NHKの朝ドラ「カーネーション」を見ています。
セリフの一つ一つがツボで主人公の糸子と思いが重なるところがあって
納得したり励まされたりしています。
私とは世界の大きさが違いますが・・・
百貨店の支配人に制服のデザインを持って行き冷たくあしらわれます。
「悪くはないんやけど普通やな・・・」と言われます。
自分の作品を客観的に見れたら一番いいのですが
なかなか距離を置いて見ることができません。
私も作ったバッグを見て「普通やなぁ・・」とはよく思うことです。
そこからかにオリジナリティを出すか・・・がいつも課題です。
糸子がパッチ屋に働きに行く時、お父ちゃんが「勉強にいくんやで!」と言ったり・・
妹が「姉ちゃんは好きなことしていいな・・」
と言うとお母さんが「好きなことするって傍から見るより大変なんやで」と言ったり・・
注文が入って生地やさんで重い反物を担いで帰る時もわくわくしてるんだろうな・・・
と思ったりしてしまいます。
なにせあきらめないバイタリティある姿が素敵です。
それとお父ちゃんの小林薫が最高に面白いです!!
脚本がいいですね。「メゾン・ド・ヒミコ」「天然コケッコー」などを書いた渡辺あやさんです。
関西出身だと知り、なるほど関西弁がとても自然だなと思いました。
それからこのドラマでは大阪の古い建物が出てきます。
百貨店のシーンは日本橋の高島屋東別館です。
一部が高島屋史料館になっていて絵画や工芸品を見たことがあります。
高島屋のマスコット歴代のローズちゃん人形もたくさんありました。
古いエレベーターが現役で動いています。
洋裁の先生の教室は確か船場ビルだと思います。
ビルに入ると中庭があり、吹き抜けになっています。
緑のペンキを塗ったドアや窓や階段が素敵なんです。
以前、本町で働いていた時、このビルの近くの画材屋によく通っていて
こんな場所で仕事ができたらなぁ・・といつも眺めていました。
これからも糸子を見守っていきます。