短歌 / 獅子踊り

・獅子踊り習いて初めの衣装着る獅子の頭はあまりに重し

・獅子踊り初めて演舞披露する平常心はいまだ難し

・それぞれに踊りの願い込められて歴史の重さ繋ぐは難し

・手鉦笛太鼓に謡のそろいおり雄獅子女獅子が願い表し

獅子踊り初デビュー

１月３０日（月）降雪５センチ

　昨日は町会の隣組Ｔさんの叙勲祝賀会がホテルニューキャッスルで開催され、町会役員として
出席することになった。そして、獅子踊の突然の指名により舞台に立ってしまった。

　想像通り自分の踊りはまだ身についておらず、途中頭が真っ白になりそうになった。
たった１０分程度の出演ではあったが、長い時間が自分の中に流れていた。

　獅子頭は思いとは別に2kgもあって、頭をふる動作は想像を超えた。
　演目は「橋渡の踊り」昨年11月ごろから始めた練習では、誰も踊りを教えてくれる人はなく、
自分で見て学ぶしかなかった。

　しかしそれはまた自分の生き方と同じで、自分がやる気を出さなければ身につくものでもないと感じていた。
消え去ろうとしているこの無形文化財は、自分が参加したからどうなるというわけではないが、人間として
文化をこよなく愛するものとして、最後まで付き合うことが自分のなすべきことだと感じた一日でもあった。

　永年の労苦をねぎらう叙勲の日妻に感謝の夫の勲章