カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

カンナリゾートヴィラと言うホテル

2011-06-09 22:58:31 | 日記

「カンナリゾートヴィラ」は沖縄県北部東海岸宜野座村にある1軒のスモールラグジュアリーホテル。ヴィラ30棟、本館、屋外プール、アジアンガーデン、天空へつながるエアーチャペルで構成されています。大きなホテルと違ってヴィラタイプと言う事もあり、独自の空間を静かに楽しめるホテルです。ふと瞬間に日本であることを忘れてしまいそうな空間が広がっています。早朝は、神秘的な紫色に染まった海から黄金の太陽が昇り、海岸線を黄金色に染めてしまいます。海と空が一体となってカンナリゾート全体を包み込むような景色が広がります。普段は朝寝坊の方でも、是非1度は早起きをしてこの景色を眺められるといいですね。海からの風も、何か神秘的な風に感じられます。このスピリチュアルな時間帯を過ごすと、日常の疲れがフッと消えていくように感じられます。

カンナリゾートのシェフは、ベテランの総料理長始として7人のシェフがいます。和食と洋食はイタリアンを中心に食事を提供していますが、味は絶品です!この料理を楽しみに遠くは那覇や糸満からのお客様が毎日ように訪れて頂いています。味の素晴らしさに加えて、栄養のバランス、カロリーコントロール、減塩などの調理も好評です。カンナリゾートを訪れるお客様の多くは、お2人のアニバーサリーでのお客様の利用がとても多く、私たちホテルマンにはとてもうれしいゲストです。最近は、お1人旅のお客様も、増えて来ています。のんびりと海のそばで過ごす時間。庭園をヴィラから眺めながら過ごす時間などゆったりとした無垢の時間を楽しんで頂いています。こんな目立たないホテルには、このホテルにしかない贅沢な時間が流れています。ホテルと言うと人々が賑やかに行きかうなどと言った華やかさもありますが、このカンナリゾートに限っては、イベントの時意外には、まずそんなことはありません。そんな時ですら、ちょっとヴィラの中に入ると他のゲストと出会うことはあまりありません。そんなくつろぎに溢れた時間を楽しんで頂けると私たちもとてもうれしい限りです。


命の持つ力

2011-06-09 08:06:41 | 日記

台風通過後、潮風に痛められた木々の命が吹き返し始めた。たった1週間の間で木々の生命力が溢れ始めた。自然の猛威に晒された環境の中で、育まれた命は強い。私たち人間の手で育てた木々や花々は無残な姿をさらしている。なにか、考えさせられる思いです。手塩に掛けて育てた命ははかなくて・・厳しい環境の下で自力で育った木々はあっという間に再生を始めた。

つやつやとした新緑が芽を吹き始めた。照りつける太陽の陽射しを満面の笑顔で受け止め、降り注ぐ雨には手足をいっぱいに広げて全身で吸収する力は、まさに命の持つ力そのもの。

一時期は、滅入ってしまいそうなくらいに庭園が暗く沈んでいました。でも、1週間が経った頃から変化が始まった。ちらほらと枯れた茶色の景色の中に、鮮やかな緑が輝き始めた。最初、なんだろうと思ってみたら・・なんと芽が吹き始めている。もう少しで、また笑顔いっぱいの庭園が生れてくると思うと心がうきうきしてくる。

私たちは、こんな時どうしたらいんだろう!そう考えて庭園の中を歩いてみた。手助け・・・介助・・・。保護。人間の世界では、支えあうとか助け合うとか・・色んな言葉がある。今回の東北大震災で多くの人々が支援をし、被災者を支える活動を行ってきたし、まだまだ続くと思う。

今年、新入社員が入社して2ヶ月。自力で学び育とうとする若者。厳しい先輩の下で叱られる毎日の若者。部署や先輩によって異なる育て方がある。笑顔がなくなってきた新入社員もいる。

この一人ひとりが大きく育って欲しいと願う毎日で・・今回の台風後の自然の姿を見たときに、命の持つ力を信じてみようと思った。しかし、ただ眺めているのではなく、ただ、声を掛けるだけでなく・・命が溢れだすきっかけを作ってみようと思った。自分を信じられる力を持てるようになって欲しい。