カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

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2012-01-11 07:38:20 | 沖縄

新年が始まって10日が経った。各所で新年を祝う新春の集いが盛んに行われている。先日沖縄コンベンションビューローの新春の集いは1,000名を越える人々が集まった。新会長への期待が一気にここに人を集めたのか・・・それとも、現実の厳しさを目の当たりにして期待感でいっぱいだったのか・・・。いずれにしても、凄い人だった。

沖縄の観光にストーリーがあって、何度訪れても変わらない風景や姿があって・・・あぁ沖縄に来た!と感じさせる魂のようなものが欲しいと思う。観光で訪れる人々が、「沖縄に行ったら必ずあそこに行くといいよ。」「沖縄にいったらあの人に会えるとラッキーだよ!」「沖縄にいったらあれを食べるといいよ」と「安心できる場・人・モノ」が普遍的にものとして欲しい。それに、変化を作る。変わらない普遍性による安心感と変化による新鮮さが、観光の魅力を作るように思うが・・・。

普遍的なものは、ブラッシュアップして磨く。徹底して磨く。これが、ベースになって、変化を楽しむものを取り入れる。できたら、自然環境との連携が好ましいと思う。一貫性のないイベントなどへの費用補助は行わない。1本の筋を通すことが大切だと思う。普遍性と変化は3:1の割合がいいと思う。「肝高 あまわり」など普遍性の中に、新しさがある。いい例だと思う。伝統と文化を守りつつ新たなアイデアや知恵を注ぐ。観光には、「感動!」が何より必要。感動へお金を払う人々は数え切れないほどいる。もう一度、自分自身が消費者としてお金を払う立場で・・価値を考えてみてはどうだろうか?「頑固なまでに守り続ける文化・観光」と「柔軟で緩やかな流れを感じさせる人にやさしい旅」 

たとえば朝市に行って「地元のおばあさんと会話した・・言葉が通じないけれど笑顔が最高によかった!」

沖縄で「おばあ」と呼ばれている人々こそ観光であり文化だと思う。女性は幾つになっても主人公なんだなぁ!

あるがままの姿も大切な財産。時代と共に消え行く「うちなーことば」誰が守っていくのだろう!