よろずのモノ語り(『近代建築撮影日記』別館)

近代建築以外のよろずのモノを
あまたに綴ります。

宮川泰先生の音楽-宇宙戦艦ヤマト-【番外編】CD『宮川泰 テレビテーマ・ワールド』発売!

2018年08月31日 00時43分42秒 | 音楽

2018年8月29日、CD『宮川泰 テレビテーマ・ワールド』が満を持して発売されました!
今回はヤマトではないのですが、宮川泰先生の仕事としてはヤマトに最も近いジャンルという事で
『宮川泰先生の音楽-宇宙戦艦ヤマト-』の【番外編】として書くことにしました。
一応ヤマトも収録されていますので、ヤマトファンの皆さんにも是非とも聴いていただきたい一枚です。

このCDは泰先生の奥様である宮川禮子さんの企画で製作されました。
禮子さんは今年6月に世界ベテラン卓球で優勝し、話題になりましたね。
先生に最も近くで最も深く理解された方だからこそ
これらの楽曲の素晴しさを理解され、CDにしようと思われたのだと思いました。

宮川禮子さんは冒頭の挨拶文で
「・・(前略)主人は曲を作るとき、“アタマ”でつくろうとせず“カン”を頼りにしていました。そして、「誰もが楽しめる音楽」をつくることに、強いこだわりを持っていました。「理屈ではなく、とにかく聴く人に楽しんでもらいたい」という主人の思いが、今回収録した作品には溢れています。作曲家・宮川泰のサービス精神の詰まったこのアルバムが、皆様にとって時代を感じ、楽しんでいただける一枚になれば-と願っております。」(そのまま抜粋しました)
と述べられていますが、まさしく音楽家としての泰先生の全てを言い表していると思いました。
これは、この『宮川泰先生の音楽-宇宙戦艦ヤマト-』というブログで最も言いたいことです。
そして、前回紹介した「新コスモタイガー(2000年版)」は
「理屈ではなく、とにかく聴く人に楽しんでもらいたいもらいたい」という思いとサービス精神に溢れた楽曲の典型例ではないかと思うのです。

では、今回も少しマニアックではありますが、収録されなかった音源についての考察等も絡めて楽曲紹介していきましょう。

注:楽曲名横に*マークがあるものはモノラル録音です。


 

  • 1.シャボン玉ホリデー* / ザ・ピーナッツ
    『シャボン玉ホリデー』(NTV)より

    この曲はファンファーレが付いたVer.もあってゴールデンタイム!~TVバラエティ・ヒットパレード~に収録されている。
    ファンファーレ付きの方が番組の雰囲気を味わえると思うが、どうでしょうか?

  • 2.ゲバゲバ90分!テーマ
    『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』(NTV)より

    『ゲバゲバ90分!ミュージックファイルより再録。
    是非ともこのアルバム
    も聴いてほしいと思います。様々な種類の楽曲を聞くことが出来る、サービス精神の詰まったアルバムです。

     
  • 3.ひるのプレゼントテーマ*
    『ひるのプレゼント』(NHK)より

    『懐かしのNHKテーマ音楽集』に収録されていたVer.の再録だが、今回は泰先生の演奏開始前「ツゥー・スリー・フォー」の声がカットされてしまった。
    なお、0:07秒あたりに「タラタッ」という先生の声が入っている。これは先生の指揮で生放送中に生演奏されたVer.だからです。
    更にYouTube等で探してみると、スタジオ録音Ver.やBメロが追加された新Ver.等を見付けることができ、
    長い放送期間に少しでも楽しい楽曲にしようとした先生の試行錯誤を感じることが出来る。
    『NHKアーカイブス』でBメロが追加された新Ver.を聴くことが出来る。(『昼のプレゼント』の画像をクリックすると動画再生が始まります)
     
  • 4.お笑いオンステージの歌 / 天地総子
    『お笑いオンステージ』(NHK)より

    これは、シングルレコードVer.。
    TVサイズでのこいのこ歌唱のVer.が
    『懐かしのNHKテーマ音楽集』に収録されていた。
    更に、のこいのこ歌唱の別Ver.が「開始テーマ」という曲名でシングルレコード化されている。
     

  • 5.わんさかワンサくん / シンガーズ・スリー、ロイヤルナイツ
    『ワンサくん』(KTV/CX系)より

    今回、1曲のみの収録なのが残念だが昭和キッズTVシングルスVol.8
    ・わんさかワンサくん 歌/シンガーズ・スリー
    ・ピンコラ音頭 歌/シンガーズ・スリー
    ・ワンサくんのママ 歌/堀江美都子
    ・ミドリちゃん 歌/ホーン・ユキ
    ・ワンサくんのママ 歌/ホーン・ユキ
    の5曲が収録されている。
    少々プレミアムが付いた盤だが、5曲を一気に聴くことが出来るので効率が良い。

