その日の夜3人の子供達は両親にお休みの挨拶をして自室に戻った
時間は夜の9時
真夜中にはまだ早いがいつも通りに過ごしていた
長女は3人部屋から出て今はお婆ちゃんが使っていた部屋を自室にしていた
弟妹は そのまま子供部屋に居る
母親の動きを見るなら子供部屋の方が解りやすいから
今日は子供部屋で妹と一緒に寝ると両親に告げた
両親は妹が時々
「お姉ちゃんと一緒に寝る!」ッとワガママを言う事を知っているから
母親はいつもの様に
「また妹のワガママなの、長女が良いならお願いね」ッと言った
長女は「はい」と答え子供部屋に向かった
子供部屋に入った長女は弟妹に言った
「まだ時間有るから二人は少し眠っても良いよ、時間に成ったら私がおこすから」
だが二人とも眠れないようだ
だから長女は一冊の本を取り出し
「コレ読んであげるね 」本の題名は
(不思議な国のアリス)もう何度も読み聞かせてくれていた話しだ
でも何もしないで時間を待っていると時計の秒針の音だけが大きく響き
緊張感で不安に成ってくる
だから二人は長女の言葉に耳を傾けた
長女は二人の思いに気付き
(不思議な国のアリス)を読み始めた
・・・・・アリスは木にもたれかけて・・・うとうと・・・・
弟妹は長女の話しを聞きながらウトウトして・・・・そのまま眠ってしまった
長女は二人が眠ったのを確認して静かに本を閉じた・・・・・
母親が動き出す時間まで未々時間が有る
だから教科書を開き予習を始めた
・・・・・・・・・時計の針は真夜中・午前0時を過ぎた
母親が動き出すのはいつも午前1時から2時の間だ
なぜかいつもランプを持ち屋根裏部屋へ行くから
部屋の扉の下の少しの隙間からランプの明かりが見える
午前1時過ぎ・弟妹を起こした
二人は何も言わず長女の声でベッドを出た
弟は目をこすりながら
「お姉ちゃん、お母さん来たの?」
長女「まだ・・・、でも今夜必ず動くよ、2年前もお母さんは1週間毎日屋根裏部屋へ行ってたから!、だから今日もこの部屋の前を必ず通るはず!」
妹は眠気まなこで
「お兄ちゃん!、お姉ちゃんが言ってるんだから、必ずお母さん屋根裏へ行くと信じれば良いんだよ!」
弟は妹の言葉を聞き一言
「そうだな!」と呟いた
ソノ音が聞こえて来たのは
二人が目覚めて半刻を過ぎた頃だった
コツッ!コツッ!コツッ!・・・
木造建築のアパート
階段もローカの床も全て木でできている
コツッコツッコツッ!!・・・
階段を上がる靴音・・・コツッコツッコツッ!
ローカを歩く音が響く!!
弟妹は口を塞ぎ息を潜めた・・・がッ!
息を潜める必要は無いと知りながら長女もツラレテ・口を塞いだ?!
ソノ時だった近づく足音と共に扉の下の隙間から少しだがランプの明かりが見えた!!
母が通り過ぎるのを待つ
子供部屋は1番はしの部屋だが
突き当たりに沿って側面に屋根裏部屋に続くローカが有る
扉から側面の壁に耳を向けた
すると母の歩く音が止まった!!
屋根裏の扉の前に立っているのだと思った
長女は弟妹に話し
「行くよ!!、お母さんが部屋に入ったら私達は扉の前で、1番のお婆ちゃんの柱時計が成る迄待つよ!」
弟妹は長女の言葉にうなづいた
長女「順番は夕方話した通りだよ、もう1度言うよ!、1回目で鍵を3人で持ち、2回目で鍵を回す、3回目で鍵を抜く、その間絶対に鍵から手を離さない事、2人共解った!、持ち方は手の小さい順に、妹が右側、弟が左側、私は2人の手をかぶせ持ち鍵をもつからね!、早くしなきゃ時間足りなく成るから、練習通りに・・・だよ!!」
弟妹は再びうなづく
そのまま3人は子供部屋を出た!
曲がり門・・・ココから屋根裏部屋の扉を覗き見た
お母さんは扉の前に居た
私は静かに深呼吸をした
するとソレを見ていた弟妹も私を真似て深呼吸
3人は顔を見合せ少し笑顔に成った
お母さんが扉の中へ
私達は音をださないため靴下のままローカを小走りで扉の前に
扉の前に立ち柱時計の音を待った
[コレが最後、もしお母さんを見つけられなかったら・・・お婆ちゃんが話してくれた・・・日記の様にお母さんは・・・・、そんなの絶対ダメ!!]
何が有るか解らない
ソレでも・・・・・行かなきゃ!!
・・・・・・・音!!
柱時計の音が1・鍵を持ち鍵穴へ!
柱時計の音が2・鍵を回した!
柱時計の音が3・鍵を抜いた!
3人は顔を見合せうなづく
長女「開けるよ!」
扉は静かに開いた!!?
長女「行くよ!お母さんの所へ!」
うなづき手を繋ぎ扉の中へ
そこには暗くて長いローカが有った
私達の知ってる屋根裏部屋では無く
明かりひとつ無いローカ!?
懐中電灯をつけて奥の方まで明かりを伸ばした
長いローカの突き当たりに新たな扉が有る
私達は迷わず奥へと進んだ
新たな扉に手を置くと弟妹が順番に私の手に触れた
そうだねさ3人一緒に来たんだ
3人一緒にだよね!
長女「行くよ!!、セーノ!!?」
扉か開いた!!!??
その中には・・・・・・・・
ーーーーーーーーーーーー続く~
ではまたね~~~後少し
・・・だと思いた~~~いッ!!
