ここしばらく活字と言えば、週刊新潮ばかり読んでいます。
週刊新潮も文春も母が買っていて、私もなんと50年(!)程前から読んでます。
半世紀も過ぎると、書かれた記事の歴史の流れを如実に感じます。
コロナ以前であろうとなかろうと、
「私の若い頃とは、人心がすっかり変わってしまった」
と驚くのです。
この「誰の味方でもありません」の著者古市さんは34歳です。
何しろ若い、ピチピチの若さなんだけど、非常に現代的なアンニュイさが漂う人です。
彼は東大大学院を出た新進気鋭の学者です。
政府の委員会のメンバーでもあります。
彼の社会観を知る事は、現代の若者の考え方を理解する近道かも知れません。
「若者は自己中でいい」と彼は主張します。
まず自分があってそれが一番大切なので、その周りに社会があるという考え方ですね。
今週の記事、「体制でも反体制でもなく」は「非体制」派の意見も尊重されるべきという内容です。
「声を上げたと言って社会が変わるべきでない」
「誰の味方でもないというタイトルが不謹慎だと言われない時代が続いて欲しい」
全学連全盛期に学生時代を送ったおばさん、もといおばあさんには到底ついて行けない醒め方でございます。
それでも、これはよく考えたら、自由で平和な世の中を望んでいる意見なのですね。
というより、そう思いたい私です。
勢いこんで平和平等と言うのはダサいって事なのかしら。
おばあさんにも教えてたもれ。