☆平成26年3月30日(日)
道場では、毎月かかさず、練習生・保護者に会報「探求」を発行しています。
道場始まって10数年間休まず毎回発行し続けています。
最後のページはいつも私の文章を載せます。これも近年休まず書いています。
【武道・生活の統一】
鴻心館では、武道として合気道・杖道・空手道を指導しています。
武道と日常における社会生活は、全く壁がなく同一、同調しています。
武活一致と申しましょうか、そういう関係となります。
足腰が弱り、寝たきりになったとしても心で武道とつながれます。
武心一致とでももうしましょうか
宮本武蔵の著した 兵法書・五輪の書を観ることで、何かを感じるとる事もできます。
極端にいえば一生涯付き合えるのが武道だと思います。
例をあげれば
・履物を揃えておく(武道だから=常にベストな態勢=ココロを整える)。
・相手を許す事ができる(武道だから=勝って負ける)
・挨拶をする(武道だから=礼儀作法=相手とつながる=合気極意)
・衣服をたたむ(武道だから=モノ「武器」とつながる術)
・身体を鍛える(武道だから=身体を介して技をだす)
武道はココロを整え、自分の意識を制御し、自他の身を護り(防衛)、技術の向上を
喜びとする生涯のパートナーとなり得る「道」です。スポーツでも同じではないか、
と思いがちですが、そもそもスポーツには生死が根底にはありません。人の命に関
するテーマが存在しないので武道とは異なります。誰でも命は一つしかない、だから
それをどう考えるか。それが武道でもあります。だから昔の日本人(武士)は、相手と
対峙したときパッと相手に勝ったと判断すれば、勝った者が勝負をすてます。
それが強者です。
本当に強い人間はコレができます。
「お手前の勝ちじゃ」と言える人は人間的にも実力的にも上です。
それがわからない者が、強者に向かっていき、無謀な突っ込みの挙句、斬られます。
これが昔のある勝負のあり方。
だから例えば、ケンカと本来の勝負とは中味がぜんぜん違います。
ケンカではお互いの相手の傷つけ合いですから武道(≒武術)ではありません。
次元が異なります。
ケンカをしたら、最悪の処分として破門される場合(道場や流派)があるのはそういうことです。
「勝つて負ける」日本文化武道の極ですね。
※以上の会報4月号は、ブログ用に内容を一部変更しています。
大阪府堺市の合気道場「鴻心館」です。
道場では、毎月かかさず、練習生・保護者に会報「探求」を発行しています。
道場始まって10数年間休まず毎回発行し続けています。
内容は、練習日や休み、行事の案内、進級審査の結果報告、各種連絡などです。
最後のページはいつも私の文章を載せます。これも近年休まず書いています。
今日は、その4月号に載せた文章を紹介します。
4月号会報
【武道・生活の統一】
【武道・生活の統一】
鴻心館では、武道として合気道・杖道・空手道を指導しています。
武道と日常における社会生活は、全く壁がなく同一、同調しています。
武活一致と申しましょうか、そういう関係となります。
足腰が弱り、寝たきりになったとしても心で武道とつながれます。
武心一致とでももうしましょうか
宮本武蔵の著した 兵法書・五輪の書を観ることで、何かを感じるとる事もできます。
極端にいえば一生涯付き合えるのが武道だと思います。
例をあげれば
・履物を揃えておく(武道だから=常にベストな態勢=ココロを整える)。
・相手を許す事ができる(武道だから=勝って負ける)
・挨拶をする(武道だから=礼儀作法=相手とつながる=合気極意)
・衣服をたたむ(武道だから=モノ「武器」とつながる術)
・身体を鍛える(武道だから=身体を介して技をだす)
武道はココロを整え、自分の意識を制御し、自他の身を護り(防衛)、技術の向上を
喜びとする生涯のパートナーとなり得る「道」です。スポーツでも同じではないか、
と思いがちですが、そもそもスポーツには生死が根底にはありません。人の命に関
するテーマが存在しないので武道とは異なります。誰でも命は一つしかない、だから
それをどう考えるか。それが武道でもあります。だから昔の日本人(武士)は、相手と
対峙したときパッと相手に勝ったと判断すれば、勝った者が勝負をすてます。
それが強者です。
本当に強い人間はコレができます。
「お手前の勝ちじゃ」と言える人は人間的にも実力的にも上です。
それがわからない者が、強者に向かっていき、無謀な突っ込みの挙句、斬られます。
これが昔のある勝負のあり方。
だから例えば、ケンカと本来の勝負とは中味がぜんぜん違います。
ケンカではお互いの相手の傷つけ合いですから武道(≒武術)ではありません。
次元が異なります。
ケンカをしたら、最悪の処分として破門される場合(道場や流派)があるのはそういうことです。
「勝つて負ける」日本文化武道の極ですね。
日本合気道鴻心館 Seiun.Y
※以上の会報4月号は、ブログ用に内容を一部変更しています。