はい、
ここら辺からようやく本題の
カービングターンの
話になっていきますが
実際のところ
俺はカービングを意識してやろうと思ったのが
既にシーズンで言うと
4~5シーズン経過後でした、
つまり、俺の二回分の記事のことを理解するまでに
4年から5年かかってるってことです、
で、更にここから
実際にカービングが出来たかな?って思えるようになるまで
5年くらいかかってるってことなんだけど
まぁこれも
勘違いさせる罠というか
難しくしている部分があるんだよね、
それを俺なりに理解した方法を
書いていくけど
俺の書いた文でも分からなかったら
自分なりに理解できるように
あれこれ調べたり考えたりしてみてください。
まず、カービングについては
多分
ハウツーサイトで散々書かれているので
俺はあえて詳しくは書かないけど
簡単に説明すると
エッジに乗って滑ること
そして自分が出来ているか出来ていないかを確認する方法は
軌跡を見る。
自分の滑った軌跡が一本線なら
カービング
そうでないなら恐らくドリフト
これが一番簡単な見分け方。
更にカービングターンが出来ているか
ということになると
足裏の感覚で
板が走る、もしくは板の反発を感じられること
これが分かれば
カービングが出来ていると思います。
本当はこんなにいい加減に書かない方がいいんだけど
これに関しては
本当にどこにでも書いてあるから
これ以上書いてもしょうがないって思うんでね、
直線的なカービングに関しての理解はかなり誰でも出来ると思うんだ。
それは何故かと言うと
初心者でも最初の段階でカービングはしているから
木の葉をすると
斜滑降でカービングはするんだ、
だから直線的にカービングすることは
大抵の人は体験しているから
そこを理解できていない人っていうのは
あまりいないと思う。
で、
問題なのはカーブなんだよ、
ターンね、
カービングをしている人のターンのイメージを
外から見ている人と
実際にやっている人の
頭の中でのイメージが
実際は全然違う、っていうところが
勘違いを生んでいるというか
出来なくさせているんだと俺は思う。
これを
自分なりに下手な絵で表現してみたので
ご覧ください。
これがドリフトターンのイメージ
進行方向後ろから見て
板を真横にずらすイメージです、
ケツを振るとか
まぁ前もズラせますが
そうやって向きを変える、
これがドリフトターンです。
あくまで非常に簡単なイメージです、
本来は斜度があるので
横へズラすだけではないんでしょうが、
シンプルな考えだとこんな感じです、
そして
カービングターンの時の
イメージは
これです
イマイチわかりづらかったので
もう一枚
進行方向とは関係ない
真横に倒れるイメージなんです。
簡単に言うと
ドリフトとカービングは回転軸が違うんです、
方向が違う、
ドリフトは進行方向に対して横を向くイメージでターンします、
カービングターンは進行方向に対してではなく
真横に(地面に)倒れるイメージなんです、
これが理解できないと
いくらやっても
カービングターンにはなりません。
この説明で理解できましたかね・・・
前へ進むのに何で真横へ倒れるんだ?って
思うんですよね、
でも、実際にやるとこれで
ターンになるんです。
ま、これはあくまでイメージなので
頭の中ではこういう意識である、ということです。
実際の斜面にいくと
この通り、ただ真横へ倒れたのでは
ズレるんですがね。
それでも、このことに気が付かせてくれたのは
あちこちのサイトで書いてある、
棒立ちカービング。なんです
一番大事なことは
頭で理解することなんだと
気が付かせてもらいました。
ドリフトの延長線上にカービングがないということに
気が付いた、
そのおかげで
ようやくカービングが出来るようになった。
もちろん
イントラの方やデモやプロの方からすれば
それはまだ
カービングって言えない段階だって
言われそうですが
板に乗らされているってことかな。
でもなぁ
これもどこぞのサイトにも書いてましたが
この倒れるっていうイメージが全てで
そこから先の
上下運動は
個々の人がそれぞれのシチュエーションに合わせて
行っていけばいいことなので
ここから先は
自己研究だったり
経験で上手くなっていけると俺は思っています。
そもそも
プレスであったり立ち上がり、沈み込み、抱え込み
上下運動は
最悪しない、
踏みっぱなしであろうが
立ちっぱなしであろうが
それはそれでカービングだと思うので
ココの意識を変えることの方が
数倍重要だと俺は思いました。
この意識まで持っていければ
というか
一本線でカーブが滑れるようになって
板が走る、反発を感じられるようになれば
それをベースに
あとは自分が自由に動いて
あれこれ試していけるので
そこからは日々
帰っては考え
あれこれ煮詰めては滑りに行き、って感じで
実際に乗っている時間よりも
あれこれ運動を考える時間の方が
重要になっていきました。
あとは、
俺個人の特徴というか
細かいことを2~3書くとするならば
まず、バイクに乗っている、ということが
凄く重要です。
特に過去オフロードのバイクで
世界チャンプになっている人のスクールに通ったことがあったので
その人のライディング技術を
かなり教えてもらっていた、
それが今とても役にたっている部分はあります、
それは腰を曲げない、
某スノーボードスクールの先生もDVDで言ってましたが
ストロングポジション、
どういうことか簡単に言うと
骨格で曲げる、
股関節で曲げるということがとても重要で
腰を曲げないっていう部分が
どのスポーツ、ひいては
介護でも言われましたね、コレ
腰を曲げてしまうと
大抵は腰を痛めます、
そして
力、フォースがしっかりかからない、
逃げてしまう。
どの世界に言っても
同じことを言うので
とても重要なことだと
理解しています。
それとスピードに慣れるってことも
大きいのかも
まぁアルペンで急斜面を全開で滑るってわけでもなければ
普通のスキー場で
フルカービングで滑るには
大抵は高速を走るくらいのスピード感覚に
慣れておく必要はあるかもしれない、
だから車でスキー場まで高速使って走ってきてれば
それほど苦ではないかもしれないけどね、
果たして
この記事を必要な人が見てくれるか、
という部分はあるけど
今年も沢山の
上手くなりたい。
というコメントをネットで見たけど
意識の高い人はかなりの数居ると思うんだ、
結局はそういう人が
上手い人をというか、
上手い人が考えている理論に触れられるかどうか
っていう部分が
俺みたいな遠回りをする人を減らす一歩なのかなって思う。
最後に付け加えておきますが
これはあくまで初期段階の話です。
斜面に行って
この通りにやっても
絶対に出来る、
ズレないってことはないです。
それは今年の俺の記事にも出ていますが
斜面は当たり前ですが水平じゃないんです。
どこでも下へ向かって傾斜してます。
だから重心は後ろにずれていくんです。
前後方向だけなら
後ろにずれたのは前に戻せばいいということに
なるんですが
カーブ中は左右も出てきます、
それをどうするか、
斜めに動くということなんです。
3Dな感覚を足さないと正確な重心位置
中心には来ないんです。
でも、そういうのは
最低限すべてを取っ払った2Dの方向性が合ってさえいえば
自分で動くことで修正できちゃうんです。
ま、どうしても分からなかったらスクールに行ってください。
答えを教えてもらえます。