    なお、ワンサくんは三和銀行の企業キャラクターに採用され、子供向けに配られたソノシートが存在する。
     

  • 6.カリキュラマシーンのテーマ* / 西六郷少年少女合唱団
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 7.「3」はキライ!* / 宮川泰、ギニョさん
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 8.タイルを置こう* / ギニョさん
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 9.行の唄* / 宮川泰、いずみたくシンガーズ
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 10.ブギウギ・ライフ* / 宮川泰
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 11.カリキュラ・ア・ゴーゴー*
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 12.カリキュラマシーンのテーマ(ジャズ・ヴァージョン)*
    『カリキュラマシーン』(NTV)より

    泰先生の歌唱を聴くことが出来る貴重な音源を収録していて、宮川愛の溢れた選曲だと思います。
    『ゲバゲバ90分!』と同じく様々な種類の楽曲を聴くことが出来る、サービス精神の詰まったアルバム
    『「カリキュラマシーン」ミュージック・ファイル』
    がありますので、こちらも是非聴いてほしいと思います。 

  • 13.宇宙戦艦ヤマト / ささきいさお
    『宇宙戦艦ヤマト』(YTV/NTV系)より 

  • 14.真赤なスカーフ / ささきいさお
    『宇宙戦艦ヤマト』(YTV/NTV系)より

    これは、特に説明する必要は有りませんね。
     

  • 15.ANNニュース テーマ
    『ANNニュース』(EX)より

    元の音源が残っていなかったのか、再演奏Ver.です。
    雰囲気よく再現されてはいますが・・・
    https://www.youtube.com/watch?v=IXX-n_C-bkM
    元の演奏では泰先生の編曲で最も重要な楽器である木琴の音が聴こえるのです・・・
     

  • 16.グランプリの鷹 / 水木一郎、フィーリング・フリー
    『アローエンブレム グランプリの鷹』(CX)より
  • 17.レーサーブルース / 水木一郎、フィーリング・フリー
    『アローエンブレム グランプリの鷹』(CX)より

    こちらにも様々な種類の楽曲を聴くことが出来る、サービス精神の詰まったアルバム
    『〈ANIMEX 1200シリーズ〉(27) テレビオリジナルBGMコレクション アローエンブレム グランプリの鷹』
    がありますので、是非お聴きいただきたい。1200円+税という究極のデフレ価格に驚きますね。
    格好いいジャズ風BGMや泰先生ご自身のピアノ演奏など聴き所の多いアルバムです。

    残念ながら未収録となったが、アニメ関連では『メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行』の作曲も担当している。

  • 18.きらめくリズムオープニング
    『きらめくリズム』(NHK)より

    LPレコード化されていますが、版権の関係で今回は再演奏Ver.で収録されています。
    『きらめくリズム』のLPはオープニングテーマ+歌の無い歌謡曲集のような体裁で第五集くらいまで出ていたようです。
    LP Ver.は中西龍氏のナレーションが入っており、 再演奏Ver.では唸るサックスで演奏されていたメインメロディーがトランペットの演奏になっている(1枚目のLPのみで確認。第二集以降は試聴していないので別Ver.が収録されているかもしれない)。

 

  • 19.たまりまセブン / 森井信好とワンパクセブン
    『たまりまセブン大放送!』(TBS)より 

  • 20.宇宙よりのパンツマン / 辻佳紀
    『たまりまセブン大放送!』(TBS)より

    「宇宙よりのパンツマン」という強烈な歌の存在は知っていましたが、
    私にとっては全く見たことが無い番組で、残念ながらなんとも言いようがないのです。

    ほぼ同時期に某テレビ番組に登場したデンセンマン関連のCD『デンセンマン ありがとう デラックス・エディション』では泰先生が複数の楽曲の編曲(一部作曲も)を担当している。
     

  • 21.ズームイン!朝(1979〜)*
    『ズームイン!!朝!』(NTV)より

    この曲が皆さんのお待ちかねだったのではないでしょうか?
    私は今回のようなCDが発売されたときには、1998年再演奏Ver.がオミットされるのではないかと心配していましたが、杞憂に終わり良かったなと胸を撫で下ろしています。

    なお、初期の『ズームイン!!朝!』関連の楽曲で、徳光さんが唄う「天気予報の歌」というソノシートが存在します。
     

  • 22.バラエティー生活笑百科テーマ* / 宮川泰とキングス
    『バラエティー生活笑百科』(NHK)より

    『懐かしのNHKテーマ音楽集』に収録されていたVer.の再録です。
    テーマ曲がキダ・タロー氏作曲の新曲になって久しいですが、私にとってはいまだに泰先生の方がしっくり来ます。

