2022年1月、製薬大手社員の妻がメタノール中毒で亡くなった事件の公判について今朝のネット記事がありました。
一流国立大学出身の優秀な夫婦です。被告人は42歳、妻は2007年同期入社で入社3年後に結婚して男の子が出来て、その後一家でアメリカ留学。
絵に描いたようなエリート夫婦であります。
しかし、、何が原因か?夫は酒と水商売の女に狂ってしまった。
真面目な勉強家だったのか?どうか知りませんが、表の顔と裏の顔が全然違ってきちゃったようです。
他の記事(削除されてる)を読んだら亡くなった奥様との間に、非常に陰湿な夫婦喧嘩があったみたいです。
週刊誌が喜んで飛びつきそうな記事ですが、、。
弁護側は酔った妻が酒とメタノールを誤って呑んだ事による事故。
検察側は夫が故意に妻に致死量のメタノールを服用させた殺人。
と主張してます。
私はこの記事を読んで、木々高太郎の『文学少女』と言う作品を思い出してしまいました。
人の妻となっても文学少女の殻が抜けない妻が横暴な夫にメタノールを服用させて殺した罪に問われるお話です(実は彼女は夫殺しはしてないがメタノールを使用した殺人は娘時代に犯していた!)。
内心不満だらけだろうと傍目には平穏な生活を送っている夫婦の修羅場、は特に珍しい事ではありませんが、相手への殺意を実行に移したとなると、大変な事件になります。
子供がいる場合、その子の今後の生活はどうなるのでしょうか?
過激な醜い争いや惨事が起きる前に離婚出来なかったでしょうかね。
ひょっとして。
と私は思います。
事故でない場合(事故としたらどうやって間違えたのか不思議です。容器が似てたのか?)
夫が犯人だとしても、妻が故意に呑んだとしても、殺す気や死ぬ気は無かったのではないか?
と思うのです。
メタノールの致死量は個人差がある筈です。必ず死に至るものでは無い。
とすれば、憎しみが昂じてディスペレートな思いに駆られた人が相手を苦しめる(妻は夫を疑わせる為)に呑ませた(呑んだ)可能性はないでしょうか?
現に妻は即死してない。一晩中吐いたり苦しんだりしてる。
夫が救急車を呼んだのは妻後グッタリしてからですが、夫婦の派手な争いを隠す為に呼べなかったケースも考えられる。
事件の結果だけを見て一概に黒白をつけられない問題だと思います。
ただし、このイケメンかつ超エリート社員の前途は相当惨めなものになるでしょう。
世の中に落とし穴は多いけど、男女の問題ほど落とし穴になりやすいものはございません。
かと言って人と人との間に生じた恋愛感情を甘いと決めつけられるものではないと思います。
難しいものです。