231004
・立冬三首・
山茶始開*つばきはじめてひらく
まんまるの椿のつぼみはつかなる身ぶるひひとつしてのち弛ぶ
地始凍*ちはじめてこほる
凍土をみしみしと踏むさくさくと歩くさみしくつよく啼く土
凍土:いてつち
金盞香*きんせんかうばし
夜のいろ冬空のいろくらい部屋ひとりでしんとしてゐた水仙
・立冬三首・
山茶始開*つばきはじめてひらく
まんまるの椿のつぼみはつかなる身ぶるひひとつしてのち弛ぶ
地始凍*ちはじめてこほる
凍土をみしみしと踏むさくさくと歩くさみしくつよく啼く土
凍土:いてつち
金盞香*きんせんかうばし
夜のいろ冬空のいろくらい部屋ひとりでしんとしてゐた水仙