※お知らせ※
テンプレートを変更しました。
写真が生える黒バックで表示もワイドになりました。
追記:黒バックでは本文を読みづらいと感じましたので
再度変更しました。
今年もクリスマスシーズンの風物詩『あぼナリエ』を撮影しました。
今回は、一部のオールドレンズを前ピンで撮影すると出るという「バブルぼけ」に挑戦しました。
あるオールドレンズの作例で見た「バブルぼけ」は単純に丸いだけでなく、
レフレックスレンズで写したようなリング状の淵があり、シャボン玉のようでした。
そう、イルミネーションを光のシャボン玉として写そうというのです。
レンズ7本にSONY α7と各種マウントアダプターを持って撮影に出掛けました。
全て35mmフルサイズで撮影しています。
果たして、チョイスしたレンズの中にシャボン玉のように綺麗な「バブルぼけ」が出るものはあるのでしょうか?
1.SOLIGOR TELE-AUTO 1:3.5 f=200mm
ミランダカメラ製のマウント交換式レンズです。他のカメラメーカ製に比べて半段ほど明るい廉価レンズを提供していたようです。
SOLIGORはもう一本、1:2.8 f=28mmというのを持っています。
交換マウントはミノルタを付けていますが、ほかにペトリ、ニコン、M42も所有しています。
長玉なので、まずは遠くから普通に撮影。
そのままフレーミングを下げると、川面に映った灯りが絵画的で綺麗でした。
いよいよ、ピントを前ピンにして「バブルぼけ」に挑戦です。
オールドレンズの作例で見たような「バブルぼけ」にはなりませんでした。
2.XR RIKENON 1:2.8 135mm
思うようなシャボン玉状の「バブルぼけ」にはなりませんでしたが、RICOHのレンズは流石に綺麗な描写をします。
3.Takumar 1:3.5/135
M42マウントでプリセット絞りの古いレンズです。
これも綺麗に写っていますが、リング状の淵は弱いので次のレンズを試してみましょう。
4.CANON LENS 100mm 1:3.5(Ⅲ型)
Lマウントレンズの最終型です。
思うようなリング状の淵付きシャボン玉は出ませんでしたが、絞り込んでみると綺麗な10角形の絞り型ぼけが出ました。
※撮影方法による描写の違い
【通常撮影】
【前ピン 絞り 開放】
【前ピン 絞り 約f5.6】
5. CANON LENS FD 50mm 1:1.4 S.S.C.
初期のマルチコートレンズ。
明るいのが吉と出るか凶と出るか?
ぼけ過ぎてダメか・・
ピントを調整していくと・・
淵が出ました! しかし、明るいレンズの絞り開放は収差が大きく形が崩れています。
真円にならないけど綺麗だと思います。
※ピント位置による描写の違い
【通常撮影(合焦)】
明るいレンズなので周辺の収差が大きく、光が流れてしまっています。
【前ピン】
玉状にぼけます。
【後ピン(∞)】
にじんだようにぼけます。
6.Sonnar 1:2 f=50mm T
カール・ツァイス製のCマウントレンズ。名玉ですね。
※表題写真はこのレンズで撮影しました。
周辺に収差が出ますが、綺麗なシャボン玉が出ました!
そして、f4くらいに絞ると11角形の絞り型ぼけが出ます。
金平糖みたいです!
7.NIKKOR-H 1:2 f=5cm
Sマウント、黒塗装なので後期型か?
周辺に収差がありますが、理想的な淵付きシャボン玉です。
結果、 NIKKOR-H 1:2 f=5cm に一番綺麗な「バブルぼけ」が出ました。
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