  • 23.午後は○○おもいッきりテレビテーマ
    『午後は◯◯おもいッきりテレビ』(NTV)より

    いやいや、宮川先生の編曲は色々な要素が詰まっていて楽しいですね。
    これは番組開始当初はオープニングタイトル曲として使われていたVer.ですが、しかし、
    番組後期には別のVer.がオープニングタイトル曲になっていました。もっとテンポが速くて短めの曲です。
    個人的には後期Ver.の方が欲しかったのですが未収録でした。
    更に言うと、CM前後のブリッジ曲や「今日は何の日」等のコーナーテーマ、など収録してほしい楽曲が多くありました。

    この番組関連のマキシ・シングルCD『元気イキイキ!おもいッきり』のカップリング曲「健康! ピンピコピン」は泰先生の作曲です。

     
  • 24.ジパングあさ6 タイトル*
    『ジパングあさ6』(NTV)より

    TV放送自体の音を音源にしているのか、音が悪いですね。
    YouTubeで聴いたのと変わらない音質です。
     
  • 25.ふたりのビッグショー テーマ
    『ふたりのビッグショー』(NHK)より

    『「宮川泰」ザ・ヒット・パレード』(2002年演奏)より再録。
    8曲目の「テレビ・テーマ・メドレー」の該当部分を切取って収録している。
    『NHKアーカイブス』の動画0:35秒あたりから聴くことが出来る。(『ふたりのビッグショー 都はるみ テレサ・テン』の画像をクリックすると動画再生が始まります)
    TV放送の音を音源にしている曲もあるのに、何故そうしなかったのか?
    おそらく、CD音源に使うには拍手が大き過ぎるので断念したのだろうと思う。

  • 26.ウハウハ イヒイヒ ドッチラケ / 二葉百合子
    『ウゴウゴルーガ「みずいろぞうさん」』(CX)より 

  • 27.星空のトランペット〜愛のセレナーデ〜森と湖のテーマ
    『ウゴウゴルーガ「みずいろぞうさん」』(CX)より

    大枚はたいて超レア盤CDを購入したのに収録されてしまいました。悔しいけれど目出度いことです。
    『ウハウハ イヒイヒ ドッチラケ(Single)
     にはカラオケも入っています。

  • 28.ふるさと皆様劇場オープニングテーマ
    『ふるさと皆様劇場』(NHK)より

    『NHKアーカイブス』でも聴くことが出来る。(『土曜特集 ふるさと皆様劇場』の画像をクリックすると動画再生が始まります)

     
  •  29.ズームイン!朝(1998〜)
    『ズームイン!!朝!』(NTV)より

    この曲を再編曲するにあたって、先生のサービス精神と「理屈ではなく、とにかく聴く人に楽しんでもらいたいもらいたい」という思いが発揮されていると感じるが、どうでしょうか?
    先生ご本人はリズムマシーンに乗せた機械的な演奏の当Ver.より旧Ver.の方が良いとおっしゃったそうだが、編曲の質と愉しさは当Ver.の方が勝っていると思います。
    前回紹介した「新コスモタイガー(2000年版)」の再編曲とコンセプトが似ていると思いました。

    なお、この時期の『ズームイン!!朝!』関連CD
    『ズームイン!!朝! 鉄道唱歌の旅 その一』 『ズームイン!!朝! 鉄道唱歌の旅 その二』
    は泰先生の編曲です。

  • 30.ズームイン!!SUPERオープニングテーマ
    『ズームイン!!SUPER』(NTV)より

    放送開始前の番宣で、泰先生ご自身が張りきって作ったので期待してくださいというような意味のことをおしゃっていたのを思い出す。
    このVer.は先生らしからぬ軽妙かつおしゃれな感じで、エンディングに使われていたようである。はたして先生はこのVer.のことをおしゃっていたのだろうか?

    2001年10月1日早朝、MDデッキをスタンバイして初放送のオープニングタイトル曲を録音したのを昨日のように思い出す。
    今回、オープニングタイトル曲は未収録となったので、当時の録音が貴重な個人用ライブラリ音源として生きることになった。

    『月刊エレクトーン 2006年7月号』に『ズームイン!!SUPER』の楽譜が掲載されており
    https://www.youtube.com/watch?v=_Hl98S6qKQ0
    このエレクトーン演奏の中にOPタイトルと酷似した部分があり、『ズームイン!!朝!』1998年再演奏Ver.と雰囲気が似ている。
    私はこのエレクトーン譜の元になったVer.のスタジオ録音版が存在し、その一部がOPタイトルに使われたのではないかと思っているのだが、一般人には確認することもできません。
     

