去年行った美術展です。
パナソニック電工 汐留ミュージアム
『ウィーン工房 1903-1932 モダニズムの装飾的精神』展
ハンガリーに行ってからとなりのウィーンの美術(エゴンシーレやモダンインテリアの家具や工芸品)
に興味を持ち始めたところだったのでこの展覧会はど真ん中でした。
ヨーゼフ・ホフマンらによって19世紀末に設立されたウィーン工房。
モダンで美しいデザインの品々が生み出されました。
家具、雑貨、壁紙、テキスタイル、アクセサリー、洋服など
すべて流行の最先端だったと思います。
印象に残ったのは、それらを作る職人達への待遇が良かったということ。
100年前ですが工房はいつも清潔で明るく賃金も良く、その環境がいい作品を生み出したのです。
このパナソニックミュージアムはルオーのコレクションもたくさんあって
一部を見ることができました。
ブリジストン美術館
『野見山暁治』展
若い頃のは具象画が多かったのですがほとんど抽象画でした。
とても大きくて訴えかけるような絵ばかりです。
心になにか激しいものがあるのだと思います。
形は何を描いてるかは私にはわかりません・・・
でも、色彩が好きだしなぜか引き込まれました。
震災後の東北を訪れた時の作品もありました。
野見山さんは90才の現役です。
まだまだこれからも力強い作品を発表してほしいです。