一月二十六日
※糟糠(酒の粕,あらぬかのような粗末な食べ物=糟糠の妻(貧苦の時代から苦労を共にしてきた妻)
・厳冬を幾多超え来て春ならんともに歩みし糟糠の妻
・夫婦歴四十年超え息災でゴール間もなく梅開花せる
・叶うならわが身を先に見送って君はゆっくり遊んでおいで
・如月の厳しき冬に身を置きてヒヨドリ餌に葉牡丹を食む
・婿入りをみちのくの果てに求めたり生まれ故郷は捨てたも同然
・愕然とただ呆れてる後頭写真俺はこんなに禿げ爺か
・侘しさを何で埋めよう今日の夜さしずめ鍋の奉行になるか
・この頃は無用の長物増えてきた女もいらぬ財布もいらぬ
・朝三時目覚めて我はラジ深で もそもそもそと覚醒準備
・安くても旨いというでもあるまいが妻の物言い発泡酒
・またぞろと物価スライド年金はダウンダウンで亭主もダウン
・古風かな一汁一菜慣れんとす間もなく始まる年金暮らし
・夜更かしは飲み食い多し肥満なり我は早々布団で読書
・わが友は故郷の地から旨き酒今年も届くや断酒中断
・親しける床屋に足は遠のいて禿げたる頭ぽりぽり掻きぬ
・この次の賀状は辞退と予告せん形ばかりの厚誼は辛し
・年寄りの冷や水とかの獅子踊り密かに上達めざして居りぬ
※糟糠(酒の粕,あらぬかのような粗末な食べ物=糟糠の妻(貧苦の時代から苦労を共にしてきた妻)
・厳冬を幾多超え来て春ならんともに歩みし糟糠の妻
・夫婦歴四十年超え息災でゴール間もなく梅開花せる
・叶うならわが身を先に見送って君はゆっくり遊んでおいで
・如月の厳しき冬に身を置きてヒヨドリ餌に葉牡丹を食む
・婿入りをみちのくの果てに求めたり生まれ故郷は捨てたも同然
・愕然とただ呆れてる後頭写真俺はこんなに禿げ爺か
・侘しさを何で埋めよう今日の夜さしずめ鍋の奉行になるか
・この頃は無用の長物増えてきた女もいらぬ財布もいらぬ
・朝三時目覚めて我はラジ深で もそもそもそと覚醒準備
・安くても旨いというでもあるまいが妻の物言い発泡酒
・またぞろと物価スライド年金はダウンダウンで亭主もダウン
・古風かな一汁一菜慣れんとす間もなく始まる年金暮らし
・夜更かしは飲み食い多し肥満なり我は早々布団で読書
・わが友は故郷の地から旨き酒今年も届くや断酒中断
・親しける床屋に足は遠のいて禿げたる頭ぽりぽり掻きぬ
・この次の賀状は辞退と予告せん形ばかりの厚誼は辛し
・年寄りの冷や水とかの獅子踊り密かに上達めざして居りぬ