  • 31.てるてる家族オープニングテーマ*
    『てるてる家族』(NHK)より

    こちらにも、様々な種類の楽曲を聴くことが出来る、サービス精神の詰まったアルバム
    『てるてる家族 オリジナルサウンドトラック』があるので、是非お聴きいただきたい。
    ただし、コピーコントロールCDなので、機器によっては再生できない可能性があります。
    泰先生は作曲のみの参加で労力のかかる編曲はされていません。
    晩年に近く、かなりお体が弱っていたのだろうと思われます。
     

  • 32.お昼ですよ!ふれあいホール オープニングテーマ / バニラムード
    『お昼ですよ!ふれあいホール』(NHK)より

    この番組は今回初めて知りました。毎回生演奏だったようでTV放送の音が収録されているようです。 

  • 33.<ボーナス・トラック>
    JRA重賞レースファンファーレ

    『「宮川泰」ザ・ヒット・パレード』(2002年演奏)より再録。

    別演奏Ver.と他種レースのファンファーレが
    『KING OF TURF 中央競馬のファンファーレ2001完全盤』に収録されています。
    ・ファンファーレ 京都&阪神::G1競走
    ・ファンファーレ 京都&阪神::重賞競走
    ・ファンファーレ 京都&阪神::特別競走
    ・ファンファーレ 京都&阪神::一般競走
    の4曲です。
     
  • 34.<ボーナス・トラック>
    インファントの娘* / ザ・ピーナッツ
    (東宝『モスラ』挿入歌)

    これは、知る人ぞ知る泰先生の作品ですね。
    この他にステレオ版、シングルレコード版がCD化されているようです。
     
  • 35.<ボーナス・トラック>
    歌謡ベスト10 オープニングテーマ
    『コーセー化粧品 歌謡ベスト10』(TFM)より 

  • 36.<ボーナス・トラック>
    Sound Sticker(Swing)
    『コーセー化粧品 歌謡ベスト10』(TFM)より 

  • 37.<ボーナス・トラック>
    Sound Sticker(Soul)
    『コーセー化粧品 歌謡ベスト10』(TFM)より 

  • 38.<ボーナス・トラック>
    歌謡ベスト10 エンディングテーマ
    『コーセー歌謡ベスト10』(TFM)より

    OP、ED、Sound Stickerとは完璧ですね。
    『午後は◯◯おもいッきりテレビ』と『ズームイン!!SUPER』にこの完璧収録主義を貫いてほしかったですね!
    あと、「Sound Sticker(Soul)」は大滝詠一からリスペクトを受けたのかもしれませんね。



    惜しくも今回収録が見送られた楽曲も、今後、何らかの機会に日の目を見ることになればと願って止みません。
    泰先生は『てるてる家族』以外にもテレビドラマの主題曲を担当していましたが、今回は未収録でした。
    更に映画音楽の担当も多数されていましたが、CD化されていない楽曲も多くあるので、併せてのCD化を願ってやみません。

    最後になりましたが、このCDを世に送り出して下さった宮川禮子さんと関係者の皆様、本当に有難うございました。


宮川泰先生の音楽-宇宙戦艦ヤマト-【その2】「新コスモタイガー」を聴き比べる

2018年08月22日 17時37分11秒 | 宇宙戦艦ヤマト

ご無沙汰しております。
サボっていたというのが一番の要因ですが、
書くのに四苦八苦で第2弾迄こんなにも時間がかかってしまいました。

皆様、前回の「想人」聴き比べはいかがだったでしょうか?
音楽知識が無いままの記述だったので、はたして意味が通じたのか?
ということが一番の懸念です。
しかし、意味が通じたのであれば音楽知識が無い人にも分かる音楽解説になったのではないか?
という期待もあります。

そういえば、大好きだった赤瀬川原平さんが、難しいと思われがちな美術鑑賞について、
知識が無くても自分なりの視点で楽しめば良いと解説した本があったのを思い出します。
これは、ちゃんと知識のある人が初心を思い出して、あるいは常に初心の気持ちで、
美術に触れて書いたものなので、分かり易かったのでしょう。

原平さんには及ぶべくもないことですが、
音楽知識が無くても、音楽を聴き比べたり分析したり、
あるいは聴いたままの音そのものを愉しむこともできるんだ!
という事が少しでも伝われば良いなと思って書いています。


【凡例】
曲名「」
アルバム名・作品名など『』
曲名、アルバム名は現在最新の『YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズに準拠します。
失礼ながら、人物名は基本敬称略とします。

本文はですます調ではなくぞんざいに感じるかもしれませんが、
ただでさえダラダラした長文の字数を少しでも減らそうとしたものです。

音楽的知識が希薄なため、音楽用語等はネットで調べながら書いています。
記述内容に自信が無い所には?を付けたりしています。
更に、使用楽器は素人の耳で聴いて判断していますので間違いがあると思います。
音楽理論的な間違いの指摘や、更に分かりやすい表現方法など有りましたらご指導いただければ幸いです。
※公開後追記あります。赤で記述しました。


