皆さんは、ディザスタリカバリという言葉を知っているでしょうか?これは、文字通りに災害で受けた被害からの復旧という意味です。
コンピュータシステムの運用管理の分野で、システムを運用しているセンターが天災やテロなどで壊滅的な打撃を受けた場合に、もとのシステムを復旧させる場合に用いられる言葉です。
これを実現するためには、データのバックアップだけでは不足です。コンピュータそのものが被災してしまっては、いくらデータだけ残っていても、すみやかに運用を再開できないからです。また、バックアップデータを、コンピュータセンターと同じ場所に保管していては、そのデータも同時に被災してバックアップの用をなさなくなります。
そこで、これを実現するためには少なくとも2つの要件が必要であることがわかります。
一つは、データのバックアップをセンターの外に保管するということ。できれば、センターから遠く離れた遠隔地が理想的です。地震などの広域にわたる災害の場合、たとえば、東京23区内が全滅してしまう場合が考えられるからです。
もう一つは、バックアップセンターの準備です。これもバックアップデータと同じで遠隔地に設けることが必須であり、それが主流になっています。
遠隔地のバックアップセンターに、バックアップデータを運んでそこでメインのセンターと常時同じシステムを運用しておけば、準備は万端ということになります。
特に信頼性の要求される企業、たとえば金融機関では上記のようなことが程度の差はあれ行われています。東京がダメになれば、大阪でというわけです。また、東京が本拠地の場合、高速道路で数時間程度の近県にバックアップセンターが設置される例もよく見られます。
個人の場合は、上記のような仕組みは望むべくもありませんが、せめてデータのバックアップをマメにとって、PCの代替機を用意しておくことが有効な手段でしょう。そして、バックアップデータを自宅以外のどこかにも保管できれば上出来です。
東京では、もう、いつ大地震が起きてもおかしくないと言われ続けています。せめて、自分でできることはやっておいてあとで後悔しないようにしたいものです。
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コンピュータシステムの運用管理の分野で、システムを運用しているセンターが天災やテロなどで壊滅的な打撃を受けた場合に、もとのシステムを復旧させる場合に用いられる言葉です。
これを実現するためには、データのバックアップだけでは不足です。コンピュータそのものが被災してしまっては、いくらデータだけ残っていても、すみやかに運用を再開できないからです。また、バックアップデータを、コンピュータセンターと同じ場所に保管していては、そのデータも同時に被災してバックアップの用をなさなくなります。
そこで、これを実現するためには少なくとも2つの要件が必要であることがわかります。
一つは、データのバックアップをセンターの外に保管するということ。できれば、センターから遠く離れた遠隔地が理想的です。地震などの広域にわたる災害の場合、たとえば、東京23区内が全滅してしまう場合が考えられるからです。
もう一つは、バックアップセンターの準備です。これもバックアップデータと同じで遠隔地に設けることが必須であり、それが主流になっています。
遠隔地のバックアップセンターに、バックアップデータを運んでそこでメインのセンターと常時同じシステムを運用しておけば、準備は万端ということになります。
特に信頼性の要求される企業、たとえば金融機関では上記のようなことが程度の差はあれ行われています。東京がダメになれば、大阪でというわけです。また、東京が本拠地の場合、高速道路で数時間程度の近県にバックアップセンターが設置される例もよく見られます。
個人の場合は、上記のような仕組みは望むべくもありませんが、せめてデータのバックアップをマメにとって、PCの代替機を用意しておくことが有効な手段でしょう。そして、バックアップデータを自宅以外のどこかにも保管できれば上出来です。
東京では、もう、いつ大地震が起きてもおかしくないと言われ続けています。せめて、自分でできることはやっておいてあとで後悔しないようにしたいものです。
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