合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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《構え》準備怠りなくというものです

2022年04月02日 | 合気道
武術/武道の構えについて
誤解のないように言うと、
構えは単なる形ではありません。

プロ(師範・高段者・探求者)向きに言うと
むすび意識の領域となります。

それはともかくとして、
単なる形ではないということは、
構えは、対する相手(国やテロ集団等も含め)に備える
これが主目的です。

構えの先にあるものは、
逃げる・戦う(闘う)・説得するとなりますが
相手が攻撃してこない場合は
構えを相手との間合いを考えて、安全なところまで下がって
その構えをとくことになります。

自分がもし、80歳だとしたら
その備えは限られてきます。
自宅の周りはこんもりした林であり、
すぐには隣人も警察も駆けつけてくれない
そんなところに住んでいたら

寝ている時間
そこへ強盗が2人~3人で入ってきたら

そんなことを考えて
備えておく
これが準備
構えです。
私も田舎に住んでいたことがあるのでわかりますが
木造2階建て
2Fで寝ている場合
祖父は寝床の近くに鍬の柄を置いていました。
田舎だからです(実際の話です)
小さなころは何の目的で使うかわからなかったため
寝ている祖父の頭にその鍬の柄を倒して
祖父に殴られそうになりました。
(母が言うには、拳を握ったまま拳は震えていたといいます。孫を
殴る訳にはいかなかったということです。
でも"たんコブ"できたといいます、目から火がでたと、母から聞きました)

まぁ昔話はともかくとして
田舎では
警察が来るまでに強盗は逃げてしまいますし
隣近所もあてにはなりません(離れすぎていて)

犬も毒を盛られたり
下調べをしてくるプロの犯罪者には
ドーベルマンを飼っていてもまずは永遠に眠らされてしまいます。

さて1Fで侵入者があり目覚めれば
そばにある鍬を構えます。
仕込み杖でもいいですが

2Fに上ってきたら
迷わずに鍬を振り下ろします。
仕込み杖や槍があれば、相手のみぞおちめがけて
体当たりするだけで効果があります。

相手(強盗)が死ぬとか考えては、
死体となるのは自分になるだけです。

もちろん相手を殺してしまえば
普通の人間なら良心の呵責に苛まれるその後となりますが・・・

それはその人がまともな人間だという裏返しです。
そんなことにならないために
どうするか、それが《構え》です。

最悪な状態は、強盗に殺され財産を奪われることです。
その次が強盗を返り討ちにしてしまうことです。
しかし、
強盗を取り逃がしたら
仕返しにくるか
別の人が被害にあうため

心を決めて対峙する覚悟がいることには変わりありません。

自分が殺されてしまうのは、
実は、
自分だけの問題ではありません。
自分の命をこの世に授けてくれた両親や神様に
強盗のために命を落とす羽目になるのは
ある種の罪です。

では、強盗に侵入されないような対策・準備を
二重、三重、五重に張り巡らせておかなくてはということです。
また、お金の問題ではありません。

洗濯干しに、
空手着や柔道着を干しておくのも一手です。
この家には武道家や警察官のいる家かもしれないと思わすことも
できます。
赤色灯を置いておく
数キロ先にも響くサイレンを準備しておく
玄関の扉を鋼鉄製にして(または鉄板を入れる)
外国のように窓には鉄格子をはめておく(外国の生徒さんから聞きました)

日本の窓は鉄格子がない
女性の一人歩きも真夜中でもまずは安心(最近はどうかと思います)
というふうにあくまでも外国から見たらですが

憲法九条では身はまもれません。
ロシアを見ればそれはわかると思います。
寝室も簡単にはいられないように窓にも工夫がいります。
ドアも破られないようなするか
ベッドであれば近くに警棒のようなものを置いておくべきです。
私なら脇差を置いておきます。

これが田舎で高齢の人の場合です。

そんなことまでしなくても
そういう考え方は尊重します。
しかし日本国内でも一家殺害、犯人捕まっていないという例はあります。

それも田舎です。
外国人がこれからたくさん入ってきます。
日本に来てから犯罪を犯すこともあるかもしれませんが

犯罪目的で入国してくる人間が問題となります。
これから過疎化や
都会から田舎暮らしをする田舎に不慣れな人が
真っ先に狙われます。

案外、都会暮らしが安全なのかもしれません。

ということで、構えというのは、
自分も相手も護るという

備え・準備だととらえておきましょう。












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