『宮川泰先生の音楽-宇宙戦艦ヤマト-』2回目も聴き比べシリーズ。
避けては通れないであろう人気曲「新コスモタイガー」を選んでみた。
この曲は、自分自身も好きでよく聴いている。

ここで余談だが、アナログ盤時点(※)でのマイベスト3
(※95年版BGMやALMANACシリーズ発売後に順位が変わってしまった)
第3位「新コスモタイガー」
第2位「地球を飛び立つヤマト」
第1位「ボラー連邦」
「新コスモタイガー」はファン歴初期の段階からよく聴いた曲と云える。

聴き比べたのは、以下の5曲
1.「新コスモタイガー(BGM版・正式ミックス)」『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち BGM集』
2.「新コスモタイガー(音楽集版)」『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 音楽集』
以上2曲は1979年『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』の際録音されたBGM版と音楽集版で泰先生作・編曲のオリジナル版。

3.「新コスモタイガー(2000年版)」『交響組曲 新 宇宙戦艦ヤマト』「第四楽章 伝説の戦艦ヤマト(二) 威風堂々」より
こちらは、松本零士の『新 宇宙戦艦ヤマト』を映像化するにあたって、その序曲的位置付けで録音されたもの。
結局『新 宇宙戦艦ヤマト』は映像化されず、諸事情によりこのアルバムもお蔵入り状態になってしまったのが残念だ。
このVer.は泰先生自らの手で再編曲されている。

4.「新コスモタイガー2009」『宇宙戦艦ヤマト 復活篇 オリジナルサウンドトラック』「戦火の渦へ」より
『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』に際して山下康介の手で再編曲されたもの。

5.「コスモタイガー (Wan・Dah・Bah)」『宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Part.1』
『宇宙戦艦ヤマト2199』に際して彬良さんにより再編曲された。


今回も音源をお持ちの方は、聴きながらお読みいただけたらと思う。



1.「新コスモタイガー(BGM版)」をこの曲の基本形と考え、初めに聴くことにする。
実際にTVで使われたVer.で、当初は音盤化する予定も無かった。

まず、この曲のメロディー構成から。

・チャラッ チャラッ チャラッ チャラッ チャッ チャッの前奏
・勇ましいトランペットによる主旋律のAメロ
・優雅なバイオリンによる主旋律のBメロ
・再び前奏のメロディーを間奏として挿入
・バイオリン速弾きとトランペットがダブル主旋律のように両立しているCメロ
これを繰り返して、
前奏 Aメロ Bメロ 前奏 Cメロ 前奏 Aメロ Bメロ 前奏 Cメロ 前奏 Aメロ Bメロ 前奏
の順番で構成されている。
(※間奏や後奏として演奏されている部分も前奏と同じメロディーという意味で前奏と表記した)

各メロディについてみていこう。

・前奏
トランペットの主旋律とバイオリンの速いトリル?。このトリルの音程は段々と上昇している。
ここは、発艦のイメージだろうか。管楽器で勇ましさ、弦の速いトリルで機体の美しさと飛び立ち上昇するスピード感を表しているのだろうか。
・Aメロ
トランペットの主旋律と木管楽器・金管楽器ほかによるつむじ風が舞い上がるような副旋律。
ここで戦闘開始だろうか。管楽器の主旋律で勇ましさ、つむじ風が舞い上がるような副旋律は爆撃やミサイル攻撃を表している、という感じだろうか。
・Bメロ
ハープの第一声でバイオリンの和音と鉄琴で主旋律が始まる。更にビオラかチェロも主旋律に重ねて演奏。
前回言及した「永遠の生命 (M-65)」の「0:53頃からのサビ」と同じく、
泰先生特有の弦楽器の音をパイ生地のように幾重にも重ねる美しい音作りだ。
ここでは隊列を整えて優雅に飛行する様子を表しているのか。
・Cメロ
バイオリン速弾きとトランペットがダブル主旋律のように両立。チューバ?が表拍でリズムを刻み、後半に木琴がバイオリンの主旋律と重なる。
ここで再びトランペットの音で戦闘が始まるが、バイオリン速弾きで機体が美しく飛ぶ様子も表現しているのだろうか。そして木琴が加わると美しいばかりでなく、歯切れよく飛んでいるとも感じる。
・全編に渡って
ベース、ドラム、パーカッションによるリズムが入り、特にシンバルの裏拍リズムが目立っているように思う。
裏拍にすることにより、より歯切れよくリズミカルに感じる。