ではでは又ね~
"
時間は夜の9時
真夜中にはまだ早いがいつも通りに過ごしていた
長女は3人部屋から出て今はお婆ちゃんが使っていた部屋を自室にしていた
弟妹は そのまま子供部屋に居る
母親の動きを見るなら子供部屋の方が解りやすいから
今日は子供部屋で妹と一緒に寝ると両親に告げた
両親は妹が時々
「お姉ちゃんと一緒に寝る!」ッとワガママを言う事を知っているから
母親はいつもの様に
「また妹のワガママなの、長女が良いならお願いね」ッと言った
長女は「はい」と答え子供部屋に向かった
子供部屋に入った長女は弟妹に言った
「まだ時間有るから二人は少し眠っても良いよ、時間に成ったら私がおこすから」
だが二人とも眠れないようだ
だから長女は一冊の本を取り出し
「コレ読んであげるね 」本の題名は
(不思議な国のアリス)もう何度も読み聞かせてくれていた話しだ
でも何もしないで時間を待っていると時計の秒針の音だけが大きく響き
緊張感で不安に成ってくる
だから二人は長女の言葉に耳を傾けた
長女は二人の思いに気付き
(不思議な国のアリス)を読み始めた
・・・・・アリスは木にもたれかけて・・・うとうと・・・・
弟妹は長女の話しを聞きながらウトウトして・・・・そのまま眠ってしまった
長女は二人が眠ったのを確認して静かに本を閉じた・・・・・
母親が動き出す時間まで未々時間が有る
だから教科書を開き予習を始めた
・・・・・・・・・時計の針は真夜中・午前0時を過ぎた
母親が動き出すのはいつも午前1時から2時の間だ
なぜかいつもランプを持ち屋根裏部屋へ行くから
部屋の扉の下の少しの隙間からランプの明かりが見える
午前1時過ぎ・弟妹を起こした
二人は何も言わず長女の声でベッドを出た
弟は目をこすりながら
「お姉ちゃん、お母さん来たの?」
長女「まだ・・・、でも今夜必ず動くよ、2年前もお母さんは1週間毎日屋根裏部屋へ行ってたから!、だから今日もこの部屋の前を必ず通るはず!」
妹は眠気まなこで
「お兄ちゃん!、お姉ちゃんが言ってるんだから、必ずお母さん屋根裏へ行くと信じれば良いんだよ!」
弟は妹の言葉を聞き一言
「そうだな!」と呟いた
ソノ音が聞こえて来たのは
二人が目覚めて半刻を過ぎた頃だった
コツッ!コツッ!コツッ!・・・
木造建築のアパート
階段もローカの床も全て木でできている
コツッコツッコツッ!!・・・
階段を上がる靴音・・・コツッコツッコツッ!
ローカを歩く音が響く!!
弟妹は口を塞ぎ息を潜めた・・・がッ!
息を潜める必要は無いと知りながら長女もツラレテ・口を塞いだ?!
ソノ時だった近づく足音と共に扉の下の隙間から少しだがランプの明かりが見えた!!
母が通り過ぎるのを待つ
子供部屋は1番はしの部屋だが
突き当たりに沿って側面に屋根裏部屋に続くローカが有る
扉から側面の壁に耳を向けた
すると母の歩く音が止まった!!
屋根裏の扉の前に立っているのだと思った
長女は弟妹に話し
「行くよ!!、お母さんが部屋に入ったら私達は扉の前で、1番のお婆ちゃんの柱時計が成る迄待つよ!」
弟妹は長女の言葉にうなづいた
長女「順番は夕方話した通りだよ、もう1度言うよ!、1回目で鍵を3人で持ち、2回目で鍵を回す、3回目で鍵を抜く、その間絶対に鍵から手を離さない事、2人共解った!、持ち方は手の小さい順に、妹が右側、弟が左側、私は2人の手をかぶせ持ち鍵をもつからね!、早くしなきゃ時間足りなく成るから、練習通りに・・・だよ!!」
弟妹は再びうなづく
そのまま3人は子供部屋を出た!
曲がり門・・・ココから屋根裏部屋の扉を覗き見た
お母さんは扉の前に居た
私は静かに深呼吸をした
するとソレを見ていた弟妹も私を真似て深呼吸
3人は顔を見合せ少し笑顔に成った
お母さんが扉の中へ
私達は音をださないため靴下のままローカを小走りで扉の前に
扉の前に立ち柱時計の音を待った
[コレが最後、もしお母さんを見つけられなかったら・・・お婆ちゃんが話してくれた・・・日記の様にお母さんは・・・・、そんなの絶対ダメ!!]
何が有るか解らない
ソレでも・・・・・行かなきゃ!!
・・・・・・・音!!
柱時計の音が1・鍵を持ち鍵穴へ!
柱時計の音が2・鍵を回した!
柱時計の音が3・鍵を抜いた!
3人は顔を見合せうなづく
長女「開けるよ!」
扉は静かに開いた!!?
長女「行くよ!お母さんの所へ!」
うなづき手を繋ぎ扉の中へ
そこには暗くて長いローカが有った
私達の知ってる屋根裏部屋では無く
明かりひとつ無いローカ!?
懐中電灯をつけて奥の方まで明かりを伸ばした
長いローカの突き当たりに新たな扉が有る
私達は迷わず奥へと進んだ
新たな扉に手を置くと弟妹が順番に私の手に触れた
そうだねさ3人一緒に来たんだ
3人一緒にだよね!
長女「行くよ!!、セーノ!!?」
扉か開いた!!!??
その中には・・・・・・・・
ーーーーーーーーーーーー続く~
ではまたね~~~後少し
・・・だと思いた~~~いッ!!
ではでは又ね~
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