合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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基本の繰り返し

2017年07月11日 | 合気道
☆なぜ型を繰り返すのか

 合気道も他と同じよう

 上達法があります。

 

 新しい知識や、技

 つまり知らないことを次から次にと

 ついつい

 その学び足しを重要視してしまいがちになります。

 例えば、

 あることが90%近くにまで達していても

 また、新たなことに残り10%へ向けるべき

 エネルギーを注いでしまいます。

 

 今まで稽古で積み上げてきた90点の域をほっといたまま

 0(ゼロ)からの習得に精神エネルギーの10%を向けてしまう。

 90%まで進んできているのに

 その後の10%を詰めない。

 
その10%を足して

 100%にする努力とは何なのか?

それは、徹底した基礎の繰り返しです。

 鴻心館合気道で言えば、基本型の繰り返し

 私のやっていた太極拳では、十字手まで

 居合であれば、素振りや、”前”。

 書き物、筆で言えば、”穂先から入る”運筆法

 茶道なら、運びの点前・・・・



 では、なぜ繰り返しが(飽きもせず)できるのか?

 

 自分がこれから獲得しようとするポイントを繰り返すのは、

そのつど意識して(意識操作して)練習しているからです。

 そうした自分が〇〇を得ようとする意識を持てば

 基礎の繰り返しでも、初めて行った時の新鮮な感覚で練習取り組みできます。

 ここが大事です。

 そもそも合氣道の学びでは(他の事でも同じ)

 自分が意識して練習したそのものしか     

 自分に返ってこない、身につかないものです。

 もっと言えば、人間の学びは

 自分が欲しいこと、その意識にのぼった事しか得られない。

 
 その人が

 何を得るために、得ようとして意識して練習しているか

 そこが、それこそ意識出来ていれば

 基本の繰り返しでも毎回新たな発見があり

 単なる繰り返しに終わらないというわけです。

 そこから感動と興味が湧いて新たな展開に向かうということもあります。

 
  
 


 
 

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