のんきに趣味悠々

バセットハウンドと野山を駆け回り自然観察。
釣りや植物・カエルやトカゲもお楽しみに

Lachenalia pstulata

2010年04月27日 20時56分04秒 | 植物
退院して3週間が経つ。
だいぶ歩く事も出来るようになったが、
まだまだ動きにぎこちないし、力も入らない。
筋肉が無いので全て関節と靭帯に負担がかかってる気がする。
まあ連休明けの再検査までは無理せず大人しくしようっと。

しかし天候が気になる。
4月後半と言うのに何だか気温が低い。
まるで冬のような寒さでストーブ終えない。
開花時期もどんどんずれ込むし、どうなってるんだろう?


そんな中、Lachenalia pstulataは、
かなり前から花序を上げ準備してたので我慢できず開花し始めた。

今年は秋から野外で栽培したので硬く締まった株になった。
霜さえあてなければ結構綺麗に仕上がるものだ。
花色も若干濃くなった気もするし、
温室内を占拠しないので毎年外になりそうだ。


花をクローズアップしてみると
本当に沢山の丸い花が可愛い。
外で開花してるので今年は虫たちに受粉してもらえるかな?
昨年は温室内だったので1粒も出来なかった。
まあこいつは球根で増えるので種子はそんなに必要ないが、
まあ、あれば有ったで良い。
当分この花で春らしく賑やかになりそうだ。

あとは再検査の結果が良ければ万々歳。

矢毒ガエルも帰宅

2010年04月22日 13時07分11秒 | カエル
診察し翌日入院。
即座に問題になった両生類や爬虫類達。
半年弱の外部での飼育から帰宅して帰ってきた。
しかし、突然依頼された友人も大変だったに違いない。
大きなビバリウムケースが5つも部屋に入るのだから。
そして飼育したことのない種類の生物が山盛り。
何せ餌の繁殖から飼育もしなければ成り立たない物ばかり。
ショウジョウバエとイエコオロギ、ワラジムシの繁殖は、
かなり気合い入ってないとそう簡単にはいかない。
おまけにトウキョウサンショウウオの幼体も数匹いる始末。
こいつ少しでも腹が減ると共食いする問題児。

そのメンバー全員が無事帰宅したのだ。
そう1匹も落ちてない。
まあ預けた先は乾燥系爬虫類にはかなりの経験値がある友人だが、
湿度ジトジトの大食漢カエルには苦労したようだ。
光量の関係で、レイアウト内の植物がミルミル状態悪化。
餌の繁殖はショウジョウバエ失敗で死滅。
ワラジムシも繁殖せず失敗。
コオロギオンリーで乗り切ったそうだ。
けっこう奇跡的な帰還。感謝感激!


Dendrobates truncatusは若干大きく成長していた。


Dendrobates leucomelasの子供たち22匹も痩せも無く元気。
レイアウト内の植物Brimeliadsとバックの斜面を覆っていた苔は死滅したが、
ものともせずコオロギを食べまくっていた。


こちらは親ペアーのオス。
帰宅したとたん内部ポンプの掃除をして
水の循環を多くし、
バック壁からの岩清水流量を増すと美しい声で鳴きまくっている。
このまま繁殖期に入る感じ。
きっと自然光の差し込みをもろに感じたのも良いのだろう。



しかし残念なことも。
別の方に野外で飼育依頼していたイシガメは、
冬眠開けの餌やりに失敗しメス2匹死亡。オスのみ生還。
卵をもったメスは交尾前に大量の餌を食べないと死んでしまう。
もう少し教えておくべきだった。失敗。

まあ本来自分で管理できない場合は、
全て死亡してしまうのが当たり前。
それも突然の依頼を快く受け入れてくれた友人達どうもありがとう!
本当に感謝。

この手の両生類や爬虫類、(貴重な植物を含む)を飼育の皆さまへ!
もしもの時に備えて、
‘狂’という字のついたマニアを同時に数人仕上げておく必要あり。
ある程度の教育と電話連絡で飼育できて
それが楽しいと感じられるスペシャルな人材。
これは何よりも重要です。



やったぜ退院!

2010年04月09日 18時39分38秒 | バセットハウンド
昨年の11月に発覚した白血病。
今まで仕事柄命をかけた多くの大きな怪我もあったが、
脳天気な性格だった事もあり死ぬと実感する事がなかった。
そして周りの仲間からも不死身だとか殺しても死なない、とか言われてきた。
でも
今回の白血病ばかりはこのまま駄目かと何度も思った。
治療と言ったら、どんどん具合良くなるのが当たり前。
しかしこの治療はどんどん全ての血を殺して行くので具合は最悪になっていく。
人として生きていく最低レベルの血液と全く薬任せの抵抗力で数週間を生きぬくのだ。
このギリギリの生命力で悪玉細胞を撲滅していく。
この言葉に出来ないほどの辛い治療を4回、半年かけて繰り返して行う。
当然入院時よりも数を重ねる度に体力は落ち、
副作用も増大してくる仕組みだ。
それでも悪玉細胞は体の奥深くや脳の中まで逃げまくる。
悪玉と言っても自分の細胞!
そいつの生命力と自分の生命力との命をかけた壮絶な戦い、
それがこの病気の治療でした。

