『詩経』意訳ノート(8)
56 「考槃」(衛風)
考槃在澗
碩人之寬
獨寐寤言
永矢弗諼
考槃在阿
碩人之薖
獨寐寤歌
永矢弗過
考槃在陸
碩人之軸
獨寐寤宿
永矢弗告
たのしきかなや
たのしきかなや谷のあひ
人はおほらかなるが好し
ねてさめてのちひとりごつ
これを忘るることなかれ
たのしきかなや丘の上
人はおだやかなるが好し
ねてさめてのちくちずさむ
これを失ふことなかれ
たのしきかなや高き原
人はおほどかなるが好し
ねてさめてのちまたねむる
これを誰にも言ふなかれ
56 「考槃」(衛風)
考槃在澗
碩人之寬
獨寐寤言
永矢弗諼
考槃在阿
碩人之薖
獨寐寤歌
永矢弗過
考槃在陸
碩人之軸
獨寐寤宿
永矢弗告
たのしきかなや
たのしきかなや谷のあひ
人はおほらかなるが好し
ねてさめてのちひとりごつ
これを忘るることなかれ
たのしきかなや丘の上
人はおだやかなるが好し
ねてさめてのちくちずさむ
これを失ふことなかれ
たのしきかなや高き原
人はおほどかなるが好し
ねてさめてのちまたねむる
これを誰にも言ふなかれ