沖縄東海海岸は朝陽が上るイメージがあるが、もちろん沈む夕日の美しさもある。昨日の夕日は格別だった。昼の雨があがり、夕暮れ時から陽が差して、5時30分を過ぎる頃から空が紅く染まり始めた。急いで海岸沿いに向かっていたら、真っ赤に染まった空が大きく広がっていた。
2011年11月30日今年も残すところあと1ヶ月となった。自然の猛威にさらされた1年だったように思える。しかし、この美しさはなんだろう!美しいと感じる自然と恐怖のどん底に人々を陥れる自然は、なにも変わらないんだろうと思う。こちらの心の受け止め方で恐怖であったり美であったりする。移り行く環境に、心を動かされて迷い悩む人間の姿を自然はどのように見ているのだろう・・・。この景色を眺めていたら・・胸が熱くなってきた。ちっぽけな自分がこの沖縄に来て何ができるのだろう?今、自分は確かに生きているがこのままでいいのだろうか・・・?
そんな思いを抱かせる雄大な自然の景色。この美しい景色をこのホテルから眺めて行くこれからの時間がどのくらいあるのかわからないが・・。心癒す風景がこのホテルの魅力だと思う。何かがあるわけではない・・・ただそこに当たり前にある風景こそ大切な財産のように思える。