幾度となく戦闘シーンに合わせて使われているのを観たせいかもしれないが、コスモタイガーの具体的な動きをイメージして作られた楽曲だと感じる。


今回、裏拍・表拍のリズムという表現をしたが、以後の聴き比べにも関係するので少し説明しておこう。

ブン チャ ・ ブン チャ ・ ブン チャ ・ ブン チャとリズムがあるとすれば、
ブンで拍子を打つのが表拍、チャで拍子を打つのが裏拍という事になる。
足踏みでリズムをとる場合は表拍で踏込み裏拍で足を上げる。
そう考えると裏拍は跳ね上がるという感じがしませんか?
裏拍のほうがリズムに乗っている感じがすると思う。


なお、このVer.にはラフミックス版があり、
1985年版MVシリーズと1995年版『オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に収録されている。
トランペットのエコーが少なく、エコー嫌いな人(私がそう)には聴き易いかもしれない。
このラフミックス版で特筆すべきことは、1985年版MVシリーズに宮川泰先生の声が入っていることだ。
(2014年版MVシリーズのBD・DVDは正式ミックスに差し替えられており、先生の声は入っていない)
曲の終りの余韻が消える前に「これはねぇ・・・」と喋り始めている。
恐らく、先生の心中にはもっとこうしたい、ああしたいという思いが強くあり、たまらず喋りだしたのだろうなと思う。
このことから、粗削りで洗練されていないVer.ではあるがスケジュール的に録り直しができず、
止む無くこのVer.をBGM版としてTV番組用劇判に使ったのではないかと予想している。
(スケジュールなどの裏は取ってないので、あくまで憶測です)

そして、先生の思いは次に聴く音楽集版に結実したのだろうと想像している。



2.「新コスモタイガー(音楽集版)」
音楽集用に修正、再演奏されたVer.で『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』の本編には使用されていないが、『宇宙戦艦ヤマト III』ではよく使われていた。

メロディー構成は、
前奏 Aメロ Bメロ 前奏 Cメロ 前奏 間奏(A’メロ) Bメロ 前奏 (ここで転調) Aメロ  Bメロ 前奏 Cメロ 前奏 後奏
の順番で演奏されており、BGM版と比べて構成自体が複雑になっている。

新たに加わったのが
・間奏(A’メロ)
本来Aメロが入るべきところにエレキギターで別メロディーを入れている。
従って(A’メロ)とした。
・後奏
チャカポン・ギター(※)の主旋律の繰り返しでフェードアウトする
(※エレキギターにエフェクトをかけて演奏することを一般的には「ワウワウ・ギター」というが、ここではヤマト風に「チャカポン・ギター」と云わせていただく。)
この後奏は本編でも使用されたブリッジ曲「若き大鷲達」『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち BGM集』の前奏部分を流用している。
ちなみに「若き大鷲達」のメロディー構成は、
音楽集版の後奏 Bメロ 前奏
である。


では、1.「新コスモタイガー(BGM版・正式ミックス)」との違いをみていこう。
前奏にチューバ?の表拍リズムが加わっている。泰先生はとにかく音の数を増やすのが好きなようだ。
Aメロを聴いて感じたのは、シンバルの裏拍が弱くなり、代わりに複雑なドラムワークが目立つようになっている。
BGM版ではシンバルの裏拍リズムが目立ち、少し単調なイメージだったが、音楽集版はより豊かなリズムになったような感じがする。
Bメロはほぼ同じだが、ハープの第一声が無くなり、チャカポン・ギターがはっきり聴こえるようになっている。優雅なだけでなく、リラックスして飛んでいる感じも加わっていると思う。
※ハープの第一声は聴き取れないが、Bメロ中にハープ自体の演奏はあるようだ。第一声は他の楽器に埋もれているのかもしれない。
そして、Cメロへの橋渡しとして前奏のメロディーが入るのだが、弦の速いトリルの最後の音程が揺らいでいる。
この「揺らぎ」は音として美しく響くだけでなく、機体の動きも表現しているように思われる(個人的には機首が少し曲がった金田のパースで飛ぶ画像に合っていると感じる)。
Cメロもほぼ同じだが、チューバ?のリズムは裏拍になっている。

BGM版のチューバは表拍でドンという感じだったのが、裏拍だと軽く跳ねる感じになったと思いませんか?
戦闘機のテーマ曲なので私個人は断然こっちの方が良いと思うのだが、実際に本編で使われたBGM版の方が馴染み深くて好き、という方も多いと思う。
更に、後に聴く 4.「新コスモタイガー2009」と 5.「コスモタイガー (Wan・Dah・Bah)」も表拍の方を採用している。
これは劇判の宿命で、純粋に楽曲の良し悪しだけを語れば良いというものではなく、どちらが耳に馴染んでいるか、実際に劇中で使われたのはどちらか、という事も重要な要素だという事だろう。
私個人は泰先生が裏拍で完成させたと考えているので2009やワンダバは
「あれれ、表拍に戻っちゃった・・」と思ったものだが、
見方を変えれば表拍でドンと鳴る方が力強いともいえるので、一概に良し悪しを語るのも難しいだろう。

