自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

顔の無い被り物を作る 完成

2025-03-03 15:21:08 | 仕事

長々と書いて来ました 「顔の無い被り物」の製作はですが、やっと完成です。

被り物の方は、肌の色を仕上げた後、赤い斑点をエアーブラシで書き込みました。

これはまだ斑点の無い状態。

これは口周りの影を吹きつけた状態。

鎖骨も、影を入れました。

 

写真ではよく分からないかも知れませんが、赤い斑点が、顔中に入っています。

ちょっと老人班のような感じです。

顔のディティールが単純なので、何か加えないと、あまりにのっぺりと単純な間延びした感じになり、ちゃちな感じになってしまわないように、いろんな情報を入れて行きます。

それと、内部の肩が入る部分ですが、肩を動かすことによって裂けたりしないように補強の布を貼り付けました。

内部は黒で塗装しました。

これで完成です。

「ねずみ男の魂」は、かなり磨きましたが、やはり完璧には綺麗に成りませんでした。

でも、時間がないので、仕上げました。

ツルツルではなく艶消しのクリアを荒く吹きつけ、艶を消しました。

その後、目や髭部分を濃いめのグリーンで影っぽくエアーブラシで吹き付け塗装し、乾燥後、艶消し白をハイライトっぽく吹きつけました。

濃いめのグリーンを残しながら、白を吹きつけ、ぼや〜っとした、魂っぽいイメージに塗装しました。

この魂、表面の仕上がりがイマイチになってしまいました。

やはり、ツルッとした仕上げの時は、もっと硬い上等な粘土を使う必要があるようです。

本来ならエポキシパテを薄く伸ばし、それを貼り付けてならした後、研磨すればツルッとした仕上がりになると思いますが、いつも使っている「セメダイン」のエポキシパテが、一個

¥650だったのが、¥980になっていたのがショックでした。

これを使って全体をコーティングしたら、10個以上必要で、10,000円超える材料費になりそうです。

何でもかんでも値上がりで困ります。

ちょっとホームセンターで買い物すると、千円札が、どんどん無くなりますね。

とりあえず、これで「顔の無い被り物」の製作は終わります。

3月7日、8日の「水木しげる先生の生誕祭」にはこの被り物を被った方がパレードで歩かれるようです。

毎年、地元のケーブルテレビに映るので、今年も映るかな?

楽しみです。

明日、納品して来ます。

次は、住宅の模型を仕上げなければ成りません。

まだまだゆっくり休めません。

それに、3月6日から10日まで「コムコムスクエア」の作品展が有り、私が講師をしている

プラモ、フィギュア、ジオラマ製作熱中講座の生徒さんの作品を、米子市JU高島屋4階の特設会場に展示します。

5日には搬入して展示します。

私の作品も少し展示します。

今週はバタバタで忙しい日が続きます。

 

 

 


顔の無い被り物を作る パート15

2025-03-02 20:01:45 | 仕事

今日は「コムコムスクエア」のプラモ講座でしたので、被り物の製作は進んでいません。

今月の5日には「コムコムスクエア」の作品展の作品搬入があるので、その作品を事務所に預けて来ました。

全部で十数点展示します。

その最中、被りもにも完成させないといけませんが、いかんせん魂の表面処理が綺麗に仕上がりません。

何度も磨き、パテうちし、また磨き、またパテ打ちし、の連続。

もう綺麗かな?と思い、塗装すると、でこぼこが見えてくるし。

嫌になります。

と言っても投げ出すことは出来ないので、地道に作業しています。

だいぶ綺麗にはなって来ていますが、まだまだです。

でも、明日には完成させるつもりです。

被る方も、内側に布を貼って補強します。

肌色も陰影を吹きつけ塗装して、もっと立体感を出します。

まだ終わりません。

続く!


顔の無い被り物を作る パート14

2025-03-01 16:16:38 | 仕事

「顔の無い被り物」の製作もいよいよ塗装に入りました。

先ず、のっぺらぼうの方の肌の処理をしました。

表面のでこぼこを軽くサンドペーパーでならし、木工パテ(白タモ)を水で薄めて毛の硬い鉄骨用の刷毛で叩くように塗ります。

刷毛の毛先で突っつくように塗ります。

すると、毛穴のようなでこぼこが出来ます。

 

これを全体に施し、ウレタンのスプレー缶で塗装しました。

こんな感じの荒い肌になります。

この後、エアーブラシで陰影を吹きつけ塗装します。

「ねずみ男」の魂は、一度スプレー缶で塗装しましたが、でこぼこがひどく、サンドペーパーで磨き直しました。

何度も磨いてますが、堂々巡りです。

綺麗になる気がしません。

時間をかけるしか無いのですが、その時間がなくなって来ているので、ほどほどで勘弁してもらいます。

まだまだ塗装は続きます。

続く!


顔の無い被り物を作る パート13

2025-02-28 16:33:11 | 仕事

「水木しげる生誕祭」まであと1週間になりました。

被り物も急いで完成させないと行けません。

表面の仕上げも粘土を盛って、磨くと言うことを連続していましたが、粘土がでこぼこして綺麗にならないので、塗り方を工夫して見ました。

粘土を指で塗って行くと、こんな感じにでこぼこします。

なるべく薄く綺麗に塗っているつもりですが、どうしてもこんな感じになります。

これをサンドペーパーで磨くとすぐ下地のスタイロフォームが露出するので、粘土を塗る時ちょっと工夫をしました。

粘土に水を付けてしっかりと練り、指で塗るところまでは同じですが、

指で塗った後、水をたっぷり付けて、

アクリル棒で表面をしっかりと撫でます。

水を付けてやるとスムーズに撫でられます。

表面のでこぼこを潰して行く感じです。

そうすると、

ここまで綺麗になりました。

これを今日、一日中かけて仕上げました。

 

明日、軽く表面を磨き、いよいよ塗装に入ります。

ねずみ男の魂は薄い青か緑に、

のっぺらぼうは人肌色に仕上げますが、その前に毛穴やシワを木工パテで作ります。

ここからが正念場です。

続く!


顔の無い被り物を作る パート12

2025-02-27 18:10:16 | 仕事

来週はいよいよ「水木しげる生誕祭」です。

と言ってもまだ被り物が完成してません。

とりあえず、かぶったらどんな感じか?

これです。

そして、ねずみ男の魂を持つと、

こんな感じです。

やはり上半身のボリュームが大きいので、腰回りにバスタオルか何か巻いて調整が必要かもしれません。

着物のたけは、短いタイプと長いタイプがあるようなので、ここも調整してもらいます。

着物は私の担当では無いので被る方にお任せします。

とりあえず表面を仕上げて色を塗ります。

肌色の仕上げです。

なにぶんのっぺりしているので間延びしないようにディティールを入れてリアルな質感にしようと思っています。

来週頭に一気に仕上げます。

続く!