレンズで撮影しました。
周辺に収差が出ますが、綺麗なシャボン玉が出ました!
そして、f4くらいに絞ると11角形の絞り型ぼけが出ます。
金平糖みたいです!
7.NIKKOR-H 1:2 f=5cm
Sマウント、黒塗装なので後期型か?
周辺に収差がありますが、理想的な淵付きシャボン玉です。
結果、 NIKKOR-H 1:2 f=5cm に一番綺麗な「バブルぼけ」が出ました。
愛用のNikon D600が撮影した画像に複数の黒い粒状の像が写りこむ現象についての無償対応から戻ってきました。
そこで、テストを兼ねてだるま太陽を撮影しに出かけたのですが、日没位置に雲が出てアウト。
場所を換えて見た海の色が綺麗だったのでこちらの写真を紹介します。
見上げると三日月が。
アップで見ると、工場の煙に犬の散歩。
こんな空には黒い粒状の像が写りこみ、フォトショップで補正していましたが、今回は補正無しでこの通りです。
そして、綺麗な水面。
橋の向こうに化学工場。
後ろを見ても化学工場。
これで、安心してD600で撮影できます。
姫路城入場時にセットで購入した「好古園」入場券が残っていたので、はじめて入園しました。
ここが定番らしいです。カメラを持った人が皆ここで撮影していました。
しかし、他にも良い場所があると思います。以下は、私なりに良いと思ったカットです。
紅葉の中に錦鯉が泳ぐ
澄んだ空と揺れる紅葉の対比が綺麗です
下から透かし見る紅葉
同じ場所でストロボを焚いてみました。
このカットもストロボを焚きました。
逆光に透かし見る紅葉
最後に残った一枚
使用カメラ・レンズ:SONY α7・FE 28-70mm f3.5-5.6 OSS
ストロボ:Panasonic PE-20ST