カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

人こそが観光の財産

2012-01-08 07:31:51 | 沖縄

沖縄に来て、人との出合いやきっかけを何より大切にして来た。スタッフの一人から名刺コレクションと言われるくらいに多くの人と出会ってきた。コレクションと言う表現は、とっても哀しい表現だと思った。出会った多くの沖縄の人々を侮辱する言葉だと感じたからだ。彼の人への思いはそんなものなんだろうと思うと哀しい・・。

沖縄の観光を考えるときに、沖縄だけでなく観光だけでなく・・ビジネスを広げ成功させるために何より必要なものは、「人とのつながり」昨日、紹介させてもらったおおぎみまるごとツーリズムの方々もそう!一瞬のタイミングで、その人との出会いが決まる。最初は、名刺交換から始まる。その先には、人との出会いから始まる歓びや感動があるからだ。「人生における掛替えのない財産こそ人との出会いだと思う。」

大人になって社会を知っている人々は、人を自分の価値で判断する。仲間、お金、都合のいい関係、出世、性別など様々な観点で人を判断して都合のいい付き合い方をする。しかし、そこから、人生の感動や歓びは生まれてこない。

そう考えると・・観光資源における人の存在はとてつもなく大きい。感動や歓びを与えてくれるのが「人」だからだ。年齢や性別など関係ない。昨日、スイスから沖縄に観光に来ていた大富豪の方の送別会があった。ご縁があって参加させて頂いた。彼が、沖縄に来て一番感動したことは、「沖縄の人々との出会いと交流」と語っていた。遠いスイスから始めて訪れた沖縄での感動は「人との出会い」であった。別れを惜しむ会はあっというまの時間だった。彼から、スイスに所有する幾つかのホテルや自宅への招待を頂いた。再会のために近い将来スイスへの旅を企画しようと思う。沖縄観光への勢いを作るのは「人」感動を生み出すのは「人」全て「人」から生まれる。韓国の素晴らしいゲストを沖縄に招きたいと考えている。その出会いも一瞬だった。歴史は、一瞬の出会いで作られる。


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