『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第1章』初日【個人的感想】 2017年02月28日 00時21分20秒 | 宇宙戦艦ヤマト 『宇宙戦艦ヤマト2199 第1章』初日【個人的感想】という記事をUPしてからほぼ5年。嬉しいことに、再び同じような記事を投稿出来ることになった。2/25から続編の『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第1章』が劇場公開されたのである。2199第1章の時は旧作しか知らず最近のアニメも見ていなかったので様子があまりにも違うことに戸惑いを感じていた。今回は、そういう意味では免疫が出来ているのですんなりと入り込めた。では当日レポート。※本編感想前まではネタバレはありません。※本編感想が始まるときに一度合図を入れます。 阪神梅田駅から歩いてJR大阪駅へ 『追憶の航海』以来2年数か月ぶりの大阪ステーションシネマ。今回は前日にネット予約したので並ぶことなく自動発券機でチケットを手にした。大阪ステーションシネマの初日3回目、12:30。座席は後ろから2列目の右寄りL-18。一番大きいスクリーンの回をチョイス。アンドロメダ プラモデルの実物展示なんとなく細い気がする見慣れた角度でもう一枚この角度の方が違和感が少ない早くも第2章のポスターがもう前売り券を売り出しているそして、新聞も販売中第2章の前売りがあったのでパンフレットと一緒に購入。あと、サンスポの「宇宙戦艦ヤマト2202新聞」も購入。なお、この新聞は内容が充実し過ぎているので映画鑑賞後に熟読する方が良いと思う。チケットをもぎってもらって、入場者プレゼント「【複製】キャラ原画&メカ設定線画」を受け取る。購入品等は表題写真参照。上から2202新聞、入場者プレゼント、パンフレット、チラシ。シアター入口いよいよシアターへ。ほぼ満員で男女比は見回した印象では7:3くらい。2199と比べると女性が多いように感じた。1978年に『さらば』を観たとき中高生と思しき女子が多かったのを思い出した。年齢層は40~50代でほぼ9割。5年の歳月が年齢を押し上げたようだ。新たなファン層として最も期待したい20~30代は残念ながら少なかった。仮に完結編までこのペースでやると、あと15年くらいかかるのではないか?すると、60~70代になってしまう。ただし、親子連れがちらほらと見え良い傾向だと思った。では、本編感想を書きますのでネタバレOKの方のみ下にスクロールしてください。↓ ↓【個人的感想】ですので偏った思い入れも多々あります。一般的には通用しない内容かもしれませんがお付き合いくださる方は更にスクロールしてください。↓ ↓本編が始まると「無限に広がる大宇宙・・・」とお決まりのナレーション。しかし、これは大帝の台詞。ここはナレーションの方がしっくりくるのだが・・ 理由はよく判らないが2199ではナレーションで説明するということを嫌い「時に西暦2199年、地球は最期の時をむかえようとしていた・・・」という有名なナレーションを森雪の台詞で代弁させたという経緯がある。2199の続編として”ナレーションを排しながらも台詞で代弁させる”という手法を再び採用して統一感を持たせたのだろう。しっくりこなくても、2199を観ていたら理解できる。個人的には、無理やり台詞にするくらいなら素直にナレーションにするなり、無しにするなりした方がしっくりくると思うのだが。 2202第1章は導入部にもかかわらず大艦隊戦から始まる。古代進は兄譲りの突撃戦法で大活躍!そして、早くも地球滅亡の危機をヤマトが救うのである。(ここは手に汗握る展開なので是非とも映画館で観てほしい)いきなり見せ場を作っている。『2』の1~2話を再現しただけなら見せ場なし、ネタバレあり、になってしまい映画としてはちょっと成り立たない。この2202第1章は見せ場がありながらもネタバレは殆どなく次章に向けて謎が謎を呼ぶような展開。本編では説明がなかったがお坊さんらしき人物が多数虐殺された惑星がテレザートだとパンフレットに載っていた。この虐殺シーンも、第2章で明かされる「惑星テレザートとテレサの物語」と何か関係があるのだろう。テレサの発したコスモウェーブでヤマト乗組員が身近な人の幻を見たがファンタム星のスーパーサイコエネルギーと同じようなものなのだろうか?テレザート星が宗教国家ならばテレサはマザーシャルバートのような存在なのだろうか? シャルバート星の役割がイスカンダルとテレザートに振り当てられたのなら2202の続編としてのIII(タイトルは2205になるのかな)はもう期待できないのだろうか?III至上主義の私にとっては、そこが一番の問題である。彬良さんが「ボラー連邦」や「ルダ王女の恋」をどう料理するか聴きたい!板橋さんのシンプルで格好良いメカニックがどのようにリデザインされるのか見たい!そして第一艦橋に訪れるデスラーを見たいのである!! そのデスラーについては今回の2202第1章では全く触れられず生死とその扱いに関しては謎として残された。2202本編のストーリーとは関係ない方向に脱線したが謎が謎を呼ぶ展開であったことは間違いない。2202第1章の内容についてはこれは許せないなという程のものは無く合格点だったと思う。次章以降に期待を持たせるような謎を散りばめている点は上手いと思った。さて、私個人的にはヤマトの半分以上のウエイトを持つ音楽について。2199第1章の感想では生意気にも彬良さんに対してダメ出しをしたが2199の回を重ねるごとにダメ出しをする事も無くなった。彬良さんがオリジナリティを発揮し始めたからだ。今回の音楽制作は、劇場で聴く限り良かったと思う。 『さらば』の完全再現を目指した「白色彗星」には意気込みを感じた。「ヤマト廃艦 M-10」には彬良さんのオリジナルアレンジがスパイスのように加えられていた。「再会 M-5」、「地球艦隊の反撃 M-45~新造戦艦アンドロメダ M-4」、「テレサの祈り M-29A」には彬良さんによるスペシャルアレンジが施されよりゴージャスになっていた。 2199の後半以降は父・泰先生ならどう編曲するか?ということを念頭に置きながらも彬良さん独自のアレンジを加えていると思う。今回、さらに磨きがかかったように感じる。サントラの発売が待ち遠しい。そして、事前に公表されてはいたがジュリーこと沢田研二の「ヤマトより愛をこめて」がエンディングテーマに選ばれていることが第1章の音楽の最大ポイントではないかと思う。ここでこの曲を使ってしまうということは第7章のエンディングは違う曲であるということ。つまり、2202の最終的なテーマはこの曲では代弁できない、もっと別な何かが用意されているのだろうと想像される。そして、イメージの壊れるようなカバーでこの曲を聴かずに済みそうであることにほっと胸をなで下ろしたのである。 ヤマトもジュリーも今年でファン歴40年。再び両者が接点を持ったことに喜びひとしおなのである。 とりあえず劇場で一度観た段階での感想はここまで。バンダイで頼んだBDが3/4に届いてからもっと詳細に見ていこうと思う。【おまけ】観終わった後・・・阪急古書のまちと阪急東通商店街のまんだらけに行って買い物。そして、二十数年前に一度食べただけなのに記憶に残っているラーメン店を求めて徘徊。古い記憶ながら難なく発見! 味の記憶はほとんど無いが、とにかく薄い色が印象に残っていたのである。 二十数年ぶりに見た印象は、ウサギの餌っぽい・・?しかし、この薄いスープが美味しかった。生の菊菜(春菊)もヘルシー。こってりを積極的に食べたいとは思わなくなった昨今これこそ理想のラーメンかもしれない。時刻は15時を過ぎていたが、客は4人ほどいた。12時代には満員だったかもしれない。