OYISフェスティバルでの演武《基本型》2017年5月20日
・今日は、OYIS(大阪YMCAインターナショナルスクール)のフェスティバルでした。
私も朝から、大阪市内の学校へ行き
体育館で演武と生徒たちの演武を紹介。
この動画はその一部です。
基本型をやっています。
長年合気道をやってきて
基本型の大事についてこの機会に触れておきます。
合気道を知らない人は
ゼロのもの(型など)を新たに学ぶことに熱心です。
それももちろん大事ですが
基本と言われるものを(鴻心館では基本型)
60点や80点で置いておくよりも
探求し続けて、100点にした方が面白い絶対に!
基本型を70点の精度よりもさらに100点の精度に
さらに合気とよぶ統一体として100のカベを越えるものを
目指す努力。
こういう認識が必要です。
合気道を学ぶこと = 新しい型(知識)を得る事
だと思っているから、基本の繰り返しが出来ない人が圧倒的に多い。
もうすでに7割分かっていることを繰り返すより
やはり新しいことをするほうがはるかに練習としては面白い。
けれども
本当に武術、合気道家に必要なのは
70点を80点にする努力だし
80点を100にする努力、
つまりスパイラル(弁証法的)に繰り返す
徹底的に基礎を繰り返す事なのです。
大体分かっているけれどもう一回繰り返す。
こういったことは、みなあまり楽しくないと感じてしまうからできない人が多い。
しかしながら本当に一流の人というのは
基礎を繰り返しやります。
プロゴルファーやプロ野球の一流選手も素振りを繰り返します。
なぜ彼らはそうするかというと
自分の意識するポイントをちゃんとおさえているから
それが何なのかどう役に立つのか理解しているからこそできる
つまりらせん状の上達、高みへの階段を意識できるということ。
それさえ意識できれば
同じ型の繰り返しでも毎回新しい発見があります。
だから常に興味をもち繰り返しできるのです。