W杯観戦ツアー詐欺

　またしても出た、という観がある詐欺事件です。ワールドカップツアーを装った詐欺事件ですが、まったく被害者の弱みにつけ込んでいるというところが何ともうまい点です。

　需要と供給の関係で、入手困難な観戦チケット込みということで申し込んだ被害者たちは、理性を失ったとは言わないまでも、正常な判断力でこの業者を判断できなくなっていたのでしょう。

　自分が欲しい欲しいと思っているものを目の前にぶら下げられれば、理性も失いがちです。

　ましてや、オンラインで目の見えない相手とのやり取りは危険極まりありません。人間、相対して交渉しても詐欺に遭うのにホームページで情報を得て、それだけでいきなり相手の銀行口座に費用を振り込むなど危険極まりない行為です。

　素人には、たしかに、インチキな旅行会社かどうかの判断はむずかしいですが、世の中にうまい話はないということを肝に銘じて注意するしかないということです。

顔の見えない相手との交渉術というのは、オンライン社会での一種の社会的交際術だと思います。これからの社会で、新しく学ばねばならない事柄かも知れません。

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