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black box/伊藤詩織

2021-02-14 | ルポルタージュ
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伊藤さんは、自分が性犯罪被害にあったことで、司法制度の問題に直面し

海外と日本の制度の違い。そしてサポートの違いを訴えています

 

性犯罪に関する本はこれが初めてではなく、何冊か読んでいるのですが

いきなり、事件当日の話を綴る人が多いのに対し、black boxは自分の生い立ちから話が進み

しかも流れがスムーズで、小説を読んでいるような錯覚に陥るほどでした

とにかく、今まで読んだ性犯罪とは流れが違うため、最初は面食らったのですが

事件当日の話になると、流石に感情を抑えることが出来なくなったとみえ

まだ、事件と向き合うことが出来ずにいることが伺えます

 

 

ところで、山口氏が政権寄りだったこともあり、この事件の話になると

必ずと言って良いほど目にする記事は、山口氏に対して「安倍にべったり」の文字。

伊藤さんへのインタビューでも、性犯罪の問題のはずなのに

政権批判に話を繋ごうとする印象がとにかく強い。

また伊藤さんの周囲も、反政権の人達が多く

本気で伊藤さんを応援しようとする人がどれだけいるだろうと、疑問に思うことがあります。

両親や友人には恵まれていても、それ以外の周囲が、政権批判に伊藤さんを利用し

逆に伊藤さんを苦しめているように思いました



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