間奏(A’メロ)は、1980年前後のロックやニューミュージックのヒット曲にかなりの確率で入っていたエレキの間奏(※)を意識したのだろうか?
(※自分が好きだった曲なら「いとしのエリー」(サザンオールスターズ)、「大都会」(クリスタルキング)、「さよなら」(オフコース)等がある)
それはさておき、このエレキの旋律はどこか不安定な感じ(音階の上下の動きが普通じゃないのかな?)がして、
機体の縦横無尽な動き(急降下、急旋回など)を表現しているような感じがする。

この後転調するのは、更にスピードアップした攻撃を表現しているように思う。
そして、チャカポン・ギターの後奏でコミカルな要素も加わり、泰先生らしい楽しげなラストを迎える。

以上のようなメロディー構成の再編や楽器演奏法の細やかな変更は、
音楽として聴くことを前提とした修正というよりむしろ、
コスモタイガーの劇判として更なる完成度を追及した修正だったと感じる。
だからこそ『宇宙戦艦ヤマト III』でよく使われたのだと思う。
前回の音楽集版「想人 (おもいで)」とは再編曲の方針が違うように思われる。



3.「新コスモタイガー(2000年版)」
聴いていると、泰先生が自由に編曲していると感じる。

この曲のメロディー構成は
前奏 Aメロ Bメロ 前奏 Cメロ Aメロ Bメロ 前奏 二人のコスモゼロ
の順番で演奏されている。転調する代わりにメドレーで「二人のコスモゼロ」に繋いでいる。

各メロディについてみていく。

・前奏
主旋律のトランペットは同じだが、その主旋律に重ねて木琴。先に聴いたVer.にも使われていたが、木琴は泰先生の音の要素として重要なピースだと思う。
バイオリンの速いトリルに該当する部分はクラリネットか何か木管楽器に変更され、ハープのグリッサンド、ドラムの早打ちも追加されている。
他にも何か楽器が入っているかもしれないが、聞き分けることはできなかった。バイオリンの速いトリルも入っているのかな??
とにかく音の洪水のようで、前奏だけでも泰先生の意気込みを感じ取ることができる。
・Aメロ
トランペットの主旋律と木管楽器・金管楽器ほかによるつむじ風が舞い上がるような副旋律。
ピアノもしくはハープ?が和音を刻んでいるのがおしゃれに響き、ベースワークも現代的でカッコイイ。
リズムの基本はBGM版と同じく、裏拍のシンバルだ。
・Bメロ
ハープの第一声でバイオリンの和音と鉄琴の主旋律が始まるのは同じだが、トランペットと木琴の楽しげな副旋律が加えられている。
何か楽しくて面白い音で聴く人に楽しんでもらおうという、泰先生のサービス精神の表れだと思う。
とりあえず、劇判として使われる予定の無い楽曲だからちょっとやり過ぎともいえるサービスてんこ盛りな編曲がほどこされたのだろう。
ミヤガマニア(宮川泰先生のマニア、私が勝手に造語した)としては、本当に嬉しくなってニンマリした部分であった。
・Cメロ
バイオリン速弾きとトランペットがダブル主旋律のように両立するのは前の2曲と同じだが、チューバ?が裏拍でリズムを刻むのは音楽集版と同じだ。
先に「泰先生が裏拍で完成させたと考えている」と述べた理由は、この楽曲があるからだ。
後半は木琴の代わりにチェロがバイオリンの主旋律と重なっている。弦楽器の重なりに変更されて、より豪華で上級な音に聞こえる。
木琴も無くなったのではなく、いきなり前奏で使われているのは泰先生の木琴に対する位置付けを感じずには居られない。
更にフルートか何か木管楽器による副旋律も追加されいて、ここにも聴く人に楽しんでもらおうという、泰先生のサービス精神が感じられる。

これは、正真正銘ミヤガマニア向けの楽曲である。


4.「新コスモタイガー2009」『宇宙戦艦ヤマト 復活篇 オリジナルサウンドトラック』「戦火の渦へ」より
2006年に泰先生が亡くなり、復活篇は間に合わなかった。
2007年に羽田さんまで亡くなり、西崎プロデューサーは旧作の音楽を超えるという目標達成のためには
クラシックで行くしかないという決断を下した。
この決断が正しかったかどうかは別として「旧作を超える音楽」をめざすという姿勢は素晴らしいと思う。
結局、旧作のBGMもそのまま使われたので音楽的統一性は損なわれたが、映画の冒頭に『交響組曲』の「序曲」が流れただけで感慨深く思い、私は目頭が熱くなった。
旧作から直接的に続く本流は『復活篇』であり、言ってみればヤマトの正史。
現在、頓挫した状態で10年近く経過してしまったが、ユキの消息や生きているはずのデスラーの再登場など正史の行方を観れる日が来ることを願ってやまない。

