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読書の森

どうする円安(*☻-☻*)

円安?と言っても「株やってないから関係ないわ」「今イチピンと来ない」感じは昔ありましたが。

これよく考えれば(考えなくても)大変でございますよ。
つまり円高のメリットで享受してたビーフもパンもその他美味しい食品どころか、あらゆる製品が一斉にお高くなります(*☻-☻*)
一番困るのが石油価格の高騰、流通や交通の源はどうなるのでしょうかね。
モノ不足と重なって一挙に円がみすぼらしくなってきました。惨めです。

ただし、戦後の日本は1971年迄1ドル360円の生活をしてたのです。
全然自慢にならないですが、それが自分の青春期と重なるので、とてもよく記憶してます。

遡って敗戦の年、庶民がせっせと貯めた貯金もへそくりも紙切れに等しくなりました。何せ1銭単位から1円単位の世になったからです。分かり易く言えばハイパーインフレの状態でした。

その時、世の価値観がガラガラと変化してましたが、変わらなかったのが米国ドルの固定相場制であります。
つまり、金の価値とドルの価値の割合を固定する形で、ドルに頼る通過価値の低い国にとって国内経済の安定が図れるメリットがありました。
それほどアメリカ経済全体が富裕な時代だったのです。


しかし、1971年のニクソン大統領の時代、金の価値よりドルの実質的価値が著しく劣ってきた事に気づいて、変動相場制をとったのですね。

日本では1971年(昭和46年12月20日)に円切り上げとなります。
何より嬉しかったのが、多分海外旅行したい人たちで、「高嶺の花だったハワイも行けるわね」という感じ。
例のマクドナルドハンバーガーもこの年日本上陸してます。


いただきモノの欧米製品ですが、欧米から日本に入ってきた高級な品物(殆どが高いので)、昔は舶来品と言っておりました。
貨物船経由で入ってくるので舶来品なのです。

昭和20年代などは、舶来の綿ローン(つまり木綿製品)とか舶来のウールセーター(特に英国産)は憧れの高級品でございました。
当時Made in Japan は安物の代名詞でありました。工賃がそれほど安かった訳です。
それでも、日本がよいモノを一生懸命に作った事が当時報われたのですが。


時代背景は終戦後と大きく異なり、いまや戦後最大の世界危機(これは私の感想ですが)にあります。
ここをどう乗り切るか?

「婆さんは引っ込んでろ」と言われるの覚悟で懸命に思案しました、、。
そして「日本でしかない安くて品質の良いモノを輸出して大量に買ってもらうしかない」という結論が出たのです。
大雑把な言い方ですが、戦後日本も韓国も中国もそうやって国民の経済力を大きくしていったのです。

何故なら、円安の今(余分な話ですが、一番円高の時が2011年で79円。現在が136円です)だから、前より安く売れる筈、安くて良いモノは購入したいのが普通の心理だからです。

写真の養殖真珠は日本が開発したもので、日本の輸出新興の意味もあって天然真珠と変わらぬ品質の日本人が真珠を作ったのです。これは一例です。多分今はこの手のモノは流行らぬようです。

なので、もっと手近で日本各地で製造可能な輸出品はないかと考えてみました。

識者が口を揃えて言うのが、お米の輸出です。

日本で唯一余ってる食糧がお米です。
四季があり多湿な日本の風土で作るのに一番合ってる、しかも改良に改良を重ねた食品は米以外にございません。

しかし、海外製品に比べて日本のお米は一般に高いです。それでも「美味しい」というのもちょっと疑問に思う。
何故なら、アメリカなど日本のお米をかけて作ったモノがほぼ同じ味で日本より安いから。

じゃあ何故日本のお米が高いのか?国から米作り農家に対する一定の保障があるからです。
ここからが難しいところです。

日本ならではの、安全で美味しいお米を比較的リーズナブルな値段で輸出する、今のところそれにつきます。

上の写真のお米の産地はあまり有名ではないです。でもかなり美味です。ちょっと高いですが、味の美味しさはお値段以上。
この線を狙うしかないかも知れません。


さて最後の写真は葉書です。和紙が無かったのでこの用紙にしましたが、日本の和紙の製造技術及び紙の製造技術はかなり優れてます。

特に今日本で作られる和紙は他の国では絶対作れません。
何故なら原料の木だけでなく、日本独自の風土でしか出来ないモノだからです。そしてその手仕事の技術の細やかさは類を見ません。具体的に和紙がどう役立つかというとその耐久性と強さです。和紙で傘を作り着物を作って実際に利用していたのですから推して知るべしです。単なる伝統工芸と以上の利用法はないか?と私は思うのですが。

以上下手な考え(休むに似たり)ですが、暇なので、懸命に思案しました。
何よりも日本の豊富な綺麗な水資源をより大切にして利用しない手はない、と思います。



読んでいただき心から感謝いたします。

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