カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

昭和の風景

2011-06-28 20:01:38 | 日記

6月23日深夜東京着。高速バスで自宅に。翌24日夕方、以前TV関係企業で大きなイベントを仕掛けていた友人と新宿で待ち合わせして、北海道の味を堪能できると言う30年続く料理屋で冷えたビールで再会を乾杯で祝う。手作りの料理を食べさせてくれる「洞爺屋」で昔ながら変わらない味を楽しむ。オヤジさんの確かな味は、いつまでも変わらない。新宿の景色が変わり行く中で、地道にこつこつとこの味を守り続けて来た味わいのある店。おかみさんとカウンター越しに味付けの指南を受ける。特に和食の味付けは、難しい。しばらくすると小さな店は、お客でいっぱいになり、そろそろと腰を上げて帰宅の準備。

店を出て駅に向っていると友人がもう1軒行こうとの誘い。まだ7時半・・・5時に店に入ったから・・では、と言う事で帰宅を急ぐ人々に追い越されながらのんびりと夕暮れの新宿を西から東に向うと「新宿ゴールデン街」が見えてきた。懐かしい・・・学生時代にこのゴールデン街を抜けてアパートに向った記憶が蘇る。

一歩中に足を踏み入れると・・・変わらない風景が目に飛び込んで来た。まるで、映画のセットの様な景色。路地から路地へと潜り抜けるように歩いているといつの間にか昭和のあの頃に戻ってしまった。沖縄でホテルの仕事をし始めて9ヶ月。何か、フイルムが逆戻りしてしまった印象。沖縄からこの街にくるときっと危険で怪しいところだと感じるかも知れない・・・。しかし、この街は、役者と言った芸能関係者がこの街を愛して通っていたと言う人情味溢れた街なのだ・・。唐十郎さんが新宿花園神社で興行を開く時には、多くの人々が集まって,その夜この街は活気に溢れていたものだ。変わらない風景がこの大都会新宿の片隅に残っていたことがうれしい!沖縄から来た若者や経営者もいた。何かを守り続けると言う事がとても大切な事だと改めてこの街を見て感じた。


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