話は少々脱線したが、
西崎Pの決断を受けてフルオーケストラで再編曲されたのがこの楽曲だ。

結論を先に言うと、泰先生の編曲を尊重した内容で大変好感が持てると感じた。
簡単にポイントを述べると、
・Aメロの勇ましいトランペットによる主旋律
・Bメロの優雅なバイオリン
・Cメロの木琴
など、重要な要素が比較的残っているのである。
山下康介氏はこの楽曲をよく理解したうえで再編曲したのだろうと感じる。

なお、ほぼ同じ編曲で別演奏の
4-1.「コスモパルサー」『宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ディレクターズ・カット オリジナルサウンドトラック』
も存在するので音源をお持ちの方は聴き比べてみると面白いだろう。


5.「コスモタイガー (Wan・Dah・Bah)」『宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Part.1』
現在コスモタイガーと云えばこの曲、というくらい人気の編曲であるが、個人的には好きになれないVer.である。
まず、ワンダバについていろいろ意見があろうかと思うが、他作品のパロディーをヤマト音楽に使うということが気に入らない。
ワンダバVer.がお好きな方は気を悪くされるかもしれないが、人それぞれ許容範囲があるという事でご容赦願いたい。
ここまでの聴き比べで泰先生の編曲の素晴しさを述べてきたのだが、ワンダバVer.は泰先生の編曲の特徴的な部分は殆ど踏襲していないと感じる。
これは、彬良さんが敢えて泰先生との決別を選んだのではないかと思うのだが、真相はどうだろうか?
もちろん彬良さんのこの試みに対しては敬意を払っているが、泰先生独特の編曲が好きな私にとっては好きになる要素が希薄な楽曲ということになる。

メロディー構成は、
ワンダバVer.の前奏 Aメロ Bメロ 前奏 Cメロ 前奏 Aメロ Bメロ 前奏 Cメロ ワンダバVer.の後奏

この曲もポイントのみ説明する。
・前奏と後奏が新たに作曲されている。
・前奏は発進準備の情景を上手く表していると感じる。
・後奏は勝利を感じさせる勇敢な仕上がり。
・全体的にテンポが遅く、雰囲気はロッキーのテーマに似ているように思う。
・Aメロの勇ましいトランペットによる主旋律とBメロの優雅に飛行する様子を表しているかのようなバイオリンの和音以外は泰先生の編曲の特徴が殆ど残っていない。
・Cメロに至っては、表拍のチューバがドスンという感じで軽快に飛ぶはずのコスモタイガーとは程遠く感じるが・・
・このドスンを逆に力強く戦闘しているととらえれば、後奏の勇敢な勝利に繋がる。
・敢えて泰先生の特徴をそぎ落として、彬良さんなりのセンスと工夫で組み立て直された編曲だと思う。
※良く聴いてみると一発目は表拍だが、二発目は裏拍(しかも泰先生と異なる所で打っている)。
一発目が表拍なので全体の印象は表拍だが、彬良さんは気付き難い所で凝ったことをしている。


なお、ワンダバVer.は何パターンかの演奏が音盤化されている。音盤名と内容を紹介する。

5-1.『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海 オリジナル・サウンドトラック 5.1ch サラウンド・エディション』
Blu-ray audioという珍しい媒体だが、通常のBDプレーヤーがあれば再生可能。
『宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Part.1』と同じかと思っていたが、やたらとワンダバを連呼しているのでびっくりする。

5-2.『宇宙戦艦ヤマト2199 ヤマト音楽団大式典2012』
ライブ盤でブラスバンドアレンジ。前奏にホルンの副旋律が入っている。

5-3.『宮川彬良 Presents 宇宙戦艦ヤマト2199 Concert 2015』
ライブ盤でオーケストラアレンジ。

5-4.『「宇宙戦艦ヤマト 2199」からの音楽』
ライブ盤でブラスバンドアレンジ。前奏にホルンの副旋律が入っている。

更にYouTubeでワンダバなしVer.等も聴くことができるので、比べてみると面白い。



以上「新コスモタイガー」の聴き比べでした。

二回目を書いてもやはり、四苦八苦で音楽の知識の無さを痛感するばかりでした。
今回も、どうにか意味は通じるように書いたつもりですが、分かりづらい所があればどうかお許しください。


しかし、宮川泰先生とヤマト音楽の素晴らしさを伝えたい!その気持に嘘偽りは有りません。
泰先生とヤマト音楽は本当に素晴らしいものです。


そして、個人的趣味全開で書いた駄文を最後までお読みいただき、本当に有難うございました。