のんきに趣味悠々

バセットハウンドと野山を駆け回り自然観察。
釣りや植物・カエルやトカゲもお楽しみに

ホトケノザ

2012年03月27日 12時23分07秒 | 植物
春っぽい日差しに誘われて
少しずつ畑の道にも花が咲き始めた。

まあ毎年いつも道理の風景ですが、
冬の景色に比べるとすごく楽しい気分になってくる。

いわゆる雑草達ですが、
よく見るとなかなか素敵な花も多い。

その中でもコレ!


何ならもっと寄って観たりすると!
いやー花の形状なんていい感じ。
リップ部分が2深く切れ込み
2つに割れちゃってウサギの耳の様。
そこにスポットが幾つか散りばめられちゃったりする。

この花そこらじゅうに良くある
シソ科 オドリコソウ属
 ホトケノザ [仏の座](Lamum amplexicaule)です。

春の七草のホトケノザと呼ばれてるものは、
キク科 ヤブタビラコ属
コオニタラビコ [小鬼田平子](Lapsana apogonoides)
で全く違う植物。

なのでこの写真の物は食べてはいけません。

しかしやたら増えて強いと思ってたら
外来種!ユーラシア大陸育ちで
もう北アメリカにも帰化してるらしい。

増殖力の秘密はこの種子。
エライオソーム(Elaiosome)という物質がついていて
この脂肪酸・アミノ酸・糖からなる美味しいものが
アリたちに大ウケで、それを食べたいために
せっせと巣へ運ぶ。
そしてあちこちからバンバン芽吹く作戦だ。

まああまり害もなさそうだし、
よく咲いてるし勘弁してあげるから、
畑で増えるのはやめて~!



ナミヒメショウジョウバエ

2012年03月24日 10時41分42秒 | 昆虫

一雨ごとに暖かくなると言うが、
やたら冷たい雨。
桜や杏の花がちらほら咲き始めてるのに、
折角の花が台無し。
しかし、うちの温室内はポカポカ暖か。
... 撮影しようと思った花が残念ながら終わっていたので
この室内に生息する昆虫を撮ってきました。

アブラムシは普通だし、
クロバネキノコバエじゃちょっとイケてないし。

紅い眼の可愛い
ナミヒメショウジョウバエ(Scaptomyza graminum)
を追ってみた。

体長2~3mm!老眼だと発見も困難。
何か動いた?程度の大きさ。

これはトゲオアガマ用の小松菜が枯れ、
その軟腐した部分に発生したようだ。
トカゲ用に栽培しているシロツメクサ(Trifolium repens)に
とまったのを見計らって数ショット頂いた。

この個体は2.5mmクリーム色で眼が朱色。

Nikon D3 /Nikon PB-6Bellows/Pk2+Pk3Adp/EL Nikkor80mm/SB29s