170524 組織的テロ準備 ＤＮＡ型鑑定で親族と血縁＝渋谷暴動事件で逮捕の男、書類破棄も―大阪府警

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ＤＮＡ型鑑定で親族と血縁＝渋谷暴動事件で逮捕の男、書類破棄も―大阪府警

　１９７１年の渋谷暴動事件で指名手配された過激派「中核派」の活動家大坂正明容疑者（６７）とみられる男が大阪府警に逮捕された事件で、府警が男のＤＮＡ型を調べたところ、大坂容疑者の親族と血縁関係があるとみて矛盾しないという結果が出ていることが２４日、捜査関係者への取材で分かった。男が捜索時に室内の書類を破棄していたことも判明。府警などは男の身元特定を急ぐとともに、潜伏生活の実態解明を進める。

　捜査関係者によると、府警は令状を取って男の血液を採取し、警視庁が保有する大坂容疑者の母親（故人）と姉のＤＮＡ型と照合。２人の親族と考えて矛盾がないとの結果を得た。男を大坂容疑者と断定できる試料はなく、府警は別方式の鑑定などを組み合わせ、さらに詳しく調べる。

　男は白髪交じりで、顔の特徴が大坂容疑者と似ている。同容疑者は機動隊員に火炎瓶を投げるなどして殺害した疑いで指名手配中で、本人と確認されれば警視庁が殺人容疑などで逮捕する方針。

　男は広島市安佐南区のマンションで潜伏生活をしていたとみられ、府警が１８日朝に捜索した時には、水を張った浴槽に水溶性の書類を投棄して処分しようとしたという。その際警察官に体当たりして、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。

　マンションから外出することは週１回程度とまれで、その際も眼鏡や帽子、マスクなどで変装。周辺を短時間散歩しただけで戻っていたという。一緒に逮捕された鈴木哲也容疑者（５２）が生活物資を調達していたとみられる。府警は組織的な支援を得て潜伏していたとみて、押収したパソコンの解析などを進めている。

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広島市安佐南区
ここがポイントか…

大坂容疑者の逃走支援か＝５２歳男、都内アジトでも活動―警視庁など