口には出さなかったが、何度もめげそうになった。
楽しい外の生活の事だけを夢見て歯をくいしばるのがたった1つのやれること。
家で待つ犬たちとずっと居れるように!
人にまかせっきりの植物たちを早くこの手で大切に手入れしたい!
船を出してまた広い海で大物たちと格闘したい!
素敵な仲間達と一緒にいたい!
もう常時こんな事を頭に浮べてなければやってられない。
そんな私でも徐々に弱気になり、食欲も落ち、活性も落ち、夢も浮かばなくなる。
隣の患者は精神的にやられ、毎晩寝ずに30分ごとに自虐行為を繰り返す始末。
その方を励ましながら不眠症。そして鬱気味な方向へ!
病院から飲めと強く進める睡眠導入剤を拒み、
昼間寝ずに愛犬の絵を何枚も描いては鬱からの脱出を繰り返した。
睡眠は足りないがその甲斐あって昼夜反転する事もなかった。
説得し続けた隣人も少しずつ前向きになり検査結果は良くなかったものの
私と一緒の日に退院まで漕ぎつけた。
いろいろこの方には苦労させられたが、やはり半年一緒に闘った戦友。
退院の朝は格別。握手を交わし明るく病院を後にした。
私は仲良くなった看護師のお姉さま方と別れを惜しみ
ちょっと涙でさようなら。

最終治療の頃描きまくったスケッチはこれら。

コピー用紙に事務用シャープペンと鉛筆で。
暇なので息もせずどんどん描いちゃうので1時間もかからない。
だから毎日描く。けっこう楽しく描けるもんです。
家帰ってきても描けるかな?楽しい事いっぱいあるからね。

退院は荷物を先に取りに来てもらったので
1人でバッグを抱えてタクシーで帰宅。
私TAXIなんてヒースロー空港以外で乗ったことがない。少し緊張した。笑
数分で自宅へ!
OH!もうアストンとエランが元気に歓迎の遠吠えをしている。
扉を開けるとすごい勢いで2匹がジャンプ!
数分間犬たちのお出迎えは派手で強烈。
マスクも服も涎で凄い状態。抵抗力に自信 のない私は少し菌が心配だったりする。

その後家で何する訳でもなく部屋でPC開けたり、ベランダの植物観たり。
でもそれだけで体中が痛い。特に腰が痛い。
筋肉が無いのでダイレクトに骨に来るようだ。
この日は、すごい筋肉痛と腰痛であっという間に就寝。

朝から犬と散歩と行きたいところだが、
体力ないし貧血もあるので100m歩けない感じ。
しょうがないので車で山の公園まで行って歩かせることにした。

アストンは大喜び!やっぱ散歩はこうでなくちゃ!と言ってました。
しかし私のこの体は公園一周は無理。
すこし遊んでもらって勘弁してもらうことに。

エランだって大はしゃぎ!飛び回ってゴロゴロしたり満喫してた。
少しずつ歩けるようになってまた一緒に山へ登りたいなぁ。
でも足首もグラグラすぐに捻挫してしまいそうな頼りなさ。
カメラ持ってても重くて・・・ヨタヨタ!

するとヒラヒラと何かが足元で舞う、シジミ蝶だ!

桜も満開だしタンポポも満開!
早速ベニシジミにも遭えるなんて!嬉しい!こんな事こそ幸せなんです。

次に気になってることは?
そう!温室の植物たち!
最低限の管理はお願いして行ったものの、
一時帰宅時に見た時に、
やはり水切れや温度管理で結構ダメージをおっていた。
その頃から季節も良くなり大分復調し元気に成長し始めている。

植物の生命力を肌で感じる。
ああやはり温室の中ってすごく良い!
俄然やる気出てきた。
でもすごく貧血。
喉も渇くし目も回る。
こりゃまだまだ家で養生しなけりゃ駄目だと実感。
時々温度調整と水やり程度でリハビリしなけりゃやっていけません。泣
それでも山ブドウの種子蒔いて帰宅。
病み上がりでも実生病は止められないわ。

そんなこんなで白血病患者の「のんきや」は無事退院いたしました。
これから社会復帰するために徐々に訓練し
皆さんの元へお伺いするとおもいます。

どうもこの度は全国からの山ほどの温かい応援ありがとうございました。
帰って来る度に力付けられました。

そして全国の同じ病気の皆さま、「病は気から」って本当です。
生きようとするその心が一番大切。
絶対に乗り切ると思って治療してください。
薬の種類と副作用や回復時期等全て毎日エクセルにデーター作ってあります。
何でも聞いてください。

1度死んだつもりで第2の人生思いっきり楽しんで行こうと思います。
第1の人生も思いっきり楽しんだけどさ~(声がしたので)
もっとって事です。笑
もう躊躇せず何でもトライ。(今までもでしたが・・)
だれも俺を止められないぜ!

って口と頭は元気ですが、本当は身体へロヘロの「のんきや」でした。